しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

大紀州材まつり

2015-10-27 08:30:00 | 仕事のはなし
土曜日は一年のうちで最大級のの材木の競りに行きました。

元々、この丸宇木材市売(株)本社が車で5分という近い場所に在り

材木のいろはを教えてくれた木材市場でもある。

本社移転に伴い開催場所が江戸川→北浜(埼玉)→大栄浜(千葉)に変わったが

材木屋の仕事を始めて20年以上通っている同窓会みたいなもの。



時代が変わり、この日出品された目玉製品は欲しいとも思わないけど

自分が材木屋で在り続ける為にもこの空気の中に身を置いているのです。



欅だと思ったが杉の一枚物の板だったかな?53万円で落札。

ふ~んって感想しかないけどね。


この日楽しみにしてたのがお昼ご飯を食べながら行われる記念式典の中での

買方組合会長(材木屋の代表)平出氏の挨拶です。

御歳90歳近いのにとても元気が良く、耳の痛い言葉の連発です(笑)

でも頷く事ばかりだ。

材木屋が国産材の良さをアピールしないでどうする?

売れないのではなく売ろうとする努力が足りないのである!

在庫を抱えろ!おのずと売ろうという気持ちが湧いてくる。

参加者は皆、下を向いてしまうほどの迫力ある名スピーチだった(笑)


それでも何も買う物が無くて…

同業者が連れて来た娘のさっちゃん(4歳)とのおしゃべりを楽しむ♪

子供って思っている事をストレートに伝えるスペシャリストでもあるし

常識に縛られて固くなった頭をほぐしてくれた気がします。


まぁ、そんな感じの1日でした。

えっ?どんな感じ?

だから~、そんな感じ♪
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6 コメント

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Unknown (ケンスケ)
2015-10-27 08:50:51
木材という特殊な世界の事は何も知りませんが
古来より日本文化の船大工や神社仏閣の特殊な建造物にも昔の大工は色々な木材を使い分けて木の性質を知り今に受け継がれて・・かな?
この木材文化を守らなければいけないのですよね
もし宝くじが当たって家を建てる時は木材の事を教えて下さいね
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ケンスケさんへ (しゃちくん)
2015-10-27 09:21:09
早々のコメント、ありがとうございます。

材木屋の知識が必要とされない時代です。

安ければ外材が主流になってしまうし。。。

国産材を流通させる事は森林の健全な育成には欠かせない産業なのです。

戦後、人が手を加えた植林地は放置すると再生が困難な荒れ地になります。
豊かな水を産む森を活性化するためにも材木屋の仕事は大切な存在なんですけどねぇ~(-_-;)
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さすがに (koumama)
2015-10-27 17:02:06
杉の木の一枚板。。お高いのですねえ。
木材祭。。うちの深川の木場の方でもやっているのかなぁ?
うちの義理の父が 能面師なのですが
能面をほるのに 木から彫るんだけどぷらっといつも
木を見に出かけちゃうんですよ。
こんな場所にいたら
いつまでも眺めていると思います。
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koumamaさんへ (しゃちくん)
2015-10-27 18:26:03
うちの父も深川で材木屋としての修行をしてました。
背広は富岡被服で仕立ててもらってましたよ。

現在の新木場の中は木場~深川の材木屋がそっくり隣組も同じように移転しているので、材木の競りなんかも市場でしか行われません。

その新木場も異業種が入り込んで材木屋はどんどんと近隣の県に移転してます。

希少価値のある天然の木材は一般の材木屋よりも銘木専門に扱う業者によって買われていきますね。

我々は住宅に使用する柱等の構造材が欲しいのですが、製材所は高く売れる銘木ばかり出品するのでズレが生じておりますけど…
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私も行きました (鵜方湖)
2015-10-28 08:36:02
 大紀州材祭り、私も行きました。欲しいものが全く買えず何しに行ったのやら・・・
 小売屋さんより問屋さんが必死に購入しているのが目につく記念市ですね。古き好き伝統的木造住宅を建築するのに必要な木材製品が多かったですが、今の若い世代向けの製品が少ないのはやはり、消費者のニーズが変わっているのに対応できていないのかなと感じました。
 社長の挨拶で「もっと木材を使うように提案しましょう」とありましたが、木材を使いたい人はとても増えている気がします。施工側が面倒くさがっていつという印象です。
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鵜方湖さんへ (しゃちくん)
2015-10-28 09:10:17
いつの間にか「紀州材展」に名称も変わりましたね。

それでは記念市と変わらなくなってしまいますよね?
丸宇にとっては「四市場合同セリまつり」と「大紀州材まつり」の2本のイベントで業界のけん引役として、方向性を示して欲しかったです。

この日、浦安の中央でも勉強会を開催していて、私も名ばかりですが買い方組合副理事長としてここへ来るのをためらってましたが、浦安から問屋さんが大勢こちらに来ているのを見て安心しました(笑)
企画推進室と浜問屋のズレがありますよね。。。

丸宇に出品してた荷主さんもすっかり若返っておりましたが、先代と同じことをしてたらダメになるっていう危機感が伝わって来ません!

90歳近い平出翁の言葉が一番、この業界の悩みを真正面から捉えているように思いました。
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