氷雨

言うまでもないかもしれませんが、韓国映画です。

母の友達の一人が突然行けなくなったということで、チケットいただきました。


がっ

上映開始が朝９時・・・・。とっても早いのにもかかわらず、朝の歌舞伎町はおばさんでごった返してました。それはそれは不思議な光景でした。あと、靖国通り沿いに今、韓国の俳優の写真を使った広告が並んで貼ってあるんだけど、そこで写真を撮ってる人もいた。＜写真参照＞

会場の中はぎっしり。この映画のチケットは入手が難しく、今回の回も追加上映という形だったのです。なのに、立ち見までぎっしりで、階段にもおばちゃまが座っていました。

そして、私の持っているチケットの席に、別のおばあさんが座っていました。
「ここ、わたしの席ですよ。お隣じゃないんですか？」というと、おばあさんは「違いますよ！ここは私の席ですよ！」とぜんぜん譲らない。
しばらくあーだこーだいって、やっと移ってもらえました。

そのときにばあさんが「ごめんなさいね～。もう、朝から興奮しちゃって席の番号も見れないくらいなの～♪」と言って、ひきました。



ええ、そんなに感じ悪い感じだったのに、うちの母の友達とそのばあさんとその友達で、いきなり俳優の話で盛り上がり、とっても皆さん映画やドラマや俳優に詳しいことを知って、私なんか膝元にも及ばないことに気がつきました。
最後に「若い方には分からないわ～、この気持ち」と締めくくられ・・・・。

今回の主役、ソンスンホンはこの前軍隊に行ったばっかりの俳優さんです。ばあさんは、スンホンが戻ってくる３年の間にぽっくり行っちゃうかもしれないから、それまでに沢山彼の映画やドラマを見るんだと息巻いてました。

おばちゃんはすごいです。なんと映画中に、ソンスンホンがスクリーンにアップになったら、しきりにシャッターの音は聞こえるわ、拍手するわ・・・・。

さて、肝心の映画は・・・・

これは韓国ではあんまりヒットしなかったようです。理由としては、どちらかというと暗くて、アクションものでもないし、決め手がない映画のようにも思いました。そして、雪山の話なので、私は「ホワイトアウト（主演：織田裕二）」を思い出しました。

ストーリーを書くのは苦手なのでＵＲＬでＨＰを載せておきます。

雪山のシーンと、過去の思い出しているシーンが交互に出てくるので（しかも二人の過去）、過去がいったいいつのことなのかとたまに混乱しました。でも、最後に２つの線がつながり、同じ女性を愛していたことに気づく二人というくだりは、上手くできているなあと思いました。

今回新宿の上映が満席だったので、来月から池袋と有楽町でもやるようです。見逃した方はぜひ。
でも、いつかＤＶＤが出そうな気もするんだけどなあ。



氷雨