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絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

李陵

2012-12-19 | 読書
中島敦の「山月記」について書きましたが、ついでに「李陵」も読みました。

私は、この「李陵」という人を知りませんでした。

漢の武将だった人です。良く戦って最後は力尽きて捕虜になり、その敵国で厚遇を受けて
最終的には、その国で亡くなる人です。

簡単に聞くと、なあんだという感じがしますが、よく読んでみると、その人の生き様がなかなか魅力があります。敵国の捕虜になったのに、すばらしい武将だということで、厚くもてなされる。いつかはそこを抜け出して、国に帰ると思いながら、そこでの人間関係が深まるにつれ、その気持ちが変わっていく。国許では、自分が捕虜になっているために敵国が強くなっているという噂話により、自分の家族が皆殺しにされた。だから、逆に怨みは自分の国になった。

そのような話です。

私が興味を持ったのは、それが漢の武帝の時代であるということと、同時代に司馬遷がいることです。その辺の時代関係を全く知らないので、関連本を少し読んでみたくなりました。

先日読んだ本に、司馬遼太郎は、司馬遷のようになりたいという意味でその名前をつけたと書いてありました。意味は、司馬遷には遠く及ばないと謙遜してつけたと書いてあったかな?

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夢の守り人

2012-12-19 | 読書
「夢の守り人」を読んでいます。


以前、お勧めで、「精霊の守り人」と「闇の守り人」を読みました。
「夢の守り人」はその続きです。

これは、この後も6冊くらい続くようです。
登場人物や地名などがカタカナなので、ちょっと苦労しますが、慣れてくるとわかります。ページの初めに地図があるので、それがもっとわかりやすいといいなあと思います。

内容は、ファンタジーと言えば良いのでしょうか。
不思議な物語です。ナルニア国物語のようなジャンルでしょうか。

この世とは別の世界がこの世とダブって存在している。
その世界が見える人と見えない人がいる。
それを夢の世界と捕えるのか、別世界と捕えるか。
はたまた、天国のように捕えるか?
魔法使いか妖術師か、そのような人だけが捕えられる世界のような。

まだ、途中ですが、最初「精霊の守り人」を読んでいるときは、江戸時代の日本かと思いました。しかし、そうではないようです。


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