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オホーツク海毛がに漁業の29年ノルマ決定 前年比140㌧減の1,160㌧、宗谷・網走に各580トン配分

2017-02-03 17:33:04 | ニュース

 オホーツク海毛がに漁業協議会(会長・安田順一猿払村漁協組合長)の29年度全体会議は2日午後4時から京王プラザホテル札幌で開かれ、宗谷・網走管内の関係漁業者、漁協幹部ら約110名が出席して総会に続いて28年操業結果、資源調査やABCの報告を受け、29年の漁獲割当漁など操業条件について協議した。

 毛ガニの資源は「中水準」以上とする管理目標を堅持するが、引き続き翌年の漁獲対象となる甲長7㎝台が極端に減少し、後続群の7㎝未満も少ないことから、各地区の要望を踏まえ、道が総合的に判断した結果、29年シーズンの許容漁獲量を1,160㌧とし前年より11%、140㌧削減した。

 安田会長が「昨年は前年に引き続き、1,300㌧の許容量のもと、3月19日操業を開始し、8月5日をもって許容量を達成した。漁具被害もなかったが、宗谷管内では漁期前に不法漁具が発見される事態がいぜんとして続いている。関係機関は監視体制を強化してほしい。漁業者自らが資源管理に取り組み、今後も秩序ある操業を継続する」と挨拶した。次いで道水産林務部の小島郁夫漁業管理課長が「昨年のオホーツク海毛ガニ漁業は流氷の影響が少なく、順調な操業が続き、1,300㌧が水揚げされた。金額は単価高を反映し、前年比125%の39億6千万円と平成10年以降、最も高かった。毛ガニの資源水準は5年連続で中水準が維持されているものの、昨年に引き続き甲長7㎝台の資源が減少し、8㎝以上の獲り残し資源も前年に比べ減少しており、今後の資源動向に注意が必要」と述べ、ノルマ抑制への理解を求めた。


2017年2月3日(金)発行/北海道漁協系統通信6220号

2017-02-03 14:09:30 | 系統通信

平成28年北海道漁業生産状況(速報)
約87万㌧(前年比14%減少)、2,994億円(同6%減)

道総研がホームページで公開
2016年度版の「資源評価書」(主要24魚種・47資源)

平成28年度育てる漁業研究会
付加価値向上対策 マーケティングと合わせておこなうべき

平成28年度磯焼け対策連絡会議
藻場造成、除去ウニ養殖など道内外の事例報告

 ~ナマコ漁場の造成を考える~
平成28年度北海道水産土木技術研修会に59社80余名が集う
ナマコ増殖の現状と漁場造成の最新技術を学ぶ

道機船連「沖合・遠洋底引き網漁業許可船名簿」
道内沖底操業隻数36隻、釧路が9隻、稚内が6隻

平成28年度栽培漁業推進功労者表彰の受賞者が決定