日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

「たまご新聞」500号

2008-01-21 | 野良から

「たまご新聞」の第500号を発行しました。

 上記のとおり、とにもかくにも今週で「たまご新聞」は500号を数えます。
 前々号にちょっと書きましたが、23年前、東京でのサラリーマン生活に終止符を打ち、父ちゃんの故郷にUターンして「百姓」をめざしました。北海道出身の母ちゃんにとってはJターンです。
 いまは家の解体というと、ユンボなど重機でバリバリと壊してしまいます。が、かつては板1枚、柱1本をていねいにばらしていました。そうした現場に一升酒を抱えていき、もらってきた廃材を利用して鶏舎を建てたりしました。
 ヒヨコを入れて育てて、最初の玉子が産まれたのは、長女がヨチヨチ歩きを始めたころでした。もちろん、売り先に当てがあったわけではありません。
 さっそく右の写真のように、手作りのチラシと見本の玉子を配ってまわったのでした。
 その最初の頃からのお客様が何軒も続いています。ありがたく嬉しいことです。
 20年以上の歳月は、小さかった子がそれぞれに成長し、家を離れ、自立するのに十分な時間です。家族が減り、食材も量も変わります。配達個数が減ったり、配達を辞めたりのケースも出てきています。
 この年明けに、ある長年のお客様の同じ職場の方が、こんな話を伝えてくれました。
 「R子さんたらね、康子さんには来てほしいけど、玉子はだぶついて。でも、なかなか言えないんだって」
 あらあらR子さん、ありがとうございます。でも大丈夫です。おかげさまで、自然卵を待ってくれているお客さんは、他にもいらっしゃいます。あ、ご迷惑でなければ、お便りだけは配らせていただきます。仕事のお手すきのときには、たまにはお話も聞かせてくださいね。
 なんだか、勝手にしみじみしちゃいました。これからもよろしくお願いいたします。
かつては不定期刊、ここしばらくは週刊です。
って、
ほぼ「野菜だより」からの改ざん流用だけど(^^;

あ、紙面の右上に添えた写真は、
9年前の長男です。(左右反転して割付)