イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

かすかな希望の記憶が悲しみを新たにするホレイシオを送った日に見つけたイヌの顔

2020年09月20日 08時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
うちのネコ、ホレイシオが逝ってから2日になります。

この家に越してからすぐに迎えた仔ネコだったホレイシオが今、もういないという現実を受け入れつつあるところです。



ホレイシオの診察前に入った獣医科の診療所のお手洗いで撮った写真です。

不安な時にお手洗いに行きたくなることがあります。
そこで見つけたのが上の写真の、液体せっけんのディスペンサーか何かを固定するブラケットを取り外した時に残った部品.....でしょうか?



イヌの顔に見えます!

私は思わぬところに「顔」を見つけるとうれしくてワクワクするのです。
不安な現実を一瞬忘れて写真を撮りました。

獣医さんのスタッフ用トイレの壁にイヌの顔!
便器の上の壁には、スタッフの誰かのおばあちゃんの手作りかもしれない、ジャーマン・シェパードの顔部分の写実的な刺繍の額装がかかっていました。

もしかしたら、ホレイシオはだいじょうぶかもしれない!
マヌケなイヌの顔がそう思わせてくれたのです。
いえ、むしろ無理やり、すがるようにそう念じました。

その後すぐ診察室に戻ってホレイシオの診察に立ち会った顛末は昨日のストックポート日報に書いたとおりです。
ホレイシオはちっとも大丈夫ではありませんでした。

見つけてあんなにうれしかったトイレの壁のイヌの顔....
スマートフォンのアルバムにおさまったこの写真は私を悲しくさせるばかりです。

私たちにとって重要な1日を記憶にとどめ、ホレイシオのことを懐かしく楽しく思い出せる日が早く来ることを願って さがせば何処にでも顔がある カテゴリーで公開することにします。

昨日の ストックポート日報 を読んでコメント欄で、また個人的に、あたたかい心のこもった言葉をかけてくださった方々にはここで改めてお礼を申し上げます。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夫婦喧嘩は存在しない (浅井洋)
2020-09-20 12:24:25
江里様

 鰯の頭も信心から は 大事な言葉だと 思います

デザインの中に 世界を見つけている 江里さんなら
返信する
夫婦喧嘩は存在しない (浅井洋)
2020-09-20 22:28:56
江里様

我が家の 雌猫は 最後の1年は ボケて 居た様ですね その頃の blog です

徘徊ネコと授業

2007年4月11日
 ボケ猫は2時間おきに、食事、排泄、少しの遊びと睡眠を繰り返す。赤ん坊と同じ動きだ。16年も飼っているのだから高校生の息子より長く一緒に居る。

 でも草臥(くたび)れた、今日は朝一番で158人の授業なので、昨夜は早めに寝た。女房がネコを引き受けてくれて、朝まで一回も起きずに寝れた。

 お蔭でユックリ目が覚めた。少し寝坊して、朝の授業は助手の奥田君より遅くなった。 朝、あたふた駆け込んだ研究室で学生が3人「先生、いつも8時半ぐらいに来てるのに、今日はドナンした。」と出迎えてくれ、僕は慌(あわ)てて着替えて教室に向かった。

 初めての授業でプリントの用意も、携帯での出席取りもあるので、少し焦ったが気持ちよく授業が終れた。睡眠をタップリ取ると良いなと思ったが、そうでもない。

 授業でどれだけ学生に考えが通じるかは、待っていてくれた助手や学生が助けて呉れているからだろう。勿論、ネコを引き受けてくれた女房も含めて。
返信する
浅井さんへ (江里)
2020-09-22 08:03:42
ありがとうございます。
日記をつける習慣のない私にもブログが写真日記がわりになっています。浅井さんのブログ歴は長いのですね。感心しました。
奥様との連携でマリアさんのお世話をされたこと、マリアさんようすだけじゃなく、お仕事の記録まで。
大学で教鞭をとっておられたのですか。
返信する

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