T.S.D.

Tomorrow will be a
Splendid
Day !!

*宣伝などのコメントはご遠慮ください*

トリツカレ男を観ました

2007-12-17 | 舞台☆
キャラメルボックスの「トリツカレ男」をながなみちゃんにお席を用意してもらって観劇しました。
ほんとにいつもありがとう

童話のようなお話で、見終わったあとに心があったかくなるような
お芝居でした。装置も演出も凝ってたな~。
何かに「トリツカレ」ると周りが見えなくなりとことんまで極める男。
その男が恋をした。
恋にトリツカレルってどういうことか。

自分の恋をかなえるよりも相手の影のない笑顔がみたい

そんなことってなかなかできるものじゃないけど
でも、改めてお芝居を見ると、忘れていることを思い出します。

やっぱりお芝居を観る事は自分にとって栄養剤になるみたいです。



そういえば「壁抜け男」というお芝居もありましたね・・・
「男」つながりで思い出したけれど、いったいどういう話だっけ・・?









お芝居つづき

2007-08-31 | 舞台☆
今月初めに、後輩のながなみちゃんのご紹介でキャラメルボックスの「カレッジオブザウィンド」をそこそっこさんと観にいきました。

実は開演時間を間違えて、1時間半前くらいに着き、
「あら~、誰もいない・・・」と客席でドキドキしてましたが
(このときもまだ気づかず・・・・
あっさりと徐々にお客さんは増え始めて、満場みたいでした
・・・そりゃそうよね・・・・。勝手な思い込みで心配しちゃってごめんなさい

透明感のある不思議とジーンと最後にしてしまうお話。
ラストまではけっこうドタバタも多いのに、最後に胸に響くテーマがあるのは
キャラメルのいいところですね

池袋って久しぶりに行きました。
いつになっても迷う感じで・・・・・・いつまでたっても慣れないなぁ・・・。


先日はそこそっこさんのご親戚(Sさん)が女優さんで出演されている
Joe Companyの「ポルカ」を
観にいきました。

久しぶりの下北沢。ここもいつも迷うなぁ

まるでサスペンスドラマを観ているような緊張感と推理の面白さ。
ドキドキしているうちに幕が下りました。

ベテランの俳優さん、そしてもちろんSさんもすごくうまくて
やっぱり演じるってすごいことなのね~と思いました。

「ウィキッド」からずっと劇場に縁があるここ最近。
次はどんなお芝居にいこっかな




よく食べよく喋り涙した日

2007-07-12 | 舞台☆
梅雨・・・ですねぇ。

あまりにジメジメーっとしていて、少し汗をかくと体中ベタベタ
今日電車で「周りに臭い人がいる・・・」と思って
よくクンクンしたら実は自分が汗臭かったりして
油断をすると怖いですねぇ・・・・はは

今日はお昼に大学のサークル友達M子ちゃんのおうちにお邪魔し、
久しぶりのAさんも一緒にランチ&お茶しました。

とにかく話題が尽きない・・・・・・
5時間ぶっ通しで喋って喋って喋って・・・・食べて。

おなかが痛くなるくらい笑い転げて・・・・って、どんなことを喋ったかを
今書きながら思い出してたら、また思い出し笑いでおなかが痛くなりました



夜は、元同期ちづさんと汐留に劇団四季の「WICKED」を観に行きました
汐留に行ったのって数えるほどしかないので、あまりの都会ぶりにびびる
こういうところで働いてる人もいるんだなぁ・・・・。

「WICKED」は先月開幕したばかりの日本初演の作品。
あの有名なオズの魔法使いに出てくる「善い魔女」と「悪い魔女」がどうして生まれたか・・・というファンタジー感溢れるストーリーなんだけど、テーマがとても深い作品です。

劇場の外にはこんなオブジェが。


みんな記念撮影してた

ストーリーはこちらをクリックWICKED
これから観にいく方は「オズの魔法使い」をおさらいしていくと更に面白いと
思います

以下ネタバレありです。



今回席は2階のセンター席でしたが、個人的にこの作品は2階の方が見やすい気がしました。
装置が大掛かりなので、目線の位置に色々とあるし、迫力も1階よりあるんじゃないかな。
四季の専用劇場だけあって(笑)、2階はとっても観やすいです。

