日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

県庁要請

2008-01-31 | ひと

茨城農民連として、
県庁の農政担当および税務担当との
要請・懇談に参加してきました。
写真、
中央は大内久美子茨城県議。
手前左は、何を睨むかN41さん

今回の要請・交渉は、一つには、新聞でも“生産調整の目標を達成するよう「あらゆる努力を講じる」などとする合意書に調印した”などと報じられているように、今年、水田転作の強権的な押し付けがすすめられかねない情勢を受けたものです。

もう一つが「免税軽油」の取り扱いです。
各地県税事務所での窓口対応が昨年から変わっているようなのです。もし税務当局が、税収を上げるために、あえてハードルを高くしようとしているのだとすれば、とんでもないことです。
そもそも道路特定財源という目的税である「軽油引取税」は、道路を走らない農作業機械など特定の用途については課税を免除することが法令で定められています。
ところが、その制度を多くの農家が知らない、もしくは知っていても手続きが面倒なために免税申請をしないという実態があります。
これを納税者の立場に立って改善するのでなく、納めなくてもいい税金でもおとなしく取れるうちは集めてしまえという制度運用がなされているわけです。
この異常を、いっそう強めようというのかぁ!?

それと「窓口の担当者が、いかにも自分の腹ひとつで減税してやっているかのような態度を示したり、減免額を恣意的に削減するような行為がある」と参加者からの発言。
この点については、「もしあるとすれば言語同断です」と県の担当者も断言していました。わかったかい > 当該窓口さん。

「農家からムリして税金を搾り取るのではなく、農家を応援し経営を好転させて、堂々と税金を納めてもらうほうが、行政にとっても、もちろん農家にとってもいいことなんじゃないですか」
とは、茨城農民連のM書記長。

またコメの減反をめぐっては、県側から「今年度の国の補正予算で組まれた500億円の米対策費は1回限りで、向こう5年間に向けての踏切り予算ともいうべきもの」との説明もありました。
参加者からの「昨年の参院選で与党が負けたから支出されることになった予算ではないか」との声には、県の担当者も「そのとおり」だと応じました。
だったら、予想される衆院選で自民・公明を思いっきり減らすことが、日本農業を再生する第一歩じゃん。って、民主党を伸ばしても大連立なんてのではシャレにならんけど・・・さしずめ今なら冷凍餃子だな。(選ぶのは自己責任)

 


いつまでも(以下略)

2008-01-29 | 考える

先週号の「たまご新聞」です。
新聞記事の切り抜きが紙面の大半だけど、
すき間に書いた本文だけ転載しておきます。

 先々週、ある人に紹介されたと連絡があり、無農薬の水田稲作について教わりたいと来客がありました。Tさん、48才。オーストラリアで写真事務所を経営し、20年以上も暮らしてきて、現在いわき市の実家に一時帰国しているとのこと。
 幸いというべきか、天気予報どおり雨降りだったこともあって、ゆっくり時間がとれたのですが、それにしても気づいてみれば、7時間も話をしたり聞いたりしていました。
 なんと、Tさん。オーストリアに水田農業を伝え広めて、世界を救うのだという壮大な志を披瀝してくれました。語らいの中身については、次号以降に紹介したいと思いますが、たまたまの出会いが、水田農業の世界的な価値と、「水」を生かし守ってきた農村社会の営々たる取り組み、そして簡単には引き継げない技術の蓄積といったものを改めて見直す機会ともなりました。
 と、そんな今日この頃、転載した2つの新聞記事が目に止まりました。どちらも「朝日」の紙面からです。
 かたや、うつ病を克服したという「ひと」欄です。喜ばしい記事として読めばいいのでしょうが、線を引いた「脚本が書けなければ、私の田舎で農業をすればいい」という部分が引っかかってしまいます。
 セリフを言ったパートナーさんも、それを記事にした記者さんも、もちろん悪気はないし、それどころか敬意を表していると言うかもしれません。だとしても、あえてツッコミを入れたい。農業を軽視しすぎてるんじゃないのか、と。
 農業というのは、いつでも田舎に、まるで空気のように存在しているものなどでは決してありません。水田も農業も経験ゼロだという先のTさんが、米づくりについて説明する私の一言ひとことをメモしていた姿が浮かびます。
 もう一つの転載記事は、読者投書欄から。少しでも田んぼをやっている方は、同感と膝を打つ部分も多いのではないでしょうか。まさに農業の現実です。

