日本200海里水域内のサケ・マス漁業の操業条件を決める「日ロ漁業合同委員会」が22日〜26日までの日程で開かれ、前年と同じ漁獲枠2,050トン、漁業協力費2億6,405万円~3億6万円の範囲(前年2億6,405万円)、協力費単価146.4円/kg で妥結した。また、ロシア200海里水域のサケ・マス漁業の操業条件を決める日ロ政府間協議は、流し網の代替漁法など実質的な話し合いを4月以降モスクワで行う。
水産庁によると、主な結果は次の通り。
(1)漁獲量
・カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ計1,550トン(ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ3種合わせて1隻当たり1トン以内)(前年同)
・シロザケ500トン(前年同)
・合計2,050トン(前年同)
(2)漁業協力費
・2億6,405万円~3億6万円の範囲で漁獲実績に応じて決定 (前年同、前年の協力費実績額2億6,405万円)
・協力費単価 146.4円/kg(前年同)
(3)その他
・2016年の漁業分野における科学技術協力計画等を採択した。
・ロシア200海里水域のサケ・マス漁業に関する日ロ政府間協議
「日ロ漁業合同委員会」終了後に協議を開始したが、流し網の代替漁法と、その操業条件等の実質的な協議は4月以降モスクワにおいて行う。