ストーリーは分かりやすいです。
ファミリーミュージカルに十分なりえるくらい。(テーマも深いし)
きらびやかだし、子供でも飽きないんじゃないかな。

キャストではエルファバという緑色の肌をした少女の役をした濱田さんが突出して
ものすごくうまい
もう存在感といい演技力といい素晴らしくて、歌唱力にいたっては鳥肌たつくらい。
特に1幕の最後に歌い上げるナンバーは・・・もう素敵。
彼女が舞台全体を引っ張ってると思います。
観にいく人は、彼女がキャストとして出ている間にいかないともったいない。

そのほかのキャストについてはノーコメント。
毒をはきそうになるのでやめておきます。
もっと自然にセリフが言えたらねぇ・・・。これは四季の永遠の課題ですが。
でも、全体的に初演だけあってカンパニー自体まとまってるなという感想です。

観ながらずっと思っていたのは、何が「善い」もので何が「悪い」ものか。
真実は置かれている立場や見方、状況によって変わるということ。

オズの魔法使いで「悪い魔女」とされて、物語を読むたびに読者から憎まれる存在であった魔女。
でも・・・・どうして「悪い魔女」となったのか。

話は変わるけど、桃太郎に出てくる鬼は本当に悪いやつなのか。
「鬼=悪い」とは誰が決めたのか。
桃太郎の立場から見たら「悪いやつ」。でも鬼の立場から見たら桃太郎は?
(四季の「桃次郎の冒険」見るとこれも考えます)

話はかなりとびますが、終戦で「戦犯」とされて
未だに世間からそう呼ばれてる人たち。
それは本当に真実なのか。それとも何かの力が作ったものなのか。

うーん




要は、自分が「いい」「悪い」と判断しているものって、周りに流されていたり
マスコミのいうことを鵜呑みにしていたり、真実はしらなくて判断してることが多いなーってこと。

難しいな・・・・・。

私の大好きなカーテンコール拍手拍手拍手
舞台がよかったのはもちろんのこと、たくさんの人(キャストもスタッフも)が
めいいっぱいの努力をした結晶って最高のものになるんだな
純粋に感動
そんな感覚はとうの昔に忘れてしまっていました。

そんな世界に居る人がちょっぴり羨ましくもあり、強いなぁと逞しくもあり、
涙が自然に溢れました。












「サボテンの花」

2007-03-31 | 舞台☆
本当に久しぶりに舞台を楽しみました。

大学の後輩ながなみちゃんのお世話になって、キャラメルボックスの「サボテンの花」という音楽劇を観ました

キャラメルボックスは昔中学演劇時代にやったこともあるし、大学の卒業の時に突然結成した「劇団つくつくぼうし」というのでもやったし、何度か劇場にも足を運んでいて、身近な劇団でした。

でも昔知ってた俳優さんがその頃は若者役だったのに、老け役をやっていると、確実に時代は経ってるんだなぁと感じます。

お話は私が好きな宮部みゆきさんの原作をアレンジしたもの。
小学生のストーリーでとにかく最初から最後までエネルギーがいっぱい

ここの劇団は前説があるんだった・・・・。
今回は録音だったけど、前説からかなり笑わせてもらっちゃった

いっきに場があったかくなってからスタート。
そして最後のカーテンコールまで笑ったりちょっと泣きそうになったり、そんなお芝居でした。

カーテンコールって大好き。
役者さんの笑顔が最高に輝いて見えるからです
あと、劇場の神様がいるって感じるときだからです。
舞台人の栄養はお客さんの拍手って前に聞いたことがあるけれど、本当にそうかもしれないな。

遠い遠い昔、舞台の人になりたいな~って淡い憧れを抱いてたけれど、そんなことを思い出させてくれました。
あんなカーテンコールで舞台の上に身をおけたら、もうそれは最高だろうなそれが自分の仕事だったらなおさら。

今、私は習い事で朗読に通ってるけど、それは昔の淡い夢をまだ追い続けているためかもしれません。
よく「なんで朗読なんかやってんの?」と言われるけど、それは単に好きだから。
でも本当のことを言えば、朗読の中では作品の中で複数の役を自分が独り占めして演じることができ、ちょっとした役者気分に浸れるからかもしれない

そんなことを考え出させてくれたお芝居でした。
あ、もちろん「音楽劇」だけあって、歌もエネルギッシュでした!!

