しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

野宿のすすめ?

2009-04-27 21:50:09 | 日記
 以前テレビで観たのですが、都内に住む女性が趣味が野宿で同人誌まで作っている。家の近所の公園に寝袋を持って朝を迎えてみたらすごく新鮮でスリルもあってやみつきになったそう。次第に仲間も増えて寝袋を持った若者が待ち合わせ場所に集合しては、意外な場所に寝袋を広げて自己紹介。この時代らしいなと思ったのは
朝になるとそれぞれがバラバラに帰って行くようすである。

 あえてコメントはしないで本文にまいりましょうかね。

 日本一周をした時は基本は野宿でした。北海道だけは旅人にとって天国で、国設野営場なんて無料が多くてロケーションは抜群、露天風呂もあったりしてテントを張って何泊もする。大きな荷物はテントの中に入れて、久しぶりに身軽になったバイクであっちこっちと走りまわる。こんな時はバイクもとても喜んでいるみたいに感じる。他にもライダーズハウス、ツーリングトレイン、宗谷岬のバス、貧乏旅行の若者を惹き付ける要素がたくさんある。北海道から本州に戻り日本海沿いに南下をすると寝場所探しに毎日悩んでしまうのは、北海道が快適でそれに慣れたせいであって、これが旅の当たり前の部分であった。
 テント1張り¥2,500なんて看板を見るとサウナに行ける金額じゃん!宿代はかけずにビール代にまわせ、が信条なだけにただで泊まる事だけを考える。最も多かった宿は駅である。無人駅は最高でトイレと水道があれば立派な宿となり、ベンチに寝袋をひろげればベットが出来上がる。終電が過ぎればお休みタイム、始発の前に起きたいところだが電車の音や乗客の方に気付いて起きる方がほとんど、みかんをもらったりもした。今でもツーリングの休憩場所として駅の待合室をよく利用しています。(ただ便所の水道でご飯を炊いてた事は秘密にしてます)

 駅の待合室では終電までじっと我慢で、高校生や旦那を迎えに来る家族が話かけてくる時はちょっと期待しちゃいます!すがるような、甘えるような顔はけっして見せてはダメ!さわやかな笑顔で「旅?楽しんでますよ。まぁ良いことばかりじゃないですが」、「うちに泊まりに来ないか」、「宿代浮かして酒代にしてますから」、「こんな貧乏くさい旅人から宿代はもらえないよ!酒飲めるんだっけな」あとは荷物を積んで車のうしろについてゆく。旅慣れてきた自分は計算ずくでこんな会話をするようになっていて、それを見破る人もいたりで世の中甘くないなと痛感します。贅沢な悩みとしては連日泊めてくれる人が現れてはサービス精神からおもしろおかしく話をしては疲れてしまう。そんな時は人里離れた場所で、だれにも気を使わずゆっくり眠る、の予定は夜になるとあまりに寂しい場所すぎて、まわりに人がまったくいない岬の先端などは昼間の景色の良さに比べ、夜は気味が悪くなってテントの外に何かいる!野犬が残飯を漁っているのか?もうだめだ、がまんできない!と急ぎ荷物をバイクに括りつけて人里の中にある無人駅で一泊するのである。          続く
コメント
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