はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「親鸞」

2010-11-30 15:13:46 | 本・映画・ドラマ
五木寛之さんの「親鸞」(上・下)を読みました。

元々仏教のことは、殆ど何も知らず、“法然と親鸞”という名前くらいしか知らないという、
“無”の状態で読んだから、とても新鮮で、素直に読めたのかもしれないけれど、
とてもおもしろかった。

登場する場所が、奈良・京都・比叡ということで、訪れたことがある場所が多かった
という点でも、親しみをおぼえたのかもしれない。

子供の頃から、我慢をしなければならないことが多く、頑固とも言えるくらい意思が強い子供だった親鸞は、9歳で仏の道に入る。
最初は、比叡のお山に入り、修行を積む。
19歳の時に、法然が吉水というところで説法をしているのを聞きに行く。が、理解できない。
その10年後、六角堂で出会った紫野の言葉に導かれ、再び吉水へ通う。
法然との運命的な再会だったのだろうと思う。

仏教と政治の関係みたいなものも、昔教科書で習った程度の記憶しかなかったんだけれど、なんとなく理解することができた。

法然も、親鸞も、流罪になり、吉水の地を追われ、法然は土佐へ、親鸞は越後へ行く
ことになるところで、物語は終わっている。
親鸞は、名前を、親鸞に変えたばかりの時点だった。
なので、この物語は、「親鸞誕生」みたいなイメージで、その後の活動に関しては
書かれていない。

残念だなぁと思っていたら、来年の1月から、「親鸞 激動編」の連載が始まるらしいと聞き、本になるのを楽しみに待とうと思う。

で、歴史小説を読むと、すぐ、ゆかりの地を訪れてみたくなる私は、
早速、出かけてみるか~なんて思っているのであった(^^ゞ



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