日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

さぁ折り返し

2006-01-30 | 野良から
 No.2083

昨年11月の「たまご新聞」に、こんな記事 もしくはこちらを書きました。それが具体化し、先週の月曜から2週間の予定で、一人の実習生が来てくれています。
U子ちゃん。茨城県立水戸高等養護学校の2年生です。
ふだんは水戸市にある学校の寄宿舎で暮らしているそうですが、すずき産地での実習には北茨城市内の自宅から自転車で通っています。片道10分くらいでしょうか。
毎日の作業は、朝9時から午後4時まで。鶏にエサをやったり、玉子を採集したり、先日は配達にも一緒に行きました。
写真で奥のほう、鶏舎の扉を開けて見守る姿があります。きょうはちょうど折り返し点ということで、学校から先生が様子を見にきてくれたのです。


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炭坑の記憶

2006-01-28 | 定点観測
 No.2081

先週の土曜(21日)に撮った写真で、市の社会福祉協議会が開いた集いの一こま。「映像で振り返る北茨城」という企画です。(こちらに参考記事
壇上で市民ゲストの1人として元炭鉱労働者のNさんは、「かつて発破で前歯3本を失ったためにお聞き苦しいかと思います」と前置きしつつ、さまざまな写真に寄せる思いを話してくれていました。が、炭坑閉山を伝える30数年前の新聞紙面が映し出されたとたん、「涙が出て、声が出ません」と言葉をつまらせてしまいました。

と、
そんな一端を紹介する気になった、次のような経緯。

5年近く前の「NOCUSる」No850No849で貼り付けた写真は、さらにその10年ほど前に撮ったものでした。
それを見てくれたらしい神奈川のKさんという方から、次のようなメールをいただきました。

神奈川に住む、K(38歳)と申します。炭鉱、長屋、茨城で辿り着きました。
そこで突然で申し訳ありませんが、WP内の 日刊「*NOCUS*る」2001年5月末日分の写真について教えて頂きたい事があります。
重内炭鉱の長屋には、祖父母(亡くなっています)、母(いわき市に健在)が一時期住んでいたようですし、私自身も何度か遊びに行って宿泊した記憶があります。
北茨城からいわき市にかけての炭鉱長屋の写真もカラー写真が少ない(探せないだけ?)ようなので、可能であれば写真か撮影した場所(可能であれば具体的に)を教えていただければ幸いです。
以上、乱文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

たしかに刻まれてきた炭坑の歴史。これ以上は風化させることなく、人の記憶や産業遺跡を残し、去っていた人たちの思いをも受け止められる施策。それは、ふるさと北茨城の人や行政や、そして誰よりも、今につながる大もうけをした炭坑資本がやるべき仕事だと思うぞぉ。

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夜の雪道

2006-01-24 | 自然
 No.2080

高遠さんの講演の内容とはまるで関係のない話題だけど、
会場まで往路は高速道を利用しました。世の中に、行くときと同じ道を帰るんじゃ面白くないって人は少なくありません。あ、少しはいるはずです。え~と、いますよね(^^;
というわけで、山越えの道を選んで帰ってきました。真っ暗な中での雪道でした。
写真は22日の夜で、さらに昨夜は、福島空港まで往復のアッシー君で、やはり途中は雪道。2日連続での不慣れな雪道の運転は、さすがにくたびれたなぁ。

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イラクから

2006-01-22 | 考える
 No.2078

「命に国境はない」と題して講演する高遠菜穂子さんです。
「報道の見えない壁」の向こう側で重ねられている米軍の非道。いっぽうで民衆と世界が発揮している人間の強さと温かさ。衝撃的な映像も示しながらの報告でした。
笠間市は「九条の会かさま」の設立総会での記念講演。会場を埋めた約500名の中には若い人の姿もたくさん見ることができました。

会場をシーンとさせ、また熱くさせた高遠さん。講演の冒頭で、写真を撮るフラッシュの光に固まってしまう場面もありました。日本の政治家やマスコミの恥知らずなバッシングによる傷の深さを垣間見たような気がしました。
あの人質事件の後、高遠さんは、イラクでの状況悪化を伝え聞くごとに体調が悪くなっていって、その姿を見て、お母さんが、あなたはイラクとの関わりつづけるべきたと背中を押してくれた。そんな経緯もあったそうです。そうして、その傷をのりこえて、これまで全国で200回ほどの講演を重ね、イラク帰りの米兵の話を聞き、もちろんイラク支援の活動を展開してきている、と。

余談。
同会場で、NOCUSを見てくれているKさんと会いました。「センター試験は2日間あるんですよ」と突っ込まれてしまいました(^^;
そのバカ息子。きょう試験2日目も自転車で往復しましたが、帰宅していわく、「きょうは鉛筆を忘れちゃって、友達から借りたよ」だと。
そんな青春を、これからもずっと送らせてやりたい。人殺しなんてさせたくない。憲法九条を守りたい。

