イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ロックダウンの正しい過ごし方;ペンキ塗りのための下準備、紆余曲折の末、バスルームの改装工事を取りやめた事情

2020年11月25日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日ほぼ半日かけてバスルームの壁を塗る準備をしました。


ロックダウン中の家にこもる人々の定番アクティビティ、DIY (Do It Yourself 自分でやろう=日曜大工)です。
手術のあと回復した夫が高い場所を担当です。

あ、話に飛躍がありましたね。
5月と6月に私がひとりで壁紙をはがし、タオル掛けやトイレットペーパー・ホルダーなどを外したあとの漆喰壁の剥落や穴をチューブ入りのプラスター(漆喰)でふさいで改装の準備をしていたのですが、突然進行がストップ。

事情をお話しします。
5月にトイレの水洗システムが故障。
最初のロックダウンの最中で、少しずつ解除が始まったところでした。

今は亡きホレイシオが写っている当時の写真です。


赤いバケツに常備した水道の水を便器にそそいで流していました。
その時の事情とロックダウンのようすを詳しく書いた記事のリンクです☟。

ロックダウンの最中に壊れたトイレとロックダウン終了への大混乱の第一歩.....

けっきょくその後、テレビで宣伝している全国展開のバスルーム・ユニットとキッチン・ユニットを販売する会社のオンラインで備品をセットですべて購入し、その会社専属のプラマー(配管工)その他の専門職人に入ってもらってバスルーム全部の改装をする決心をしたのです。

もともとトイレのシステムが老朽化していたのでトイレとタンク一式を買い替える必要がありました。
どうせトイレを買い替えるならバスルーム全体が古くみすぼらしくいずれは取り替えたいと思っていた時期でしたので、いっぺんにセットで買えばお得、メーカーが雇っている職人に工事を任せれば工費も比較的安く済む、という事情もあったのです。
家を売る時にバスルームとキッチンの老朽化は買いたたかれるいい口実として知られています。

これを機にすすけた印象の無地の壁紙もはがして塗りなおすことにしました。

見積もりの時に、新品同様の安いトイレとタンクをサービスで取り付けてくれました。
購入したトイレが設置される際、それは会社に返却することになっています。

トイレの「貸与」サービスなんて初めて聞きました。気が利いています。

予約一杯で工事は4カ月も先ということでしたが、ちゃんと機能するトイレを手に入れさえすれば待つのは大して苦になりません。
のんびり準備をはじめました。
(夫の体調が悪くなったりちょっと都合が悪かったのですが...)

タイルは自分で選んで自分で購入、古くなった壁紙剥がしとペンキ塗りも自分たちですることになっています。
壁紙をはがした後の壁の状態がよかったので、壁紙を貼りなおしたりせず直接バスルーム専用のペンキを塗ることにしました。

見積もりの前に会社に送るために撮ったバスルームの写真が出てきました。







タイルの目地が黒ずんでキタナイ!
そのうち貼り変えるつもりだったので目地の掃除なんかめったにしなかったことを白状します。

......ところが、改装工事が始まる前の週に職人の都合で工事が中止と一方的に連絡が来てそれきり、新しく予約を入れることもできずに計画は立ち往生です。

そして長い話を短く詰めれば代わりの人をよこしてくれるわけではなく、長い間なかなか電話がつながらず、つながればつながったでもう少し待ってほしいという会社のオペレーターとの押し問答のあげくこちらからすべてキャンセルにして、払った金額を全額払い戻してもらいました。


こちらが要求したわけではないのに会社側の誠意として、臨時に取り付けてくれたトイレは無償で引き取らせてもらえることになりました。
やったー!

.....ところが、です。
電話で対応してくれたオペレーターの口がすべったのでしょうか、工事が中止になった本当の事情が分かりました。
取り付け工事を担当することになっていた職人がコービッド19(コロナ)にかかったからだそうです。

その会話の時には亡くなっていたそうです。
なんともいたましいことです。
無償で取り付けてもらったトイレにありがたい思いがいっぱいです。

もらってしまった機能万全の「レンタルトイレ」がある今、また大金を払ってバスルームの改装をする気持ちが完全に失せました.....
壁紙をはがしてしまった後の壁はとにかく塗るしかありません。

やっと何年ぶりかでタイルと目地を徹底的に洗いました。


便器掃除に使う漂白剤の入った洗剤を使うとタイルはさえざえと白く輝き目地は塗りたての白壁のよう。

表面が波打った正方形タイルと「クルクルパー」連続模様のボーダー・タイル(1990年代風!)が大っ嫌いなのですが改装、配置換えをするのを取りやめ、使い続けるとなれば定期的に漂白剤で洗い続けて仲良く付き合うつもりです。

紙やすりをかけ、お湯で表面の壁紙ノリをふき取って、いつでもペンキが塗れる状態のなめらかな壁です。




どうせはりかえるのだから、と「貸与」トイレを取り付けてくれる際にビニールの床をひどくいいかげんに切られてしまいました。


排水用の管を覆う木の箱も取り外され廃棄されてしまって見苦しいことこの上なし......何とかします。








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