絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

大学生のAさん 30号制作続き

2014-10-01 | 通信指導
大学生のAさんが、30号の制作を進めています。



かなり進みました。
質感を求めながら、色を塗り重ねています。
絵具の厚みも重要です。

描き込むとは、明暗や質感を求めて細部まで描くことです。

水彩の味ということで、透け透け絵画を描く人がいますが、名人はさておき、
素人はお遊びで終わりますから、そうならないためには、絵の具を厚く塗って、
油絵に負けない密度を持たせることが重要です。

このAさんは、30号の水彩画としては、まだ二枚目です。
小さい絵のお遊びは指導していません。展覧会に出せる作品の指導です。
二枚目ということは、まだ素人ですね。
私の生徒さんたちは、みんな素人でもこのくらいの絵を描いています。


水彩画がお遊びで終わらないためには、透け透け絵画をやめることです。
世の中のものは、透け透けにはできていません。ほとんどが不透明なものばかりですから。

透け透け絵画とは、塗り残しの白が画面全体に残っていて、深みのない薄っぺらな絵のことです。



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