 


光る造形

2008-01-28 | 定点観測

国道6号、平潟港の入口。毎週何度も通る交差点です。
青い歩道橋の光の造形に「おっ」とカメラを向けました。
って、説明しないといけないんだから情けない(^^;
というわけで、
この写真はまるで大したことないんだけど、
とにかく日ごろ見慣れている景色なのに、
別な表情を見せてくれる瞬間ってのがあって、
気づいたときのわくわく感みたいなものを
撮しとめるのも写真の醍醐味なんだけど。(なかなかなぁ・・・)

 


時間計測の謎

2008-01-26 | 考える

1回あいたけど、空港シリーズの最終回です(^^;

すでに報告したように、
福島空港までは1時間半で行けました。

で、きょう紹介する図は、
いま建設中の「茨城空港」のサイトから。
これによると、
うちは空港までは3時間圏域だそうです。

すでに報告したように、
福島空港まで1時間半で行けました。

細かく見てみると、たとえば
福島県南端の矢祭町や塙町は1時間圏域。
ところが、そこに隣接している
茨城県北部は、いきなりの3時間圏域。
県境を越えるだけで2時間!ってかぁ?

すでに報告したように、
福島空港まで1時間半で行けました。

どれほど定期便が就航するのか見通しの暗い
「茨城空港」というムダづかいのために、
もしくは、
米軍機の飛行訓練も実施されることになった
自衛隊の百里基地に滑走路を増設するのに
軍事費でなく県民の税金を注ぎ込むために、
都合のいい数値が偽装!されているのです。

といわけで、愚直な県民である私としては、
お上の示している数値に敬意を表するために、
わざわざ3時間以上もかけて帰宅したのです。

すでに報告したように、
福島空港まで1時間半で行けました。

といわけで、
コメント欄で投げかけられたらしい
「糸の切れた凧」とか「極楽トンボ」とか
いう物言いは、私よりは、
茨城県政にこそふさわしいのでは。(きっぱり)

あ、
3年半くらい前に書いたこちら、および
さらにそのまた3年半前にかいたこちら
なども、よろしけば参照くださいませ。


 


「たっぺ」

2008-01-23 | Weblog

きのうのコメント欄が盛り上がってしまったので、
レスに代えて、雪道の写真をもう一枚。(悪のり)
あんな立派な「林道」を造成した財源に思いを
馳せつつ、らしい山道にも分け入ってみました。
轍の部分は、再凍結したのか、かちかちの氷。
もし対向車が来たら面倒だなぁと心配しながら、
ローギヤでそろそろと走った下り坂です。(怖2)
ちなみに、
アイスバーンを「たっぺ」と言う人がいるんだけど、
東北地方の方言なのか、茨城弁なのか・・・。(不明)

 


雪道走行

2008-01-22 | 北海道から

母ちゃんの2年ぶりの里帰りにつきあいました。
といっても、
残念ながら北海道まで飛んだわけではなくて、
福島空港まで車で送っていっただけですが。
この時期限定で、
札幌までの1万円という「超割」があって、
2ヶ月前に予約を取ることができたようです。

うちから空港までは車を飛ばせば1時間半くらい。
(という距離の話題について後ほど別記事を予定。)