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入試当日

2006-01-21 | 暮らし
 No.2077

No2072で、バカ息子の自転車通学について紹介しました。
学校までの毎日の通学距離は片道25kmくらいです。
その他、たとえば夏の高校野球の県内予選。会場は50kmほど離れていますが、その応援にも自転車で行ったみたい。
あるいは校内マラソン大会。「競技場までは44kmで、マラソンが11km、帰りの44kmと合わせて99kmだよ」とか。
さて、写真。
きょうは大学入試のための共通一次テストでした。いまはセンター試験とかいうそうだけど、その会場までの距離は30kmちかく。もちろん足は自転車と決めていたようです。
けさ起きてみたら、雪が降り出していて、「よりにもよって」と親子で笑ってしまいました。
それでも結局、自転車で出かけ、1時間半かけて無事に着いて、試験も受けられたようです。帰りももちろん自転車で、夜10時前に帰宅しました。
とりあえず試験も終わって途中でマンガの立ち読みでもしてゆっくり帰ってきたんだろうと思ってたんだけど、試験は2日間で、あしたも続くということを先ほど知ったノー天気な父親は私です(^^;
あ、入試といえば、
小学校後半を不登校でとおした次女も、隣市の中学校に3年間、ほとんど休むことなく越境通学し、きょうは腕試しの私立高校の入試でした。「数学ができなかったぁ」とか言いながらも無事に終了したようです。

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食い残し

2006-01-15 | 野良から
 No.2074

「育雛器」のおかけで管理が楽になったと油断しました。
ふと見つけたのは、ヒヨコの手羽先でした。
たぶん格子の隙間から、猫に襲われたのだと思います。
あわてて数えてみたら5羽くらい少なくなっていました。
油断反省・楽観自戒…
きのう紹介したヒヨコのリンクですが、見落としもたくさんあったようで、再整理しました。 → こちら
それにしても、失敗の話のほうが多くて…(^^;

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育すう器

2006-01-14 | 野良から
 No.2073

漢字で書くと「育雛器」です。いわき市で自然卵養鶏に取り組んでいる仲間の1人からゆずってもらいました。
物音でおよびZZZ…の写真は、ここで撮ったものです。

というわけで、(私信です)ただちに利用させていただきました。後ほど代金をお支払いいたします(^^ >阿部さん

これまで、さまざま育雛のくふうを重ねてきました。ほんの一部にすぎませんが、下記やこちらにまとめてみました。
で、そうしたやり方のどれよりも楽な形で育雛ができています。(つづく)
 

 ・たちまち
 ・屋外で飼育
 ・野生その4
 ・ネズミ対策
 ・餌付け
 ・黒い床
 ・大騒ぎ
 ・折り重なって
 ・のびのび
 ・クルッ!
 ・4週齢床
 ・バケツのの穴
 ・2週齢
 ・育雛箱
 ・ミラミニドーム
 ・宅配便
 ・養鶏講座

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前借り?

2006-01-13 | 暮らし
 No.2072

高校3年になる、うちのバカ息子。いわゆる一つの受験生ってやつのはずですが、あいかわらず片道1時間半かけての自転車通学をつづけています。
で、
「卒業までやりとおしたら自転車ロードレーサーをやるぞ」とそそのかしてくれる先生がいることを聞いたのは、1年生のころだったか2年生のころだったか・・・。その期限満了まで残り2ヶ月ほどというところで、前倒しで約束が果たされたそうです。
なんでも、
あまりに遅刻が多いのを見かねて、少しでも速度の上がる自転車を与えればということらしい。「これって前借りっていうんだよね」とか言いつつ、バカ息子のほうはワクワクうれしそうです。そして「片道が1時間に短縮されたよ」だと。
お会いしたことはありませんが先生、粋なはからい。ありがとうございます。

よくやるわい → brogランキング

さきほど、
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津軽弁

2006-01-12 | 神没鬼出
 No.2071

仕事そっちのけで今夜は30分ほどですがテレビを見てました。
番組表には「知るを楽しむ~私の母国語は津軽弁」とあります。
木曜日の夜10時25分からNHKで、きょうから4週連続だそうです。

という話と関係があるのが、とある有名人が送ってくれた葉書です。
届いたのは昨年の秋で、そのときに自慢しようと思ったのに忘れてました。
きょうになって思い出したきっかけが、冒頭のテレビ番組というわけ。

昨年の夏、日本母親大会のステージのそでで軽く会釈をしただけで、「おろーぉ」と挨拶しなかった(文字通りの楽屋落ちだけど詳しくは「にぎやかなひとりごと」あたりをご参聴くださいませ)迂闊を悔いるメールをこちらに送って、上のような葉書をもらったのでした。
子どもたちも「すげぇ」とか驚いてくれましたっけ。
2年越しになっちゃったけど、ありがとうございました。

伊奈かっぺいさんの味わい深い絵と字と独創と、そしてマメさに脱帽 → brogランキング