降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★数字表記バラバラですね。

2012年07月12日 | 新聞
【写真は本文と関係ありません】
新聞社内には、記事の書き方や表記で【社内通達・社内ルール】があって、「それって、あんまり意味ないじゃん」的ものがある。

たとえば、7月11日付首都圏紙
本記「『作業場には有機溶剤の刺激臭が立ち込めていた。マスクなんて見たこともない』。
勤務は午前九時~午後六時、午後六時~翌日午前三時の二交代制。残業も多く、印刷機はほぼ一日中、稼働していた。(後略)」

――という【漢数字】表記記事に対して

メモ記「胆管がんで2010年に死亡した人は1万7585人(男性8440人、女性9145人)。
全身の倦怠感や黄疸などの症状が特徴。罹患率、死亡率ともに50代以降に増加し、75歳以上が最も多いとされる。」

――という【洋数字】表記記事が隣り合わせに組まれていると、何だか落ち着かない。

本記は【漢数字】表記、
行間3Uのメモ記事(とはモノ)は【洋数字】表記
で、編集からは統一されているのだけど、読み手からは統一されていない。

――ある日、社の上層部が編集局にブラブラ降りて来て、接客席にド~ンと座り、手もとにあった自紙をなにげなくパラパラめくりながら老眼鏡をずりさげ
「ウオッホン。やっぱ、数字表記は洋数字に統一したほう読みやすいなぁ、のぉ~△△局長、どうじゃ? あ~ん?」
といえば、すぐ変わるのだけど。


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