各地で人里に現れた熊に寄る被害が相次ぎ
その後見つかった熊は射殺されると言う結末に怒りを感じる人も増えている。
人里に現れた熊が悪いのか熊の生息域の環境を破壊した人が悪いのか?
「熊が可哀想!」と言う意見と「人の生活を脅かしたので当然だ!」
双方の意見がぶつかり合っている。
山に熊の食糧が無いから人里までやって来るらしいけど
根本的な解決策を考えずに熊を駆除しては反発を招くのは当然でしょう。
あるブログで指摘したように人里と山の中間にある里山の木を伐採して
ソーラーパネルを設置する太陽光発電も原因では?とのこと。
材木屋だった私が以前に書いたことだけど流通する構造用集成柱がルーマニア産だった。
これは自動車をはじめとした工業製品を買ってもらった見返りに輸入してるのでしょう。
貿易立国ゆえの仕方ないことかもしれません。
当然、国産材は余り価格も下落して戦後に植林された杉の木は伐られずに放置されます。
花粉症の原因になるスギ花粉を放出するのもそれらの植林木。
木造住宅に使用される柱も集成柱でないと確認申請が許可されません。
話しが大きく逸れてしまったので戻します。
熊が出没して駆除した地方の役場に抗議の電話が相次ぎ業務に支障が出ているとか。
抗議の電話の多くは「熊を殺さないで!」というもの。
それに対して識者や専門家の意見が的外れな物ばかりです。
登山家の野口健氏も感情的になるなら環境保護活動に関わろうと言うが
最終的な答えは人里に現れた熊は殺すしかないと思っているのだろう。
人に危害を加える動物は殺処分が当然なのでしょうか?
発情期になると毎夜、猫の鳴き声がうるさくて安眠妨害だと
住民の生活に迷惑だからと保健所が捕獲して殺処分するのが当たり前でした。
保健所や動物愛護センターの職員の多くが仕事内容に疑問を持つのも無理はないでしょう。
動物が好きで獣医師免許を取得したのに犬猫の処刑が仕事だったら誰だって頭がおかしくなります。
人里に現れた熊を殺さないで済む方法が見つかるまでは解決しない問題だと思います。