けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

『アート・オブ・マッカートニー』を聴く・その1

2014-12-13 | ポール・マッカートニー
またしても急激に寒くなってしまいました。
朝から気温が上がらず、8℃ぐらい・・・。晴れ間が見えたりする割には、時々小雨が降ったり、昼過ぎからは時々雪が舞っています。(どわわ~)

本格的な冬ですね、もう。(今年の冬は暖冬傾向だと言っていたような気がするのは勘違いだったか?)


さて。
一昨日、予約注文していたCDが届いたので、早速聴いてみました。

ポール・マッカートニーの楽曲を、有名アーティストがカヴァーしたトリビュート盤、



『アート・オブ・マッカートニー ~ポールへ捧ぐ / THE ART OF McCARTNEY』

というCD2枚組。そのDVD付のヤツ。
先に輸入盤が出ていて、それでも良かったのだけど、今回は国内盤を購入しました。英語力皆無なため、DVDに字幕入っていないと困る?ので。
ポール自身のアルバムならともかく、他のアーティストによるポールの楽曲のカヴァー・アルバムなので、先に輸入盤に飛びつく事もなく約1ヶ月遅れの国内盤を待てました。
ポイントが貯まっていたので、それを使い、輸入盤並みの値段で購入出来たので良しと。


確かに、参加アーティストの面々は凄い!
ですが、発売前にちょこちょこと収録楽曲を聴けたりしたので、少しは雰囲気は掴めていたのもあり、それほど期待はしていなかったです。

CD2枚で、全35曲。(ボートラ1曲含む)
ビートルズ時代の楽曲と、ウイングス&ソロ時代の楽曲の割合は、ほぼ半々ですかね。
選曲は、ほぼ有名曲ばかりです。目新しいというか、珍しい楽曲のカヴァーは『McCARTNEYⅡ』に収録されている、ポールファンでも意外と思うような地味な「On The Way」ぐらいでしょうか。

基本、参加アーティストは、歌だけらしいです。
そして、ほとんどの曲は、ポールの現在のバンドのメンバー達が演奏しているらしいです。

とりあえず、まずはDisc1を聴いてみました。

1 「恋することのもどかしさ」 ビリー・ジョエル
2 「今日の誓い」 ボブ・ディラン
3 「バンド・オン・ザ・ラン」 ハート
4 「ジュニアズ・ファーム」 スティーヴ・ミラー
5 「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」 ユスフ(キャット・スティーブンス)
6 「マイ・ラヴ」 ハリー・コニック,JR.
7 「ワンダーラスト」 ブライアン・ウィルソン
8 「ブルーバード」 コリーヌ・ベイリー・レイ
9 「イエスタデイ」 ウィリー・ネルソン
10「ジャンク」 ジェフ・リン
11「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」 バリー・ギブ
12「エヴリナイト」 ジェイミー・カラム
13「ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー」 KISS
14「レット・ミー・ロール・イット」 ポール・ロジャース
15「ヘルター・スケルター」 ロジャー・ダルトリー
16「愛しのヘレン」 デフ・レパード
17「ハロー・グッドバイ」 ザ・キュアー featuring ジェイムズ・マッカートニー
18「アイ・ウィル」 井上陽水 (日本盤スペシャル・ボーナス・トラック)

国内盤のみの、井上陽水のボートラを含め全18曲。


ボブ・ディランを始め、ビリー・ジョエル、スティーブ・ミラー、ブライアン・ウイルソン、ジェフ・リンetc・・・聞いた事が無い(私が知らない)アーティストはほぼいないぐらい、豪華な参加者によるカヴァー集です。

でも、決して悪くは無いものの、個人的にはグッと来る、ハマるまでは無かったです。
全体的に無難な出来かな・・・というのが、数回聴いた感想です。

例えば、上記したアーティストがカヴァーした曲は...

ビリー・ジョエル「恋することのもどかしさ」は、ビリーの歌声がちょっと。別人のようなのが、何だか・・・。
スティーブ・ミラー「ジュニアズ・ファーム」には期待していたのだけど、グッと来そうなんだけど来ない感じ・・・。
ジェフ・リン「ジャンク」は、全編ジェフ・リン印!で“らしい”けど・・・。
ブライアン・ウイルソンは「ワンダーラスト」を選曲しているのだけど、出来としてはしっかり作られていて、このアルバムの中でもよく出来たカヴァーだと思いますが、個人的にオリジナル曲をあまり好きではないので、ブライアンの歌声がそこまで心に響かなかったです・・・。
御大、ボブ・ディランは「今日の誓い」をカヴァーしているけど、この人、やはりあのダミ声に好き嫌いが分かれてしまうなぁ・・・。

という感じ。(汗)


そんな中で、個人的にグッと来て文句なしにハマったのが、KISS「ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー」と、ロジャー・ダルトリーの「ヘルター・スケルター」ぐらいでしょうか。

いやぁ、何と言ってもロジャー・ダルトリーがやはり凄い!
(私が聴いた限りの)数ある「ヘルター・スケルター」のカヴァーの中でも、このロジャーのカヴァーは群を抜いて好きだしカッコいいです。
ポールと2歳違い?その歌声、あまり衰えてないのも凄い!(笑)

KISSは、ジーン・シモンズ&ポール・スタンレーが、ストレートにカヴァーしているのが好感持てるというか聴いていて違和感なく、KISSのオリジナルと言ってもいいぐらいな感じで、思った以上に楽しめましたね。

あ、ハリー・コニックJR.の「マイ・ラヴ」も意外と良かったかなと。「マイ・ラヴ」のカヴァーで、よく聴くようなアレンジではあったものの、不思議と新鮮に聴こえました。
後、ポール・ロジャース「レット・ミー・ロール・イット」もわりと良かったし、バリー・ギブ「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」も意外と楽しめました。

その他のカヴァーは、個人的には特に印象に残る点もなく・・・といった感じです。
ハート「バンド・オン・ザ・ラン」は、ちょっと残念だったかな。



唯一の不満が、国内盤のボートラである、井上陽水の「アイ・ウィル」のカヴァー・・・これは不要だったなぁ、と思います。
この曲だけもの凄く違和感を感じる出来で、アルバム全体の雰囲気を壊してしまっている気がします。
国内盤だけに、日本人代表として?収録しなくてはいけないという考えがあるのでしょうけどねぇ...。
(あくまで個人的な感想なので、あしからず・・・)



このトリビュート盤『アート・オブ・マッカートニー~ポールに捧ぐ』、それなりに楽しめたDisc1ではありました。


残るDisc2についての感想は、また後日。


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