水産予算500億超、TPP280億円、サケ・マス100億円
二つの緊急対策を柱に構造改革、輸出拡大、地域振興を
政府は18日、「一億総活躍社会」の実現やTPP対策を盛り込んだ総額3兆3,213億円の27年度補正予算を閣議決定した。農林水産予算は4,008億円でTPP対策に3,122億円を計上した。
水産関係予算の総額は507億円で、公共が97億円、非公共が410億円。TPP関連対策は280億円で、水産業競争力強化のための共同化や生産性向上、省エネ機器導入に80億円、施設整備に62億円、漁船導入に70億円、輸出対策55億円など水産業の構造改革と輸出拡大を支援する。
水産関係補正予算は「TPP関連政策大綱」に基づく施策の推進280億円、水産日本の復活73億円、ロシア200海里水域におけるサケ・マス流し網禁止に係る緊急対策101億円、防災・減災対策等の推進55億円の4つが柱となる。