・・・・またいつかお芝居をやりたいなぁ。趣味で。

音楽座「泣かないで」

2006-06-26 | 舞台☆
だいぶ前ですが、音楽座の「泣かないで」というミュージカルを観ました。

その時にすごく感動したので、今回の再演を聞いて、ぜったいに行きたいなーと思ってました。

というわけで、今日のプレビュー公演。
チケット取るのが遅くなったから、2階席。遠ーい

大体は覚えてたんだけど、私の記憶が正しければ、今回は付け加えられた部分(歌)がけっこうあると思うんだけれど・・・・・。

なんでここでこんなに膨らませるのかなー?と思うところもいくつかありました。大筋がぼやけてしまうし。まあ時代背景を強調するのは仕方ないのかな。

ストーリーを要約するのは苦手なので、音楽座の公式ホームページをご覧下さい。

私が久しぶりにミュージカルを観たせいかもしれないけど、ぜんぜんセリフや歌詞がききとれない

特にアンサンブルで大勢で掛け合ったりするところは消化不良でした。
途中5重奏ですごくいいナンバーがあるんだけど、そこも正直イマイチでした。

そんな中で、際立ってよかったのは、三浦マリ子役。
プログラム見たら・・・ええっ、19歳ですか??

とても10代とは思えない貫禄と存在感で、舞台が引き締まってました。
羨ましいなあ、19歳でこんなに才能あるなんて

逆に、吉岡努役は大抜擢の俳優さんで抜擢されるくらいの演技力があるなーと思いましたが、もっともっと歌とダンスを頑張って欲しいです
もったいないです。
以前、畠中洋さんで観ましたが、そのイメージが抜けないからかな??

ストーリーやラストはとてもいいミュージカルなので、あとの中途半端な部分が残念でした。

このストーリーは、ハンセン病に触れますが、私はこのミュージカルで初めてハンセン病を知り、それから興味を持って調べたりもしました。
悲しい歴史ですし、まだまだ続いていることです。
こういうミュージカルをきっかけに、知らなかったこと事実を知ったり、興味を持ったりというのは、なんだか理想的だと思いませんか?

私はけっこうのめりこみが激しい方なので、しょっちゅう色んな映画や本などにも影響を受けてます。ま、のめりこみが醒めるのも早いんですけどね

音楽座のミュージカルは、メンバーがみんな仲がよさそうで、アットホームなんだろうなというのが伝わってくるものが多いと思います。
実は、就職活動の時に、ここもスタッフで受けたんです。(今思い出した!)
セミナーもアットホームだったような気が・・・・。
結局、第一希望が決まったので縁はなかったですが、もしここで舞台の世界に入っていたら、続けられていたかもしれません。
わかんないけど。






東儀秀樹さんのトーク&ライブ

2005-12-13 | 舞台☆
うちの祖母は東儀さんの大ファンです。家には等身大のポスターが飾ってあります。そんなファンクラブを通じて入手されたチケットをもらい、初めて東儀さんのライブにいって来ました。

会場は「サンシャインスターライトドーム」
そう、プラネタリウムで星を見ながらのライブだったのです。

プラネタリウムって、何年ぶりだろー。
多分、昔々に今は無き(だよね?)渋谷のプラネタリウムに行った様な記憶があるけれど、殆ど覚えていません。

久しぶりのプラネタリウムは、なかなかすごかった。
自分が浮いてる感じがしたし、そんななかでやる雅楽は妙にマッチしていて、いい企画だなあと思いました。

雅楽の楽器と言うのも、1400年前からあるものだそう
そして、もちろん宇宙の星っていうのは気が遠くなるくらいの歴史があるもんだし、今届いている光だってずっとずっと昔に放った光なんだよね

そう考えるとまあなんて自分はちっぽけなんだろうと、当たり前のような、そしてこういうとこに来ないとまったく忘れがちなことを改めて思ったりするわけです。

というか、私がおばあちゃんになる頃に孫とプラネタリウムに来て
「おばあちゃん、昔は空はこんなに光っていたの?」といわれそうな気がしました。だって、東京でももう星は見れなくなってるし、うちの田舎の方でもわずかしか見えない。
これが何十年も経ったら、ほんとに見えなくなって、夜の空は真っ暗で月だけになっちゃうんじゃないだろうか・・・・。

