雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

親離れ2

2014-02-26 16:43:18 | 雑談(ジョーク)
また娘が親離れしたなと思う出来事があった。

娘がWiiで遊んでいたら息子がそのコンセントを外し、もう一度やりなおしになってしまった。

一瞬以上緊張が走った。

娘が怒ると思ったからだ。

とっても楽しいゲームを中断されたわけだし、実際その顔には憤怒の形相があった。

息子も覚悟したらしい。謝らず下を向いて、目を合わせず、雷が落ちるのを待った。

娘の怒ったときの怖さは、妻に似て、現在の我が家は後世になってから、「女王二人時代」と称されることだろう。

僕にとっても「前門の虎、後門の狼」といった具合だった。

しかし娘は怒らなかった。

表情は固かったが、自分でコンセントを入れなおしてゲームを始めた。

僕らはホッとした。

うちのコンセントは最近外れやすく、娘も息子や僕がゲームをしているときに外してしまうこともあり、お互い様とでも思ったのだろう。

いずれにせよ、ゲームを続ける娘をみて、成長してるなぁと思わずにはいられなかった(よくあの怒りをおさめたものだ、と)。

で、その夜、湯船の中で「大したものだ」といった。

やっぱりひとは誰でも間違ったりするし、自分もするわけだから、悪気があってやったわけじゃないことも明白だし、だから怒りを収めたのかい?と。

すると娘はなぜ褒められるのかわからない風で、ちょっと考えてから答えた。

「だって私が怒ったら、今度は私がパパたちに怒られて、ゲームが出来なくなっちゃうじゃない。私はあのとき一番ゲームがしたかったんだから、怒ったりしたら、それこそ最悪になっちゃうよ」

この答えを妻に話すと、一通り笑った後、「それじゃ単なる利己心ってことじゃない」といった。

その通りだが、僕は更なる成長を感じた。

追伸:今朝から喉が痛かった。ある意味放射線よりPM2.5の方が自覚症状は大きく厄介だ。