US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Load of War (2005)

2005-09-20 08:04:35 | cinema
1960年代。ユーリ(ニコラス・ケイジ)はウクライナからの移民のニュー
ヨーカー。親の食堂を継ぐはずだったが、「武器が使われない日はないの
だから、儲かるはず」と武器商人になる。弟(ジャレット・レト)も
彼の仕事を助ける。ユーリのポリシーは、自分の商売道具(銃)は使わない
こと。インターポールのバレンタイン(イーサン・ホーク)はユーリを
追うが、証拠不十分で捕まえることはなかなか出来ない。
冷戦下~冷戦後の世界を飛びまわり、武器の売買で成功したユーリは、
彼のドリーム・ガールのモデルのアヴァ(Bridget Moynahan)と結婚、
幸せな家庭を持っているが…。

結構ヘビーなお話でした。ユーリのやってることを、きれいごと化する訳
でもなく、かと言って、責める訳でもなく。フリーランサーの武器商人、
本当にこういう人がいるんだろうか?実際こういう世界の人に、会ったこと
ある人はごく少数だと思うので、相当の想像力が必要だと思うのですが、
この脚本書いた(兼監督)アンドリュー・ニコル、なかなか凄いと思います。
ちなみに「ガタカ」のストーリ&監督もこの人、あと脚本は「ターミナル」
とか「トゥルーマン・ショー」とかユニークなものばかりですね。

ニコラス・ケイジ、売れてますね~。この映画の前の予告編でやった
"The Weather Man"ていうのも彼主演だし(面白そうだった!)、その後も
フィルモグラフィー見ると新作が10本くらい並んでいるよ。
彼って渋くてカッコいいんだか、情けないんだか、の中間を行く微妙
な俳優だと思うのですが、この映画の役はなかなか合ってて、良かった
です。