李陵
2012-12-19 | 読書
中島敦の「山月記」について書きましたが、ついでに「李陵」も読みました。
私は、この「李陵」という人を知りませんでした。
漢の武将だった人です。良く戦って最後は力尽きて捕虜になり、その敵国で厚遇を受けて
最終的には、その国で亡くなる人です。
簡単に聞くと、なあんだという感じがしますが、よく読んでみると、その人の生き様がなかなか魅力があります。敵国の捕虜になったのに、すばらしい武将だということで、厚くもてなされる。いつかはそこを抜け出して、国に帰ると思いながら、そこでの人間関係が深まるにつれ、その気持ちが変わっていく。国許では、自分が捕虜になっているために敵国が強くなっているという噂話により、自分の家族が皆殺しにされた。だから、逆に怨みは自分の国になった。
そのような話です。
私が興味を持ったのは、それが漢の武帝の時代であるということと、同時代に司馬遷がいることです。その辺の時代関係を全く知らないので、関連本を少し読んでみたくなりました。
先日読んだ本に、司馬遼太郎は、司馬遷のようになりたいという意味でその名前をつけたと書いてありました。意味は、司馬遷には遠く及ばないと謙遜してつけたと書いてあったかな?
私は、この「李陵」という人を知りませんでした。
漢の武将だった人です。良く戦って最後は力尽きて捕虜になり、その敵国で厚遇を受けて
最終的には、その国で亡くなる人です。
簡単に聞くと、なあんだという感じがしますが、よく読んでみると、その人の生き様がなかなか魅力があります。敵国の捕虜になったのに、すばらしい武将だということで、厚くもてなされる。いつかはそこを抜け出して、国に帰ると思いながら、そこでの人間関係が深まるにつれ、その気持ちが変わっていく。国許では、自分が捕虜になっているために敵国が強くなっているという噂話により、自分の家族が皆殺しにされた。だから、逆に怨みは自分の国になった。
そのような話です。
私が興味を持ったのは、それが漢の武帝の時代であるということと、同時代に司馬遷がいることです。その辺の時代関係を全く知らないので、関連本を少し読んでみたくなりました。
先日読んだ本に、司馬遼太郎は、司馬遷のようになりたいという意味でその名前をつけたと書いてありました。意味は、司馬遷には遠く及ばないと謙遜してつけたと書いてあったかな?