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絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

歌舞伎

2009-06-12 | 読書
歌舞伎は、どうして男だけで演じるのでしょうか?

今日、初めて知りました。

井沢さんの「逆説の日本史」という本に書かれていました。
 
歌舞伎は初めは、女性だけで演じるものだったようです。
それが、江戸時代に入る頃から男だけになったそうです。

よく考えると、出雲のおくにという女性が始めたという話を聞いたことがあります。「はあ、確かに、そうだよなあ」と思った方がいるでしょう。

それが、歌舞伎をやるのと同時に、売春も行うようになり、風紀を乱すという理由から、男だけでやれと命令が下されたらしいのです。
それ以来、歌舞伎は男だけでやるようになったそうです。
命じたのは、徳川幕府です。

関ヶ原に勝った家康は、その後天下を取るために、豊臣の力を弱めようといろいろな策を弄しますが、その一つに名古屋城の建設がありました。命じられたのは、加藤清正です。資金は、加藤清正にださせました。豊臣の財産を使わせて、力を弱めようという作戦のようです。

その築城のときに、加藤は歌舞伎の興業も行っています。それは、もう戦いは終わった、戦いよりも娯楽であるという考えを示すことで、家康に背く意志はないと示したと言われます。その話のついでに、「歌舞伎とはそもそも女性が行っていたが、ーーー」という感じで書かれていました。

読書の面白いところは、こうした予期せぬ知識が得られることです。
わざわざ、調べようとは思わない、しかし、そう言えばと思うことがある。そんなことが思わぬところで、知識として得られたということです。




コメント (4)
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