道水産林務部水産振興課は、平成26年度(4月~3月)の海獣類による漁業被害状況をまとめた。それによると、漁業被害の総額は23億6988万円で、前年に比べ約8.6%、2億2388万円減少した。食害による直接被害が6億1708万円、漁具などの間接被害が17億5279万円。
被害額の減少は、トド被害が17億7362万円と10.4%、2億495万円減少したことによるもので、冨靍健伯水産振興課長は「様々な要因が考えられるが、水産庁の措置でトドの捕獲頭数が大幅に増枠された(253頭→516頭)ことが大きい」と分析している。トド以外ではオットセイも3億19万円と減少しているが、アザラシは逆に2億9607万円と増加している。