雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

戦いの矛盾

2010-08-21 23:02:26 | 音楽
久しぶりにCDをレンタルした。

車のハードディスクにいれておいた曲に飽きたからである。

まわりを好きな、刺激的なものだらけにしないと、無駄な人生を過ごしているような気になるので、換えざるをえなかったのである。

ただし驚きはした。

なにせ二年前に選びに選んで人類普遍の名曲だと自信を持って搭載した曲だったから、こんなに早く飽きるとは思わなかったからだ。

やはり人間というのは「飽きる動物」であり、「飽きないもの」が僕が本質上好きな曲なんだろう。

というわけでこれまでに聞いたことのない曲を中心にレンタルした。

そんななか一曲、素晴らしい出会いがあった。

熊木杏里の「戦いの矛盾」である。

聴いてすぐに、岡本太郎の言葉を思い出した。

「過去の作品の方が素晴らしいという人間の感性は鈍い、なんやかんやいって現代は過去に勝つのが当然。なぜなら現在は、過去をすべて包含したうえに築かれているだから。」(原文に忠実ではありません、覚えているまま)

太郎さんの言葉の細かい内容にクレームをつけることは可能だが、僕は基本的に同意。

現在の優位というより現在は過去に挑戦できることと自身が現代人である点で優位に立たざるをえないと思っている(反論は承知)。

そんな意味で「戦いの矛盾」は、過去の曲と一線を画す何かを感じた。

声と詞と旋律が調和して、心に染み入ってきた。

ちなみに「戦いの矛盾」とは、何が矛盾かというと、生と生きる目的の不一致のこと。

次ぎに気に入ったのが、Home Made 家族の「Homesick」。

故郷をあとにして生きるという人生パターンがその主題。

これらを基盤に、プリウス3周年(今度の12月)に合わせて、一枚を捻出したいと思っている。

ちなみに最近プリウスの燃費を問題にしなくなったのは、娘が「初期設定」を押したため、乗り始めてから今までの燃費記録が失われたためだ。

もちろんそれ以降の数字は出るが、コツがわかったあとの数字をここで表示するのでは、公正ではなかろう(ちなみに現在32.4)。

ディーラーのひとに訊いても元には戻らないそうなので、あきらめた。

それから今回はおまけとして『おかあさんといっしょ』の代表曲選抜もつくった。

所詮「おかあさんといっしょ」と侮るなかれ(侮っていたのは僕だが)。

最近物忘れがひどいのに、『おかあさんといっしょ』に出てくる曲は大体タイトルをみれば口ずさめるのだから苦笑せざるをえない。

音楽は偉大だ。