けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

「タッグ・オブ・ウォー」

2015-03-14 | ポール・マッカートニー
火曜日から続いた真冬に逆戻りした厳しい寒さも去り、今日は暖かさが戻って来て再び春らしくなって来た〈ホワイトデー〉の今日・土曜日です。
しかし、未明の激しい雨には驚きました。その激しい音で、目が覚めましたからね...。


さて。
記事ネタも無いのもあって、今回は、月に1度のポール・マッカートニーに関する記事です。

ポール・マッカートニーの次回の〈アーカイヴ・コレクション〉シリーズは、どうやら『タッグ・オブ・ウォー/TUG OF WAR』(1982)、『パイプス・オブ・ピース/PIPES OF PEACE』(1983)の2作品だという噂です。
早ければ、5~6月頃には発売されるとかされないとか。前回の〈アーカイヴ・コレクション〉の発売が昨年11月だったので、間隔的にはちょっと早すぎると思うしその可能性は低いと考えていますが、ポールの誕生日が6月だから有り得るな、とも思います。
そうなるとまた高額出費となるので、今から購入資金を貯めておかなくてはいけません。


その『タッグ・オブ・ウォー』と『パイプス・オブ・ピース』という2作品。
ポールとしては、元々は2枚組アルバムとして出したかったけど、レコード会社が拒否したので2作品になった・・・という話は有名です。
私は、この2作で言えば、発売時から評判高かった『タッグ・オブ・ウォー』よりも、どうも評価が低い『パイプス・オブ・ピース』の方が好きな楽曲も多くて、今でもよく聴きます。
なので、これまでに聴いた回数も、『タッグ・オブ・ウォー』よりも『パイプス・オブ・ピース』の方が圧倒的に多いと思います。




アルバム『タッグ・オブ・ウォー』は、初めてレコード屋に予約して購入したポールのアルバム(LPレコード)で、そんな事もあってそれなりに思い入れがあります。ジャケも好きだったし。
でも、その収録曲に関しては、全世界で大ヒットしたスティービー・ワンダーとのデュエット曲「エボニー・アンド・アイボリー」が収録されていたりしますが、何と言うか「楽曲もほぼ捨て曲無いし、アルバム全体緊張感あって良く出来ているけど、聴いていてあまりワクワクしないんだよなぁ・・・」というアルバムなのですよ、これ。(汗)

その理由は、しっかり作られていて遊び心が感じられない・・・から。
それまでのポールのアルバムには、いかにも捨て曲(出来がイマイチ&変な曲)って楽曲が収録されていて、それが個人的には好きな曲が多くハマっていたのです。
しかし、ウイングスを解散させた後に、ビートルズ時代の恩師・ジョージ・マーティンと組んで、ガッチリと真面目に作られた『タッグ・オブ・ウォー』は、その分どこか息苦しさを覚えてしまうのですよね。
(その点、同じコンビで作られた『パイプス・オブ・ピース』は、収録曲にバラツキがあり緊張感も薄れ気味なので聴きやすい)

でも、良いものは良い、と思えるようになったからでしょうか、40代になってその考えも変わって来て、このアルバムの良さがわかってきました。
全体の引き締まった雰囲気が、けっこう心地好く思えるようになりました。
いやー、私も大人になりました。(苦笑)


アルバムに関してちょっと辛口?になりましたが、もちろんお気に入りの楽曲はあります。
以前このブログに取り上げた「ボールルーム・ダンシング」がそうですし、アルバムのタイトル曲「タッグ・オブ・ウォー」もそうです。

「タッグ・オブ・ウォー」、当初はそこまで好きではなかったのですが、だんだんと好きになっていった曲です。
この曲の持つ叙情的な雰囲気が、年齢を重ねると共に良くなって来ました。

個人的には、タッグ・オブ・ウォーの意味である[綱引き]のSEから始まり、基本ポールのボーカル、アコギとストリングの静かな出だしから、一転してバーン!と
In years to come they may discover~♪ 
と2分4秒辺りからエレクトリック・ギター等が入って来る瞬間、一気にサウンドが厚みが増し、華やかになるその瞬間が、本当にたまらなく好きです。
この瞬間だけを聴くだけで、感動してしまいます。(多少大げさ)

いやぁ、さすがジョージ・マーティン、各楽器の使い方も効果的だと思いますが、ストリングスのアレンジが見事です。
4人のビートルの中で、やはりポールと相性が良いというのは間違いではないと思います。


叶わぬ夢だとはわかっていますが、この「タッグ・オブ・ウォー」、ライヴで観てみたいですね。
もっとも、今回のポールの来日公演には参戦しないので、演奏されたらショックすぎますが...。(苦笑)





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