はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「流浪の月」

2021-05-27 01:02:11 | 本・映画・ドラマ
凪良 ゆうさんの「流浪の月」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。


2020年本屋大賞受賞
第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作
せっかくの善意をわたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。
愛ではない。けれどそばにいたい。
新しい人間関係への旅立ちを描き、
実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。
わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。
それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。
再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、
運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。


凪良 ゆうさんは、BL作品を多く書かれていると、本の作家さん紹介の欄に
書かれていた。BL作品って、なぁに?ということさえ知らなかった私は、
検索してしまいました(^^ゞ Boy’sLoveのことだったんですね。
ホントに、最近、何でも略してしまうので、ついていけてない感ありあり。
BLなんて聞くと、私が真っ先に頭に浮かんでしまうのは、ベーコンレタス
なんですけどね(やっぱり食いしん坊か?)と思ったけど、
ベーコンレタスって、ボーイズラブの隠語でもあるそうですね。
知らないことばかり(@_@;

この本は、BL作品ではなかったけれど、いろんな要素が詰まっていて、
感情で頭がいっぱいになる感じの物語でした。

他の本も読んでみたい。

性的DVを少女期に経験し、そこから救いだしてくれた「文」のところに
転がり込んだのだけれど、世の中では「誘拐」ということになっていて、
「文」は、少女への性犯罪者として逮捕されてしまう(ホントは違うのに)
「わたし」は大人になり、恋人のような存在の人ができるが、
行動を監視されたり、自分の思い通りにならないと暴力をふるったりするような
人だった。(最低!私は、こういうタイプのひとが、一番嫌い)
世の中の人は、「わたし」を少女誘拐の被害者としてのレッテルを貼り、
かわいそう~という目で見るけれど、実際は違う、、最悪の環境から
救ってくれた文と、一緒に居ることを自ら望んだのだ、、と言っても、
誰も信じてくれないばかりか、おかしい人を見るような目で見られる。

ネットでの情報拡散の恐ろしさとかも考えさせられた。

一方、文もまた、問題をかかえていて、2人は、一緒に居る時にだけ、
自然体でいられた。
恋人でも、友だちでもない、、特別な関係。

これからも、幸せが続きますように。と、祈らずにはいられなかった。

自然体でいられる場所がない人、、、もしかしたら、多いのかも。。
なんて思ってしまった。

今日の録音を聴いて、いろいろ反省したり、考えたりしていたら、
こんな時間になってしまった~(汗)寝ないと^^;
コメント (2)
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