降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★清武記事不発だったけど、週刊朝日は。

2012年07月05日 | 新聞
【6月27日付の続きです=一部敬称略】

第2弾はどうなるのだ? と期待した
「清武英利元巨人軍GM×鳥越俊太郎/対談」=写真
だったけど、内容はすべて「既報」だった……。

さらに、ほとんど
「私(清武)は正しい。間違っているのは渡邉(恒雄・読売新聞社主筆)さん」
という感じで、ガックリ×2(→3日のネット番組生出演でも強調していたね)。
鳥越さん、もっと突っ込まないとぉ(→突っ込んだけどカットされたかも、2ページだもん)。

編集長が変わると、突撃モードになるのは、新聞と同じだなぁと感じた。
妻の告発が続く--。
「告発スクープ! 正妻が告発!『脱法重婚』で妻2人/元国税庁長官に脱税疑惑--財務官僚のやりたい放題を許さない」
のほうが面白かったというか、ムカムカッと来た。
元国税庁長官・大武健一郎氏(65)の正妻・満里子さん(61)が、自宅にあった黒革の手帳(健一郎氏の現職時代1986~96年の12冊!)をもとに告発したもの。
以下、引用です。

「長女が20歳になり、区役所から国民年金を納付するよう連絡がきたとき、満里子さんが(健一郎氏に)相談すると、大武氏は繰り返し
『国民年金なんか払うな。将来は破綻してもらえないから損をする。
俺は厚生省で年金のスペシャリストだったんだぞ』
と言い放ったという。」
生々しい。

さらに、スゴいのは
「手帳の記述は小説の下書きだから!」
と、弁護士と現役国税職員を引き連れて、「週朝」記者に言い切った大武氏。だはははははは、すごい浅知恵。
清武記事第2弾は不発だったけど、とんでもない大スクープがあったから許しちゃう。



(▼皿▼)