ストックポートタウンセンターのはずれにある白亜の市庁舎 Stockport Town Hall(旧館)の周りの斜面のクロッカスの写真を撮るためにそばに寄ったら...
市庁舎内の結婚登記所で結婚式を挙げる花嫁さんがクルマから下りたところに行き会わせました。
宗教色抜きの合理的で簡素な結婚式ができるのが登記所結婚式 registry office wedding です。
費用を調べてみたら現在、基本が57ポンド(8801円)でした。
私たちもここで18年前に式を挙げました。
参列者はうちの子供2人と証人の2人だけ、の本当に簡単な式でした。
私の式服は夫に買ってもらった黒の膝丈のワンピースでした(お葬式やパーティに重宝しています)。
英国では、新婦の婚礼衣装を新郎が式前に見るのはすごーく縁起が悪いこととされていますが、私たちは縁起かつぎやしきたりみたいなことを重要視しないたちなので気にしませんでした。
この花嫁さんはフルレングスの白いすそが広がったドレスで本格的ですね。
写真を見て、教会式には欠かせないヴェールをつけていないのに気がつきました。
2月末の平日金曜日の午後、晴天でしたが肩を出した流行りのドレスはちょっと寒そうです。
お父さんらしい人と会場に入る前に写真を撮ってもらっていました。
リボンをかけた旧式のミニ・クーパーがかわいらしいですね、レンタルかな?
式場入り口のあるほうへ歩いていく途中、大急ぎの盛装した年配のカップルに追い抜かされました。
盛装といっても男性はスーツに無帽、女性はデイドレスにそれでも帽子の略式みたいな「ファーシネーター (華やかな飾りのついたヘアバンド)」をつけていました。
花嫁が入場する前に席についていなければならない列席者だったようです、遅刻ギリギリ。
私たちの時は入り口で待ち合わせをした証人2人と新郎新婦の家族4人がいっぺんにゾロゾロ入室、というしきたりまるで無視の挙式でしたが。そもそも、登記所での結婚式には誰がいつ入ってくるなんていう決まりはもともとないのです。
もちろん自分たちの創意工夫でにぎやかに楽しく、また豪華に、あるいはしきたりを持ち込んだ演出をしても全然かまわないはずです。
ストックポートの市庁舎旧館は時計塔を含めた正面部分をさして「ウェディング・ケーキ」の愛称があります。
そう言えば、この花嫁は式の華やか度をグーッと上げる一団のブライド・メイド(おそろいのドレスを着た花嫁の友達)を引き連れていませんでした。
平日の午後の、簡素かつ自分たちの価値観に会う格式を備えた挙式だったようです。
お幸せに!
...ちなみに、英国では日本のように「籍を入れるだけ」(書類の作成だけ)で結婚することはできません。教会やモスクなどの神職者か登記所の係官の前で宣誓をしなければ婚姻の成立は成り立ちません。成人2人の証人の立ち合いも必須です。
日本は変わるのが 速いですね
僕の娘は 2人で イタリアで教会に 行って
登録は アパートで暮らし始めてからですね
まだ 旦那の両親の顔も見てません
息子は 2月14日に同棲しましたが 結婚式の日取りは決めてません。「親父 会費制で 学校の教会でやるから 費用 きにするなよ」と それより
足の悪いジジババを 八王子まで 連れてきてよ」と
日本のオンライン「悩み相談掲示板」などをのぞくと結婚式の費用や招待客の人数やその他で親の合意が得られないとか両家が決裂とかそんな話を時々読みます。英国でも挙式にまつわるストレスは多いですよ。だったら式、やめれば?と思っちゃうほど煩わしいこと満載みたいです。
学校の教会で会費制、2人でイタリアの教会...いいですね、ステキです。ああ、お嬢様、入籍は日本なんですね(そりゃそうですね)教会は万国立会人が必須ですが原地調達でしょうか。旅行会社がアレンジしてくれたり添乗員さんが引き受けてくれるとか?