バーチャルな星空はとてもきれいだったけれど、こういう夜空を本物でいつまでも見たいものです。バーチャルだと思うとなんだかとても物悲しい気分になりました

東儀秀樹「満天」ファンタスティックトーク&ライブ








ミスインターナショナル世界大会

2005-09-27 | 舞台☆
昔、懸賞好きだった杵柄を生かして、久しぶりに新聞の懸賞に応募した結果、当選しました


会場は東京厚生年金会館。
思ったよりも堅実なところでやるんだ・・・・とちょっと意外。

会場前にはたくさんの報道陣が来ていて、無料の列に並んでいるのがなんとなく恥ずかしかった(しかもお腹がすいて、並びながらホットドックを食べていた母と私。カメラに写っちゃってたらどうしよう・・・・)

無料だけど、席は2階の前の方のセンターで、とても見やすかったです

テレビで見ると、すごく豪華そうに見えるのに、舞台の作りもなにもかもちゃっちくてびっくりしました。あと、全体的に感じたのは、運営や進行がいまいちってこと。例えば、席も自由席と指定席があるけれど、その区別をしていなくて混乱を招いていたし、入場までの列も何列もあってよくわからない。舞台が始まってからの映像も、たまに突然切れてしまったり。

その運営のきしみをとっても感じたのは、始まってからの司会でした。

司会は、あの岡田真澄&テレ東アナの大橋未歩。
岡田真澄は英語もできるし、ずっと司会をやってきたキャリアもあるのに、途中かむことが多いし、しかも順序を間違えたり、おぼつかない感じでした。リハーサルしたのかなあ。ちょっとがっかりだった。(サルヂエのイメージが抜けない・・・。あれ?なんで人間の格好してるの?って普通に思ってしまった)

一番興奮したのは、審査員でした
なんとあのデビ夫人や米倉涼子もいました!!!

デビ夫人は、後ろから見てもやっぱりデビ夫人髪の毛とか。
米倉涼子は、顔が小さくて細かったです。やっぱりテレビは膨張してるんですね。

そして、メインの世界のミスたちの登場
バービーちゃんみたいなスタイルの人が続々52人。
見とれるほどキレイでした。

最初は、民族衣装の審査で、次に水着、イブニングドレスと続きます。
民族衣装は、それぞれの個性が出ていて面白かったです。

途中、ミスたちが全員で手をつないで歌を歌うんだけど、「♪コンニチハ~コンニチハ~」っていう微妙な曲で、大阪万博ぽくて苦笑してしまいました。

最終的に52人から12人に絞られて、そこで一人一人スピーチをします。
それぞれの国の言葉をきいていて、「全部分かったら楽しいだろうなー」と思いました。

そして、最後の最後にミスインターナショナルに選ばれたのは、フィリピンでした。でも、誰がなっても納得の12人でした。

こんなにお人形みたいな人間って、いるんですね。
ちょっと目の保養になった気がします








POEMIXⅡ

2005-08-17 | 舞台☆
友達にご招待いただき、観にいってきました♪

基本は朗読劇なんだけど、その中に歌ありダンスあり小芸ありで、一味違った感じになってました。
ダンスもタップありストリートダンスありコンテンポラリーありで、普通だと眠さを引き起こす詩の朗読も工夫次第で動きがでるんだなあと思いました。

舞台はとってもシンプルです。大きな本が広げておいてあり、そこが舞台の袖的役割をしています。後ろにはスクリーン。詩の題名や内容が映し出されます。

なんといっても芸達者なのは、岸谷五朗。やっぱり存在感があり、何をやってもうまいです。舞台の雰囲気が自然に彼の動きに合わさってるような感覚までします。

朗読劇初めての人には、とっつきやすいかも

実は自分も春から朗読習ってるんで、これを観て「あ、ちゃんと練習やんなきゃ」っていい刺激になりました。(最初のうちだけで、今はほっとんど練習ゼロ)

