岩手のYさんの布のデッサンの続きです。
前回の私のアドバイスを受け入れて、このような状態にしてくれました。
とてもいい感じになりましたね。
背景の雨が降った感じがなくなりました。
輪郭線のきつさも和らぎました。
大きく明暗が分かれて、とてもしぜんになりました。
もう完成と言ってもいいくらいです。
ーーーーー
ここで、もしもう少し追求できるなら、
1、後ろの床面の平らさをもう少し感じさせるなら、
実際にはないけれど、横線を入れて、板が敷き詰められていると考えてみる。
その場合、その板は遠ざかるほど狭く見える(遠近法)こと。
板の境目の線も、遠ざかるほど細くなる。などを使うと良いでしょう。
私は、無地の壁を描くときも、遠近があるときには、この方法を使います。
まるで、ブロックが積んであるかのように考えて、その架空の線を入れます。
それによって、遠近を感じさせるのです。もし同じ大きさの汚れがあるなら、
その線に則って大きさが小さくなるという考えです。
この絵の場合は、その横線が布の後ろを貫くという考えを持って、布が退いたらどうなるかを
想定した描き方をします。だから、どの線がどの線とつながるかということも重要です。
今は、厳しく言うと、まだ布の輪郭を感じる部分があるので、それが黒い線に感じないように、
後ろにある横線を布の後ろまで感じさせるつもりで描けば、この輪郭線を引くという考え方が変わるでしょう。
2、もう一つは、全体として明るく見える部分の明暗の段階を3~4段階に分ける。
同様に、全体として暗く見える部分の中の明暗を3~4段階に分けるということを考えてください。
※ 要するに、この課題は、明暗の順番をきちんとつかむことで、布の凸凹を表現するという勉強です。
どことどこを比べたら、どちらがどのくらい明るいか暗いかということ見抜く勉強なのです。
自分に厳しくということで、取り組むなら、もう一歩追究できたらと思います。
追加でもう一言
これは、難しいことですが、
暗い部分が黒いと感じるか、暗いと感じるかという問題です。
今は、やや黒いというイメージが強いようです。
白い布の暗い部分ということで考えるのですが、黒く感じてはいけないのです。
こういう場合の良い方法は、敢えて、黒いものを置いてみることです。
その黒さと比べて、布の暗い部分をここまで黒くしてよいかと考えてみると良いでしょう。
前回の私のアドバイスを受け入れて、このような状態にしてくれました。
とてもいい感じになりましたね。
背景の雨が降った感じがなくなりました。
輪郭線のきつさも和らぎました。
大きく明暗が分かれて、とてもしぜんになりました。
もう完成と言ってもいいくらいです。
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ここで、もしもう少し追求できるなら、
1、後ろの床面の平らさをもう少し感じさせるなら、
実際にはないけれど、横線を入れて、板が敷き詰められていると考えてみる。
その場合、その板は遠ざかるほど狭く見える(遠近法)こと。
板の境目の線も、遠ざかるほど細くなる。などを使うと良いでしょう。
私は、無地の壁を描くときも、遠近があるときには、この方法を使います。
まるで、ブロックが積んであるかのように考えて、その架空の線を入れます。
それによって、遠近を感じさせるのです。もし同じ大きさの汚れがあるなら、
その線に則って大きさが小さくなるという考えです。
この絵の場合は、その横線が布の後ろを貫くという考えを持って、布が退いたらどうなるかを
想定した描き方をします。だから、どの線がどの線とつながるかということも重要です。
今は、厳しく言うと、まだ布の輪郭を感じる部分があるので、それが黒い線に感じないように、
後ろにある横線を布の後ろまで感じさせるつもりで描けば、この輪郭線を引くという考え方が変わるでしょう。
2、もう一つは、全体として明るく見える部分の明暗の段階を3~4段階に分ける。
同様に、全体として暗く見える部分の中の明暗を3~4段階に分けるということを考えてください。
※ 要するに、この課題は、明暗の順番をきちんとつかむことで、布の凸凹を表現するという勉強です。
どことどこを比べたら、どちらがどのくらい明るいか暗いかということ見抜く勉強なのです。
自分に厳しくということで、取り組むなら、もう一歩追究できたらと思います。
追加でもう一言
これは、難しいことですが、
暗い部分が黒いと感じるか、暗いと感じるかという問題です。
今は、やや黒いというイメージが強いようです。
白い布の暗い部分ということで考えるのですが、黒く感じてはいけないのです。
こういう場合の良い方法は、敢えて、黒いものを置いてみることです。
その黒さと比べて、布の暗い部分をここまで黒くしてよいかと考えてみると良いでしょう。