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太平洋クロマグロの漁獲状況(3月31日)  第6管理期間 小型魚73%、大型魚86%を消化 

2021-05-06 10:18:38 | ニュース

 水産庁は、3月31日時点の太平洋クロマグロ第6管理期間の漁獲状況を4月26日公表した。30㎏未満の小型魚は3105㌧と上限の73%、大型魚は5318㌧と上限の86%となり、両方ともTACの枠内に収まった。

 一方、大臣・知事管理別にみると、小型魚は大臣管理が852㌧と61%、知事管理が2,253㌧と80%となっている。逆に、大型魚は大臣管理が3,751㌧で98%、知事管理が1,567㌧で77%の消化率となっている。これは融通ルールによる沿岸・大型枠とまき網・小型枠との交換などが反映したものと見られる。

 小型枠、大型枠とも第6管理期間は大幅に未利用枠が残っており、NPFCが17%の翌年繰越しを認めているため、令和3管理年度(第7管理期間)に反映される。水産庁の留保枠を含め、沿岸漁業への配分を優先することになる。



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