POEMIX

We Will Rock You

2005-07-07 | 舞台☆
あの、QUEENのミュージカル。新宿コマで8月24日まで上演中。

友達のおかげで、すごくいい席で見ることができました。感謝感謝です

最初コマに入ったときに、「変わった!」という印象でした。このミュージカルのために大改装したらしく、ずっとキレイになりました。
このミュージカルでびっくりしたのは、劇場内のカフェテリアで買った食べ物飲み物を客席内に持ち込んでOKってこと。映画!?外国!?いやー、いい試みだね

ペンライトも売ってます。つまり、もうライブみたいな感じなんだってことが幕が開く前からわかりました。客席でビール売ってるし、お祭りみたい。

ストーリーは単純です。未来の地球ではコンピューターが作り出す画一的な音楽しか許されず、あらゆる楽器は禁止されていました。そんな世界で、自由な音楽の復活を信じるボヘミアンたちが立ち上がる!!っていう話。

えーーっと、私はQUEENの曲は2~3曲くらいしか知らないから、全編がQUEENの曲なんだけど、いまいち最初はのれませんでした。

あと、キャストはオージー&ニュージーが殆どなので、もちろん英語+字幕。この字幕がいけてない。1秒くらいで消えるのとかある。あと、訳がおかしいのもある。っていうか表現が古いんです。

例えば「CHICK」っていう単語。「かわいこちゃん」的な表現だと思うんだけど、字幕は「ナオン」・・・・・・。「ナオン」何?「オンナ」の変形??

そういうのがすごい気になってしまい、字幕と舞台と交互に見ることに疲れ、1幕目

2幕目になると、どんどんとクライマックスになってきて、私の知ってる歌がたくさん出てきたので、目パッチリかなり楽しめました。特に最後にライブみたいになって、みんなスタンディングで盛り上がり楽しかった~。でも、私の隣に座ってた3人(多分招待か何かで来たサラリーマン。上司と部下って感じ)は、スーツ&仕事の一環ぽくて、いまいちのりきれてなくて観察面白かったです。

キャストの声量はものすごいです。おばあちゃんは補聴器外していった方がいいです。
迫力満点。でも、みんなあっけらかんとしてて、外人っぷりを見せ付けられました。
はじけ具合が「これぞオージー」スタイルで、見ていてこっちも気持ちよかったです。

QUEENのCD、借りようと思ってます。

We WIll Rock You










国語元年

2005-05-30 | 舞台☆
こまつ座の公演でした。

明治時代、「全国の話し言葉を制定せよ」という命令を受けた南郷清之輔。だが、彼の家にいる奉公人や居候、家族の話す言葉はバラバラだった。本人は長州弁・妻と妻の父親は薩摩弁・奉公人はそれぞれ江戸山の手言葉・江戸下町言葉・羽前米沢弁・遠野弁・書生は名古屋弁・居座った女郎は河内弁・居候は京言葉と会津弁。まず、言葉の全国統一をする前に、自分の家の中での訛りの混乱を解決しようとする。

・・・というストーリーなので、もちろん舞台上では沢山の訛りが交わされます。私は全くセリフが分からなくて(唯一分かるのは、江戸言葉)、消化不良に陥りました。特に東北弁は、外国語みたいです。来日の舞台みたい・・・。

でも、それだけ役者さんが完璧に訛りをマスターしてるってこと。
ほんとにその土地の出身みたいに思いました。

でも、やっぱりよくわからないままにどんどん話が進んでいって結局最後もよく分からなかった。セリフが聞き取れないってことは、けっこうストレスが溜まります。ま、そういうストーリーのお芝居なんだから仕方ないんだけどね。

でも、途中途中で小学校唱歌をみんなで歌う場面があります。これがいいアクセントになってると思う。女中役の剣幸さんといい奥さん役の土井裕子さんといい、思い切り歌える女優さんなので、もっともっと歌って欲しかったのが本音。

土井裕子さんを久しぶりに舞台で観ました。
いつまでたっても全然若さが変わらない。羨ましいな~。土井さんは、私が中高時代のアイドル。当時は音楽座のトップスターでした。エネルギッシュな演技力とで天性の声を持った女優さんです。
今度は土井さんをまたミュージカルで見たいと思いました。

こまつ座 「国語元年」