農林水産予算は補正を加え2兆7千億円 17.4%増
水産予算も補正と合わせ2,400億円、25.3%増
政府は24日、一般会計が96兆7,200億円の28年度当初予算案を閣議決定した。今年度の予算を3,800億円上回る過去最大の規模となった。農林水産予算は2兆3,091億円で前年度当初予算とほぼ同額。先の補正予算4,008億円を加えると2兆7,100億円と前年度比17.4%増になる。
水産関係予算は、1,897億円で98.9%。補正予算の507億円を加えると、2,404億円となり25.3%増。内訳は公共が928億円(10.5%増)、非公共が1,476億円(36.9%増)。
主な予算項目は、「漁業経営安定対策と漁業構造改革の推進」に334億円(補正235億円)を計上。このうち、漁業収入安定対策に203億円、漁業経営セーフティーネット構築に25億円となっている。
公共では、水産基盤整備事業に700億円と前年度当初予算に比べ3%減少したが、補正の80億円を加え780億円となり、8.1%増。28年度の北海道開発予算案では、水産基盤整備は232億7,900万円と前年度比93%にとどまっている。