US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

「ヴェラ・ドレイク」(2004)ネタバレあり

2005-05-14 14:55:16 | cinema
1950年のロンドン、たった50年ちょっと前なのに、今とは全く別世界。
この映画はほとんどが室内で、風景が写りこんだ場面は殆どない。
それが観客に微妙に閉塞感を与える感じに成功してるかも。
ヴェラの家族は、夫婦と成人した子供2人。妙に狭い家に暮らしてる。
(でも壁紙がかわいい)
食事をするのも、肩を寄せ合って。昔からロンドンは家賃が高かったの
かしら~と思わせる(笑)。
でも、家は狭いながらも、良い家族。娘にボーイフレンドを作らせようと、
家族ぐるみで協力したり。
鼻歌を歌いながら、家事をしてるヴェラは、何とな~く、「家政婦は見た」
シリーズの市原悦子を思い起こさせる(笑)。ヴェラの方が、純粋だけど。
そんな平和な家族に、いきなり警察が踏み込んでくるのだが・・・
家族は、ヴェラを見捨てない。娘の婚約者までが。
息子は一時、反発を覚えるのだが、結局和解する。
なんかとっても良い家族だな~って思ってしまったよ。

しかしまあ、庶民的さを出したいのはわかるけど、ことごとく、
「普通の人」っぽい俳優女優を使ってるよね。これは実話じゃないと
思うんだけど、何ともリアル。ヴェラと娘が似てるし。

あ、また、イギリス英語だったので、あんまり聞き取れませんでした・・・(涙)。