イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

私の身の回りでも社交の集まりが一年ぶりに戻ってきた、パンデミックは実際には終わっていない日常生活への復帰が着々と進む英国の

2021年09月09日 05時19分53秒 | 気になる出来事、社会情勢
実は、月曜日の話です。


翌日火曜日にはアフガン難民支援物資の配送作業を手伝う賢いイヌの話題をお送りすることにしたので遅れて登場。

パンデミックで中止になっていた地元の編み物クラブの集会が再開しました。


2回のロックダウンを経て、通常通りの営業を始めて久しい地元の名物パブ、ブロッサムス Blossoms に足を踏み入れたのはパンデミック前に編み物の会の集まりに行って以来1年5カ月ぶりです。



写真は、編み物の集まりのために一室が貸し切りになる7時をちょっとすぎたさわやかな夕暮れに、美しい生花で飾ったパブの外観です。

ロックダウンのあいだ、内装をオシャレにモダンに改装したパブやレストランやカフェが多いのです。
この、昔ながらのパブのインテリアがそのまま保たれていたことに、一安心。

ロックダウン以前は現金でしか支払いができませんでした。



昔ながらのパブであることにこだわりでもあったのか、それとも決済上のトラブルでもあったのか...?
ロックダウン以前に、もうすでにカードでの支払いが一般的になっていた英国でかなり不便なシステムでした。



いつも通り、めったに手にしない現金を持参してカウンターで注文したのですが、意外なことにカードでの支払いが可能になっていました。

人の手から手へ渡る現金払いの習慣はパンデミックを経た英国では本当に過去のものになっています。

パンデミックが始まったころは他人が触ったモノを媒介してウィルスが広がる可能性を非常に重要視して手洗いや表面の消毒に世界中の人がこだわったものでした。
でも現在は感染者が触ったモノからの感染拡大の可能性は実は非常に低かったということが分っていますね。

心配のタネだったレジのカウンターや、ドアノブ、コンピューターのキーボードから実際に感染した人はほとんどいないそうですし。
英国では頻繁な手洗いや消毒の習慣はほぼ廃れました。

話変わって、なんだかむやみに気温が高かった昨日は、同じエリアにあるコーヒーショップで人と待ち合わせをして話をしました。



パブやカフェでの社交!が私の日常に戻ってくる日が来ようとは...!?
感慨無量...と言うのは多少大げさかもしれません。


感染拡大防止のための行動制限が撤廃された現在、以前よりも人に会ったり出かけたりしてはいる私ですが、夫が免疫力が低く重症化しやすい危険カテゴリーに登録されているため、これまでは人一倍ビクビク慎重に行動していました。
ちょっと遅れ気味だったのですが19歳の娘も今日の午後、接種会場として指定された徒歩10分の近所の教会に2度目の接種を受けに行きます。

娘の抗体力が向上しきった10日ののちはもっと気持ちの余裕をもって行動できるはずです。
ぐうぜん、昨日スペインに住んでいる24歳の息子も一回目の接種を終えました。
スペインは息子の話を聞く限り、コロナ対策に関しては英国よりいろいろとゆるそうですがとにかくこちらも一安心。

ええ、まだパンデミックは終わっていないのですが...
昨日会話をした英国南部に住む日本人の友人は知り合いに感染者が出て接触者すべてが自主隔離状態で大変なことになっているようです。
...もちろん簡単にアクセスできる感染検査(無料)を使って全員何回も検査を受けてそのたびに陰性結果が出ているそうですが、決まりは決まり、10日間は同居人ともども自宅にこもっているそうです。

昨日1日の英国の新規感染者数は38,975人。

ブロッサムスの個性的な(統一性のない)インテリアセンスの一例です。







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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-09-09 09:49:14
江里様
 浅井です
パブやカフェでの社交!が私の日常に戻ってくる日が来ようとは...!感慨無量...

 そうでしょうね 僕も 散歩中 おしゃべりです
犬のお蔭で知らない人と 話せます
返信する
犬と暮らせば (浅井洋)
2021-09-09 16:09:43
江里様

 no vaping の紙が 何となく そぐわない 感じがしますね
 でも 流行出したから 吸うな と 書いてはったのでしょうね 禁煙 no ciggarret の張り紙の 上に
貼ったのですかね
返信する
Unknown (江里)
2021-09-10 02:33:04
浅井さんへ
あの唐突な貼り紙はヘンテコリンな味わいをわかってくれる人がいるかと説明抜きで載せました。さすがは浅井さん。
イーシグともいうヴェーピング(電子タバコ?)
は世界に先駆けて屋内禁煙を2007年に法制化した英国では一時大人気でした。屋内でも吸っていいんですからタバコから乗り換えた喫煙者は多かったみたいです。職場で吸うのもガム噛んでるのと同じでカッコ悪いけど違法じゃないのでオッケーだったようです。
でもあれ蒸気みたいな、煙くないけどニコチンが含まれた煙が出るんですよね。
だんだん評判が悪くなり結局、あれは今は職場や店次第ですが、ほとんどどこでも禁止で、一時より廃れたみたいです。
ニコチン量をだんだん減らしていけるので禁煙ツールとしても注目だったのですがあれはあれでオイシイらしくてヴェーピングをやめられない人も多いみたいですね。タバコと違ってタールがないので肺がんにはならないとか?でも常習性はタバコ以上ってききました!!
英国のパブでヴェーピングいてる人も、もういないはずですが、一応書いて貼っておいたみたいですね。ゆるしてる店もあると思います。
自宅とクルマ以外で喫煙する人は本当に皆無です。
道で吸ってる人はいーっぱいいます。
首からイーシグ下げてスーハーやってるのはタバコよりカッコ悪く見えます
返信する
犬と暮らせば (浅井洋)
2021-09-10 04:45:58
江里様
 ありがとう御座います
いつも 知らない事を教えて頂き 感謝
書いてて気がつきました 
 禁煙って no smoking でしたね 
 
 広島の本通には E-cigarette は2店舗
ploom(日本タバコ?) iqos(多分アメリカ)
両方とも 小奇麗な店です
それと vape & cbd (cannabidiol canabisかな大麻かな)と言う 脇道の店です
 今まで 無視(僕が吸わないので)してたのですが 言われてみれば 有りました
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