水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2016年3月11日発行/北海道漁協系統通信6148号

2016-03-14 21:27:16 | 系統通信

平成27年度全道漁協トップセミナー
ベストセラー「里山資本主義」の藻谷浩介氏が講演
全道の160名超の浜の指導者が集い人口減少問題を学ぶ

第49 回水産報徳全道大会
豊頃町を開拓した二宮尊徳の孫・尊親の足跡を学ぶ
「芋こじ」「心田開発」など報徳思想による農業振興、村づくり

日本海沿岸ニシン漁獲(2月末日現在)
1,900トンを突破、3年ぶり2千トン台確実

道南・日本海沿岸スケソウの漁獲状況(2月末現在)
渡島、胆振の刺し網は2万7千トンで終漁、低調な操業
日高6千トンと好調でTAC84%消化、後志も1千トン超

サケ・マス流し網禁止に伴う代替漁法
ロシア国内で資源利用をめぐる対立も

17日(木) ロイトン札幌で荷受・荷主取引懇談会
今年はJF全漁連の岸宏会長が「活力ある漁村の復活」講演 


道漁連の平成28年度定期人事異動(4月1日付) 部長・支店長を含め63名が昇進

2016-03-13 23:03:46 | ニュース

 道漁連は11日、平成28年度定期人事異動(4月1日付)を内示した。今回の発令は128名で、昇進者は63名だった。部長・支店長クラスの異動は次の通り(カッコ内現職)。

▷参事(参事 関連会社統括室長事務取扱)菊池元宏、会計主任(会計主任 管理部長事務取扱)田中芳宣、参事(参事 漁政部長事務取扱)斎藤規維

▷関連会社統括室長(室蘭支店長)南満明、管理部長(小樽支店長)関一博、共販部長(品質管理部長)加瀬隆、品質管理部長(品質管理部次長)山田芳孝、営業第二部鮮魚センター専任部長(留萌支店長)荒谷竜一、漁政部長(共販部長)藤森英樹

▷小樽支店長(漁政部次長)田中誠一郎、室蘭支店長(購買部次長)折戸俊文、根室支店長(稚内支店長)大潟歩、稚内支店長(稚内支店次長)山谷英生、留萌支店長(営業第二部鮮魚センター次長)大滝豊志、東京支店営業第二部長(東京支店営業第一・第二部長)中村尚広、東京支店第一営業部長(札幌支店長)末国修司、札幌支店長(函館支店次長)菊谷茂樹、総務企画部付・ぎょれん北光出向・部長待遇(根室支店長)谷口雅亮、同ぎょれん北光出向・部長待遇(営業企画部次長)葛西恭久


月刊『水産北海道』3月号が出ました。 新しい年度へのステップ、まず日本海ニシン豊漁

2016-03-13 21:42:19 | 月刊水産北海道

 2015年度が終わり、2016年度が始まる切替の時期が来ました。決算の準備とか人事異動の内示とか、組織の人たちは慌ただしく落ち着かない時期とも言えます。

 北海道漁業は、100万トン・3000億円という生産低迷・魚価高の状況から今年は抜け出せるか?ともに気になります。オホーツク海は遅い流氷が接岸し、3月の毛ガニ漁が始まるまでお休みです。太平洋はスケソウ漁が思わしくない形で終漁しました。そして日本海沿岸のニシンが1月中旬からスタート、荒天や時化に操業が左右される冬場の漁ですが、今年は卓越発生の7年魚(2009年生まれ)などの高齢魚と4年魚(2012年生まれ)などの若齢魚がうまく混ざって来遊して、2月末で1900トンを超える豊漁となりました。漁期は3月末まであるので、2000トンを超えるのは確実で、2013年から3年ぶりに大台突破となる見込みです。ニシン刺し網漁が盛んで、最も再生産にも気を配っている石狩湾漁協の厚田本所が700トン以上の漁獲がまとまりました。

 

「感動ありがとう!マリンバンク全道推進委員大会」

落部漁協の新しい市場が竣工、荷受システム導入

 

 幸先のよい春告魚=ニシンの好漁で始まった北海道の漁業。年度を通しての豊漁を期待したいものです。

 3月号では水産庁が進めている太平洋クロマグロへのTAC導入や道南地方における漁協が経営する市場や事務所などの新設、好調な水産物輸出や噴火湾ホタテの動向などの話題を取り上げました。

 道南噴火湾のホタテ産地、八雲町・落部漁協の新しい地方卸売市場が竣工し、全道初の荷受け状況を即時表示する日本事務器の市場荷受システムが導入されました。鮮魚の上場状況をディスプレイにリアルタイムに表示するIT化だけでなく、荷捌き場が一望できる見学スペースなど周辺漁協も注目の情報開示の機能強化が刺激となりそうです。

 

 何より総勢600名が集まったマリンバンク推進委員全道大会の模様が特集されています。元人気力士で大相撲解説者の舞の海秀平氏が、相撲の技に劣らない軽妙なトークで会場を笑いの渦を巻き起こしました。

 4月号からは、本誌の趣向もちょっと変えて、より面白く、楽しい誌面にリフレッシュしていきたいと思います。


2016年3月8日発行/北海道漁協系統通信6147号

2016-03-08 13:48:24 | 系統通信

道議会代表質問で高橋知事が答弁
道産食品輸出の2025年目標を1,500億円にかさ上げ

平成27年度公明党政策懇談会
石田政調会長、横山参議に栽培漁業、経営支援を求める

海防水救センターが全道事務担当者研修会
「地震・津波の被害と日ごろの心得」を講習
船舶・人身事故事例、ライジャケットの新基準も

海防水救センターが呼びかけ
「青い羽根募金支援自販機」設置場所の提供を

落部漁協のボタンエビ漁とアカガレイ漁が解禁
新装された地方卸売市場にボタンエビ3トン等を初荷揚げ

 

日本海沿岸ニシン漁獲(2月末日現在) 1,900トンを突破、3年ぶり2千トン台確実

2016-03-07 18:49:18 | ニュース

 1月10日から解禁された日本海ニシン刺し網は、2月中旬以降、大幅に漁獲を伸ばし、1,900トン台に達した。前年最終(1,415トン)を489トン、34.6%上回る豊漁となっている。2月11日~20日までに829トン、2月21~29日まで239トンを漁獲し、特に石狩湾漁協厚田地区の伸びが大きかった。

 道水産林務部水産振興課普及指導員がまとめた2月末日現在の累計漁獲量(刺し網・定置網)は、1,904トンで前年同期の148.1%。後志が495トン、石狩が1,409トンとなっており、主要産地は前年最終を上回った。漁協支所では、小樽市が360トン、石狩湾漁協の石狩支所で463トン、厚田本所で710トン、浜益支所で236トンと水揚げがまとまった。そのほか、余市郡漁協が69トン、東しゃこたん漁協が66トンとなっている。