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道総研が平成30年度研究成果を発表 骨まで食べられる「やわらか一夜干しにしん」など

2019-09-14 18:01:32 | ニュース

 10年目を迎えた道総研は、22研究機関が年間600件を超える研究を行っているが、その中から選りすぐった最新の研究成果23件をまとめ、ホームページに掲載している。

 その中で、前浜の未低利用魚の有効活用で地域産業をサポートする戦略研究(食品加工研究センター)から、「前浜の魚」を手軽に美味しく食べられる製品開発を行った。一度に大量に水揚げされるニシンを高温高圧処理(120℃、2キロ、20分)することで骨まで食べられる「やわらか一夜干しにしん」ができ、真空パックした製品を1袋700円(半身2体入れ)でどさんこプラザ(札幌、東京)、道の駅(余市町)、コープさっぽろのトドックで取り扱っている。今回開発された「こつぱくっと製法」をサバ、イワシ、サンマなどに魚種を広げ、子供向け学校給食や家庭での調理時間の短縮にも期待される。

 水産関係の成果では「オホーツクにおける爆弾低気圧によるホタテガイ被害予測マップの作成」「さけます魚病防疫強化のための大規模洗卵システムの開発」「ウニ殻油袋の水槽ろ過材の開発」「北海道にやってくる赤潮プランクトンの動きの解明」、食品産業では「道産ブリの加工利用を促進させる高次加工品製造技術の開発」が盛り込まれている。


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