水産北海道ブログ

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石狩湾系ニシン今漁期の見通し

2015-12-01 23:31:51 | ニュース

4年魚主体の来遊で「2015年漁期と同程度~下回る」

 石狩湾系ニシン資源動向にかかわる意見交換会が11月30日午後2時30分から札幌市第2水産ビル会議室で開かれ、石狩、後志、留萌、宗谷の漁協や水試、振興局、普及指導所、団体、道水産林務部の関係者ら40人が出席して、道総研中央水試資源管理部の星野昇研究主幹から石狩湾系ニシンの資源動向と今漁期の見通しを聞いた。

 それによると、今漁期(2016年1月~4月)の漁況は次の通り。①沿岸域では1月下旬まで7年魚(2009年級)主体の大型群が来遊した後、2月中は4年魚(2012年級)主体の来遊となり、漁期通しての組成は4年魚の占める割合が多くなる。

②4年魚以上の資源量は今のところ2015年漁期と同程度~下回る水準と推定される。

③3月以降に来遊する3年魚(2013年級)の資源量は少ない見込みで、今期も3月は低調な漁模様になる見通し。