絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

調べてみました。

2010-01-03 | 美術
コンクリートについて調べてみました。

コンクリートとは、大きく分けてセメントコンクリートとアスファルトコンクリートがあるそうです。

しかし、ローマンコンクリートは、そのどちらでもなく接着剤は石灰でした。

砂利と火山灰と砕いたレンガと石灰でした。

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ローマの道は、4層になっているそうですが、そのどの層にもこのコンクリートが使われているという説明でした。そうなると、塩野さんの説明とは全く違ってしまいます。果たしてどちらが正しいのでしょうか。

番組の中でも、2000年も前からコンクリートがあったなんて凄いですねという言葉がありましたが、良く調べると、コンクリートはエジプトのピラミッドの建設で使われているとありました。へええーーーですよね。

しかし、よく考えたら、メソポタミアのジッグラトの下の部分でコールタールが使われていることを私は以前説明していました。これは、アスファルトですね。だから、今から2000年前のローマ時代どころではない、BC2500年(今から4500年前)のピラミッドの時代からコンクリートは使われていたということなのです。

ローマンコンクリートは、火山灰を使っていると言っていましたが、これはベスビオス火山の灰だそうです。あのポンペイの町を埋めてしまった火山ですね。
その火山灰は、粘りがあるので物質どうしが混ざりやすく、強度も増して長持ちするそうです。

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ローマ人の物語10

2010-01-03 | 読書
ローマ人の物語10は、これまでの話の展開とは違って、インフラについてでした。それで、途中挫折していたのかもしれません。戦いの記録などは、展開があるので、物語的な面白さがあるのですが、インフラの話は少しつまらない感じがします。
美術に携わる人間としては、本当はこの部分がメインになるべきなのでしょうが、私は、絵画以外は興味が薄いので、道の作り方がどうだとかを面白く感じませんでした。

ところが、

そこを読んでいるのと同時に、テレビでそのことをやっていました。それで興味が湧きました。しかも、意見が全く逆なのです。だから尚更興味が湧きました。

道の作り方、構造についてはほとんど同じですが、塩野さんはコンクリートを使っていないと説明し、テレビではコンクリートを使ったと言っていました。

おっと、

どうしよう。塩野さんは、これだけのものをコンクリートも使わずに作ったのだからすごいと説明しています。テレビでは、何と何を混ぜてコンクリートを作り、一番上部を固めたと言っています。大体のところは、道を1メートルくらい掘って、大きな石と砂利を混ぜたり、少し小さめの石と粘土を混ぜたりと、水はけが良い状態にして、4層にしてあり、最後に平らな石を隙間なくぴったりに敷き詰めて仕上げてありますが、仕上げの平らな石の直ぐ下の部分がコンクリートを使ったらしいのです。

果たして、どちらが本当でしょうか。

しかし、面白いのは、こういう全く違った意見が出ることで、勉強の意欲は湧きますね。ろくに興味を持たなかったことが、俄然面白くなってきました。
そして、どちらかが、間違っているのか、どちらも本当なのかということが調べる内に分かって来るでしょう。

説明は、アッピア街道についてなので、よく調べれば直ぐにわかることですよね。

ーーー
ただ、コンクリートがいつ発明?されたかということも関わります。
ローマにパンテオンがありますが、あれはコンクリートを使用したと説明を聞いたことがあります。また、有名なコロッセオもコンクリートが使われているそうです。
コロッセオはネロが死んだ後作られたので、紀元1世紀後半辺りでしょうか。パンテオンは、オクタビアヌスの部下のアグリッパが作ったと言われますが、それが壊れたのをハドリアヌスが作り変えたそうですから、ハドリアヌスの時代、つまり2世紀です。

古い方を優先させて、ネロの後くらいの時にはコンクリートがあったと考えると、それ以降に作られた道は、コンクリートを使っていてもあり得る話ですね。

塩野さんが言っているのは、もっと昔の時代のことで、コンクリートが発明される前の道のことをいっているのでしょうか。そういう説明はなく、読んでいる感じでは、すべてのローマの道はといっているように感じましたが。

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また、ついでに、もう一つ。コロッセオは、8年間で完成したとテレビで説明がありました。あんな凄いものを8年でつくったのだからすごいと。
しかし、塩野さんの本では、コロッセオは4年で作ったとありました。

これも調べる項目になりました。

どうして、こんなに違うのでしょうね。4年と5年なら、そのくらいの誤差はあっても捕らえ方で違うのだろうと言えますが、まったく倍の違いですからね。

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たまたま読んでいる部分と同じ内容を、テレビで扱っていたので、興味を持って見てみたら、そのような違いがありました。番組は、お正月番組で、たけしの古代文明七不思議みたいなテーマでした。吉村先生も出ていました。毎年やっている番組だと思います。

勉強の意欲と言うのは、こうしたことでも湧いてきますね。面白いです。
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