日曜日の朝と夕方、久しぶりの停電がありました。
早朝、目が覚めたら目覚まし時計のデジタル表示が空白になっていました。
窓の外から車の防犯ブザーの音が遠く聞こえてきます。
スマートフォンで時間を確認、外はすっかり明るくなっていましたがまだ7時前でした。
目が覚めてしまったので起きだして、冷たい水で顔を洗いました。
肌寒い日です。
シャワーが使えません。
お茶が飲みたかったけどお湯が沸かせません。
パンも焼けません。
テレビもつけられません。
明かりの消えた冷蔵庫からまだ冷たい牛乳を出して、シリアルの朝食を食べました。
冷凍庫の中の冷凍食品のことは考えないことにしました。
スマートフォンを見ながら時間をつぶしている間、1時間ほどで電力が復旧。
(冷凍庫の中の冷凍食品は無事でした)
ほんのちょっとの間なのに、電力が断たれる不自由さを実感しました。
その日の夕方、夕食後の8時半ごろ、また停電です。
外は薄ぐれ、電気をつけて本を読んでいたところでした。
夫と息子はコンピュータゲーム中断です。
ガラスに入ったいい匂いのするろうそくと、平べったいティー・ライト、長いこと使っていない「ディナー・キャンドル」を探し出してきてつけました。
ディナー・キャンドルというのは単に香りのない、夕食の食卓に灯せる細長いロウソクのことです。
もちろん災害時の停電などにも使えます。
夫が電力会社のサービスラインに電話したところ地元の「パワー・ハウス」なるものに故障があり、81軒の家が停電している、復旧は深夜の1時以降になると言われました。
息子は暗い部屋でスマートフォンのユーチューブ鑑賞、夫と私はろうそくの明かりを前にしばらく座っていましたが、暗くて本も読めず、退屈です。
10時前に就寝することに決めたところ、パッと電気がつきました。
翌朝、うちの通りを出たところ30歩ほどの場所にある「パワー・ハウス」に行ってみました。
しょっちゅう前を通る、この高圧電気を蓄電しているらしい(?)怖そうな建物が「パワー・ハウス」というたいそうな名前で呼ばれることを全く知りませんでした。
家と家の間にある窓のないショボい建物....
(パワーハウスはこの白い車の後ろに隠れています)
周辺81軒の住宅の電力供給のカギとなる重要な拠点らしいのですが、中は何がどうなっているのか見当もつきません。
6畳敷きほどの窓のない一間に配線やら上げ下げするレバーやらがぎっちり詰まっているのではないかと思うのですが....
そうそう、日本にいる人に「イギリスには電信柱も電線もなく景観がスッキリしてるのでしょう?」と聞かれたことが何回もあります。
電信柱と電線はあります。
電気系統のケーブルが全て地下にめぐらせてある地域も確かに多いのですが、うちの近辺のように、幅が比較的狭くて短い行き止まりの通りが多い静かな住宅地には、黒っぽい防腐剤を塗った木製の電信柱が等間隔で歩道にたっています。
日本の住宅街の、広告板が打ち付けてあるコンクリートの電信柱よりたしかにずっとすっきりしています。
20本ほど放射状にのびる電線が各戸に電力を送っています。
実は短時間の、それも薄暗がりの夏の終わりの夕方の停電にはキャンプに行った時のような非日常感があり、少しワクワクしました。
早朝、目が覚めたら目覚まし時計のデジタル表示が空白になっていました。
窓の外から車の防犯ブザーの音が遠く聞こえてきます。
スマートフォンで時間を確認、外はすっかり明るくなっていましたがまだ7時前でした。
目が覚めてしまったので起きだして、冷たい水で顔を洗いました。
肌寒い日です。
シャワーが使えません。
お茶が飲みたかったけどお湯が沸かせません。
パンも焼けません。
テレビもつけられません。
明かりの消えた冷蔵庫からまだ冷たい牛乳を出して、シリアルの朝食を食べました。
冷凍庫の中の冷凍食品のことは考えないことにしました。
スマートフォンを見ながら時間をつぶしている間、1時間ほどで電力が復旧。
(冷凍庫の中の冷凍食品は無事でした)
ほんのちょっとの間なのに、電力が断たれる不自由さを実感しました。
その日の夕方、夕食後の8時半ごろ、また停電です。
外は薄ぐれ、電気をつけて本を読んでいたところでした。
夫と息子はコンピュータゲーム中断です。
ガラスに入ったいい匂いのするろうそくと、平べったいティー・ライト、長いこと使っていない「ディナー・キャンドル」を探し出してきてつけました。
ディナー・キャンドルというのは単に香りのない、夕食の食卓に灯せる細長いロウソクのことです。
もちろん災害時の停電などにも使えます。
夫が電力会社のサービスラインに電話したところ地元の「パワー・ハウス」なるものに故障があり、81軒の家が停電している、復旧は深夜の1時以降になると言われました。
息子は暗い部屋でスマートフォンのユーチューブ鑑賞、夫と私はろうそくの明かりを前にしばらく座っていましたが、暗くて本も読めず、退屈です。
10時前に就寝することに決めたところ、パッと電気がつきました。
翌朝、うちの通りを出たところ30歩ほどの場所にある「パワー・ハウス」に行ってみました。
しょっちゅう前を通る、この高圧電気を蓄電しているらしい(?)怖そうな建物が「パワー・ハウス」というたいそうな名前で呼ばれることを全く知りませんでした。
家と家の間にある窓のないショボい建物....
(パワーハウスはこの白い車の後ろに隠れています)
周辺81軒の住宅の電力供給のカギとなる重要な拠点らしいのですが、中は何がどうなっているのか見当もつきません。
6畳敷きほどの窓のない一間に配線やら上げ下げするレバーやらがぎっちり詰まっているのではないかと思うのですが....
そうそう、日本にいる人に「イギリスには電信柱も電線もなく景観がスッキリしてるのでしょう?」と聞かれたことが何回もあります。
電信柱と電線はあります。
電気系統のケーブルが全て地下にめぐらせてある地域も確かに多いのですが、うちの近辺のように、幅が比較的狭くて短い行き止まりの通りが多い静かな住宅地には、黒っぽい防腐剤を塗った木製の電信柱が等間隔で歩道にたっています。
日本の住宅街の、広告板が打ち付けてあるコンクリートの電信柱よりたしかにずっとすっきりしています。
20本ほど放射状にのびる電線が各戸に電力を送っています。
実は短時間の、それも薄暗がりの夏の終わりの夕方の停電にはキャンプに行った時のような非日常感があり、少しワクワクしました。
「非日常のワクワク」 と 言う 表現
良いですね
停電も コロナ(ウイルス)も
日頃の 人間の我が侭な 生活が
「天然自然に有る」 と僕たちに思わせない為の
神様(具体的な神は信じてませんが)の配慮かも