同じ道を走ってきてももったいないので、
帰路は、山の中を選んで、くねくねと遠回り、
不慣れな雪道走行の緊張感を楽しみました。
カーナビはもちろん、地図もなかったので、
道路標識と太陽の位置くらいが頼りです。
というわけで、写真は、
北海道ではなく福島県の古殿町あたりの「林道」!?。
「10%」という表示があった下り坂です。(怖)

いつものことだけど、
母ちゃんからは、私が帰宅するより前に、
旭川に着いたと連絡が入りました(^^;

 


「たまご新聞」500号

2008-01-21 | 野良から

「たまご新聞」の第500号を発行しました。

 上記のとおり、とにもかくにも今週で「たまご新聞」は500号を数えます。
 前々号にちょっと書きましたが、23年前、東京でのサラリーマン生活に終止符を打ち、父ちゃんの故郷にUターンして「百姓」をめざしました。北海道出身の母ちゃんにとってはJターンです。
 いまは家の解体というと、ユンボなど重機でバリバリと壊してしまいます。が、かつては板1枚、柱1本をていねいにばらしていました。そうした現場に一升酒を抱えていき、もらってきた廃材を利用して鶏舎を建てたりしました。
 ヒヨコを入れて育てて、最初の玉子が産まれたのは、長女がヨチヨチ歩きを始めたころでした。もちろん、売り先に当てがあったわけではありません。
 さっそく右の写真のように、手作りのチラシと見本の玉子を配ってまわったのでした。
 その最初の頃からのお客様が何軒も続いています。ありがたく嬉しいことです。
 20年以上の歳月は、小さかった子がそれぞれに成長し、家を離れ、自立するのに十分な時間です。家族が減り、食材も量も変わります。配達個数が減ったり、配達を辞めたりのケースも出てきています。
 この年明けに、ある長年のお客様の同じ職場の方が、こんな話を伝えてくれました。
 「R子さんたらね、康子さんには来てほしいけど、玉子はだぶついて。でも、なかなか言えないんだって」
 あらあらR子さん、ありがとうございます。でも大丈夫です。おかげさまで、自然卵を待ってくれているお客さんは、他にもいらっしゃいます。あ、ご迷惑でなければ、お便りだけは配らせていただきます。仕事のお手すきのときには、たまにはお話も聞かせてくださいね。
 なんだか、勝手にしみじみしちゃいました。これからもよろしくお願いいたします。
かつては不定期刊、ここしばらくは週刊です。
って、
ほぼ「野菜だより」からの改ざん流用だけど(^^;

あ、紙面の右上に添えた写真は、
9年前の長男です。(左右反転して割付)

 


株情報

2008-01-19 | 考える

つい先日(1月9日)のNHKテレビの画面です。
沖縄からグァムに移転する米軍のために、
1戸7000~8000万円もの住宅を日本の税金で
建ててやるということが特集されていました。
でも、たとえば、
こちらの記事は、もう2年も前のものです。
って、
まぁこの時間差は極端すぎる例だけど、
NHKの情報力で株取引をやったら、
ずいぶん儲かっちゃいそうだよねぇ。

あ~ぁ、一生懸命に働いている職員だって
少しはいるはずだろうとは思いたいけどね。

あのね、
各自が持ち場で熱心なだけでは足りないんだ。

ここへきて製紙業界が大騒ぎしてるけど、
「エコ」のホンネってこんなもんかい!?
って、
そんな嘲りは別の機会にゆずるとして、

偽装問題で傾いたり潰れたりした会社だって、
きっと社員一人ひとりは真面目だったはず。
飛躍するけど、
目先の利潤追求が基本である「資本」のためにも、
御用組合でない本当の労働組合の存在意義って
のが改めて見直されるべきなんじゃないかなぁ。
って、
そんな話題も別の機会にゆずるとして、

「皆さまのNHK」の不祥事で思い出すこと・・・
このとき以来、ずっと待ってるんだけど、
NHKでは受信料を請求してくれません。
こちらへの回答とともに、おいでくださいな。