降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★スポーツ紙にいた整理者ですね。

2014年04月15日 | 新聞


以下のことが分かっても、何の意味も、何の御利益もないのだけど………。
紙面をみていて、
「おっ、この紙面の面担(めんたん=構成・編集した担当者)は、スポーツ紙にいた整理者だね」
分かることがある。

とある新聞。写真左面の整理面担は、スポーツ紙にいた人or出身者だろう。
それも、40代以上の方では?

理由①トップ記事のメーン地紋の作り方
「谷戸地域に/住みませんか」中ゴシック体黒字まではいいとして、立体アミカゲ付き地紋は一般紙ではほとんど使わない。
さらに、変アミ(グラデーション)地紋付き。
黒字のみ、あるいは白ヌキアミ地紋だけというシンプルさが流行りだから、
デコレーションな地紋は「重く」感じてしまうのだ。

理由②ホワイトスペース(余白)がない
一般紙の整理者は、地紋・写真・見出しをつくるとき、余白を2~3倍【注・下段 】は確実にとる。
対して、スポーツ紙はビチビチ・ツメツメ・ピタピタにつくる傾向がある。
とゆーか、
「ホワイトスペースいらね。余白あると落ち着かないしぃ~」

……以上から、春の異動で一般紙整理部に来られた中高年整理者ではないだろーか。
…………でも、そんなこと、新聞と何の関係もない、余計なお世話でした。
(-_-;)

【 倍=ばい 】
何回も書いていますが、新聞をつくる編集単位。
倍は、大昔1段15字組み時代の「1倍活字」縦サイズ(←現在も人事などで使われている小さな偏平活字)。
1倍=88ミルスで、CTSでは11ミルスを1U( ユー・ユニットの略 )とし、
1倍=88ミルス=8U
Uはコンマ単位で行間指定ほかにも使われる。