隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0289.花ホテル

2002年10月15日 | トラベルロマン
花ホテル
読了日 2002/10/15
著 者 平岩弓枝
出版社 新潮社
形 態 文庫
ページ数 334
発行日 1986/03/25
ISBN 4-10-124105-8

 

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二度目の国際結婚に終止符を打ち、コートダジュールのリゾートホテル〈花ホテル〉の経営に人生の再出発を賭ける朝比奈杏子を主人公とした連作短編。

 

知人の紹介でやってきたマネージャー候補は、杏子の意に反して佐々木三樹と言う男性だった。ササキ・ミキと聞いたので、てっきり女性だと思い込んでいたのだ。「無給でも良いからとにかく三ヶ月間使ってくれ」と言う佐々木に、仕方なくうなずいた杏子だったが、彼は優秀なマネージャーだった。(女主人)

 

こうして、ともに働くことになった二人の前に、ホテルを訪れる客たちの様々な人間模様が展開される。溢れるような陽光の下、南フランス・コートダジュールの小さな町、エズの洒落たホテルを舞台に次々と起こる問題に対処する杏子と佐々木。

 

収録作:女主人、招待客、求婚客、新婚客、夫婦客、父娘客、女客、男客、子連れ客、危険な客の10篇。

 


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