US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Ladrón que roba a ladrón (2007)

2008-05-19 02:14:14 | cinema
アメリカ映画だけど、スペイン語。アメリカに住む、ラテン系の人たちを観客層に
想定して作られた、「オーシャンズ11」みたいな映画を目指したエンターテイメント
映画なんだそうです。去年公開時にも気になってたのだけど、見逃して、
今回DVDを借りてみました。面白かったよ!
タイトルは「泥棒を盗んだ泥棒」って意味なんだそうで、貧しい移民をターゲット
に、いんちきの健康食品をTV通販して大金持ちになった悪人の家の金庫に
強盗に入るチームのお話。話は「オーシャンズ」シリーズほど入り組んでいないし、
すっきりして、説得力もあり、良く出来てると思います。チームの1人1人の
キャラも個性的だし、敵役の人も印象的。まあ、傑作という程ではないけど、
軽く楽しめる映画でした。
私は全然知らない俳優さんばかりだったんだけど、DVDについてたメーキング
によると、皆ヒスパニック系のテレビでおなじみの俳優たちなんだそう。
ここアメリカにはスペイン語を日常で話してる人口ってかなり多いのだけど、
彼らをターゲットにしたエンターテイメント作品って、あまりないのだそう。
最近「Under the Same Moon」っていう作品も公開されてヒットしたけど、
こっちはちょっとメロドラマっぽいストーリーのようなので、見ませんでした。
映画を特定の人種層に向けて、作るのって、どうよ?って疑問に思うけど、
字幕を読むのが苦にならない人は、どういう映画でも楽しめるもんね。
(英語しか話さない)アメリカ人は字幕付きの映画が嫌いな人がかなりいる
ので、英語で作った方が、ヒットの可能性は大きくなるんだけどね。その辺は
製作者たちもジレンマなのではないかな。