絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

絵のテーマ

2010-01-27 | 絵画指導
絵の題材として、こんなものでも面白いですよと、私は自分の絵の生徒さんたちに教えています。畑の中で見つけました。

風景画というと、綺麗で気持ちの良い風景を描きたくなりますが、それでは、平凡になる可能性が大きいのです。それよりも、他の人があまり描きたがらないようなものに目をつけてこんなものにも造形的に魅力があるんだよと示してやるということが、良いと思っています。

だから、普段なら見過ごしてしまいそうなものに目をつけるのです。
この枯れ木?木材かな?切り株とでも言いましょうか、そんなものでも絵になるのです。

もちろん、目をつけたら、どの角度から見ると面白いか?光の角度は?と検討が必要です。また、周りのものをどのように描くかという問題も出て来ます。必要かどうかを考えて、わざと描かないようにするもの、寂しければ、何かを付け加えてやるなどの捜査は必要です。
構図を考えて、足し算引き算をするのです。

このテーマの場合の注意事項は、目玉になる部分が重要です。ポイントがない場合があるのです。この場合は、切り口の部分が目玉になるので、ポイントはその切り口でしょう。

角度によっては、その切り口が見えなくなったりするので、気をつけることが必要です。
また、その目玉の向きも重要です。真っすぐこちらを向くととても強くなります。そっぽを向き過ぎると弱くなります。ポイントが一つだと、寂しいので、二つか三つあると楽しくなります。しかし、その場合は目立つ順番が問題になります。平均的になると、主役脇役がわからないくなります。バランスの問題もあります。これは、静物画の構図と同じです。

それらのことを考えながら、良い構図になるように工夫をしてください。

この辺を学ぶと、絵が急に良くなります。絵は構図が命です。

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ナポレオンのロシア遠征

2010-01-27 | 日記
漫画世界の歴史(フランス革命と産業革命)

その中に、ロシア遠征の話がありました。

私は初めて知りましたが、寒いのが嫌いなナポレオンがなぜ冬のロシアに行ったのかと
不思議に思っていました。そうしたら、出発したのが、5月でした。初夏だったのです。

そのロシアの戦い方は、とんでもないものでした。
戦わないで、退くのです。しかも町を焼き払いながらの撤退です。
ナポレオンは戦いたいのに、ロシアがそのやり方で、退くのです。
そのため、どんどん進んで行き、最後はモスクワまで占領しました。
モスクワには、9月に着いたようです。

しかし、そのモスクワはもぬけの殻でした。誰もいないのです。
しかも、ときどき現れては、火をつけて行くのです。
だから、もちろん食料も残さず、先に持ち出していたのでしょう。

その結果、ナポレオンの軍隊は食料に困りました。なにしろ60万人の兵隊です。

しかたなく、ナポレオンは撤退を決意しますが、ロシアの冬は早く、ナポレオンの軍隊は夏服しか持っていません。飢えと寒さでどんどん死んでいきました。最後は10万以下になってしまったそうです。50万人以上が死んだのだそうです。

何かの映画で見た気がします。倒れた兵士を雪の中から助けるという話でした。
何だったかなあとまだ思い出せません。

ナポレオンの最大の失敗でした。1812年のことです。

そのときに、徴兵されていたら、シャンポリオンも死んでいただろうなあと私は想像しました。
兵役を免れる方法と言うのがあるんですね。

今回この漫画を読んでみて、ロシア遠征の事を知りました。

ーーーーー
ただ、一つだけ、モナリザはナポレオンがイタリア遠征に行ったときに、戦利品として持って帰ったと書いてありました。それは、間違いなので、まずいなあと思いました。

レオナルドがフランスに持って行ったのです。レオナルドが亡くなったのはフランスなのです。
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