1月10日から解禁された日本海ニシン刺し網は、2月に入って水温など来遊条件が整い、徐々に水揚げを伸ばしているが、いぜんとして1週間〜10日間の遅れが出ている。ただし、2月の第3週からは主産地の厚田で好調な水揚げが伝えられ、14日には道栽培漁業公社の親魚捕獲、採卵も実施された。
道水産林務部水産振興課普及指導員がまとめた2月10日在の漁獲量(刺し網・定置網)は、506㌧で前年同期の60.5%。振興局別では後志が200㌧、石狩が306㌧となっており、漁協支所では、石狩湾漁協の石狩支所で161㌧、厚田本所で112㌧、浜益支所が33トン、小樽市漁協が102㌧、東しゃこたん漁協が61トン、余市郡漁協37トンとなっている