10月も下旬に入りましたね。
さて。
それとは全く関係ないのですけど・・・近頃ポール・マッカートニーの楽曲を聴いていないことに気付いた私。
いつも使っている携帯音楽プレイヤーから流れて来る限られた曲を,、たまに聴くだけで、アルバム単位で聴くという事が全くありません。
そんなわけで、久しぶりにポールの、ウイングス時代の曲を聴いてみました。
選んだアルバムは、大ヒットアルバムなのに、メンバー全員がボーカルをとった事もあって、評価的には低く割と地味な『WINGS AT THE SPEED OF SOUND』です。
理由としては、ウイングスのメンバーの1人、デニー・レインが歌う「やすらぎの時/Time To Hide」が聴きたくなったからです、ハイ。
1971年のウイングス結成時から解散まで、ギタリスト&ボーカル(キーボードも)を担当し、かつ楽曲も提供していた主要メンバーのデニー・レイン!
いかにも英国人らしい容姿は、何となく裏がありそうな感じ?で、あまり好きになれないけど、彼のボーカルはそこまで嫌いじゃありません。
ただ、ウイングス時代の彼のボーカル曲は、ハッキリ言ってどれもイマイチ感があります・・・。やはりポール・マッカートニーという“天才”が存在するから、仕方の無いでしょうけどね。
唯一、そんな彼のボーカル&自作曲で好きなのが、この「やすらぎの時」なのです!
この曲、それなりに好きです。
でも・・・このスタジオ録音バージョンではなくて、後にリリースされた1976年の全米ツアーを完全収録したライヴ盤『WINGS OVER AMERICA』に収録されているライヴ・バージョンの方が圧倒的に好きなんですよね。
まあ、それって、そのライヴの模様を記録した、映画『ロック・ショウ』の映像効果も大きいですが。
スタジオ録音盤は、何かもったりとしていてスカッとしなくて、ノレそうでノレない・・・そんな感じがする、少々もどかしさを感じてしまうのです。
でも、その微妙な雰囲気も、まぁ決して嫌いじゃないですが。
しかし、ライヴでの方は、若干テンポが速めで、デニー・レインのボーカル&バンドの演奏もノリが良いと思うし、映像で観るとカッコ良いのです!
リッケンバッカーを抱えたポールが弾くベースも、気持ち良くブンブン弾んで主張しているし、間奏でのジミー・マッカロックのリード・ギターもカッコ良いのです!。
おかげでデニー、ちょっと影が薄い?です。(笑)
昔はよく聴いていた「やすらぎの時」ですが、最近は全く聴いていませんでした。
こうして久しぶりにCDを引っ張り出して来て、昔を思い出しながら聴くと心に響くものがありますね。
この曲、間違いなく全然大した事ない、平凡な曲なんでしょうが、私としては好きな曲に入る1曲であり、ウイングス時代におけるデニー・レインのボーカル・作品としては、間違いなくNo.1です。
デニー・レイン、音楽的に一流・実力者かと言えば???ですが(失礼)、ポール、そしてウイングスを支えてきたメンバーでもあり、やはりそれなりに魅力あると思います。
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