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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

海岸沿いに歩いた、ポルトまでの長い道

2016年05月16日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

ポルトガル北部の町、ポルト Porto の旅行記.

名所(と言えるかどうか・・・)第3回目。これでおしまいです。

ポルトの海、地中海ではなく、大西洋です。海の向こうは、アメリカ。

海水浴の季節には少し早い、砂浜のある、遠浅の海岸です。
左側、はるか遠くに、ポルトの町の中心が見えています。


海に突き出た17世紀の要塞、フランシスコ・ザビエル要塞 Forte de S. Francisco Xavier を見に、ポルトの南西、海岸にいってみました。




市電(メトロ)で、ポルトの中心から、約20分、地図を見て、適当にあたりをつけて、
Matoshinhos Sulという、海沿いの住宅地の中にある駅で降りて、海岸まで10分歩きます。

日本人にはなじみの深いフランシスコ・ザビエル!

物知りのうちの夫、まったく知らないって。

イギリス人でザビエル師のことを知っているのは熱心なカトリック教徒で、なおかつよっぽど物知りな人ぐらいでしょう。


この砦にザビエルがどんなゆかりがあるのか・・・・?実はわかりません!
中に入ってたしかめたかったんですけど、着いたのは、11時ごろ。オープンは1時から。


調べてから行けばよかったんですけど。

2時間も待つのはイヤなので、あっさり入場はあきらめました。

武器のコレクションと、展望がちょっと人気の、あまりぱっとしない観光名所。

ちなみに、ザビエル一行が東洋への布教に出航したのは、リスボン。
ザビエルは今のスペイン出身なはずです。

没後200年近くたって建てられたこの砦がなぜ、ザビエル?知ってる方がいたら、教えてください。



海岸沿いに6キロ、ポルトの町の中心まで、歩いて戻ることにしました。


ゴツゴツした岩場に長い木の板を渡した、デッキングの遊歩道がつづきます。

潮が引いたあとの岩のくぼみに海の水が残る、ロックプールが興味深い景観をつくりあげていました。






曇り空の、暑くもなし、寒くもなし、歩くにはうってつけの天候でした。静かです。

コーヒーを飲んで一休みした、岩場に突き出したカフェには、驚いたことに、私たち以外にも男性客がいました。座って本を読み続ける地元の人みたいでした。


カフェの店番の中年の男性、英語が一言も話せません。
私たちにコーヒーを出した後、外の席でずっとタバコを吸ってました。
のんびり、潮風に吹かれて一日座っている職場、悪くないです。

夏の観光シーズンには、もう2人ぐらい雇って、それでも忙しいんじゃないかと思います。


こんな海沿いの展望デッキがところどころ設置してあります。






町の入り口は、ドゥーロ河が海と交わる河口から始まるようです。

町側から、海にむかって・・・


海側から町にむかって・・・・


この先は、川沿いに、遊歩道や、サイクリング・ロードのある舗装した道路がつづきます。




ちょっとした漁港です。











早朝だけあいている、小さな魚市場のしゃったーのしまった、建物がありました。(上の横長写真の夫の左にちょっと見えている、赤茶色の壁がそれです。)

この近くの、新鮮な魚をその場で炭火焼にして食べさせる、レストランに、行き当たりばったりではいりました。

その話は、また、明日。

中心は、もうすぐ。





ひまカフェと、レストランでの長い休憩も含めて、3時間近く歩いて賑やかなドゥーロ河畔、
ルイI世橋 Ponte de LuisI のふもとにつきました。

ポルト特集、明日で終わりです。

一昨日までのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓

昨日の記事のリンクが上手に添付できません。左側のタイトルをクリックして見て下さいね。


ポルトガル北部の都市、ポルトに旅行2016年5月3日ブログ

ポルトガル北部の古い町、ポルト、ドゥーロ河周辺2016年5月4日ブログ

ポルトガルの古い町、ポルトのうら通り、その12016年5月5日ブログ

ポルトガルの坂の町、ポルトのうら通り、その22016年5月6日ブログ

ポルトガルの古い町、ポルトのボロ建築2016年5月8日ブログ

ポルトのストリート・アート2016年5月10日ブログ

ポルトの名所、大聖堂2016年5月13日ブログ

ポルトの名所、丘の上の修道院2016年5月14日ブログ




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ポルトの名所、そのほかいろいろ

2016年05月15日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

まだ、ポルトガル北部の都市、ポルト Portoの記事が続きます。

観光名所の写真、といっても、かたよっちゃいますね・・・・

私の好みで選んだ、ポルトの名所。

展望タワー、Torre dos Clerigos のある、教会 Igreja das Clerigos


ショッピングセンターのある Praca de Lisboa から見た。塔。
    

屋根に芝生と木が植わっています。
坂の町、ポルトならではの都市計画。

ショッピングセンターを抜けて、塔のある教会の前に出ると、ショッピングセンターの屋根の部分が地上レベルになっていて、ただの緑の公園スペースに見えます。

裃を着たような司教様の石像が立っているのが、上レベルの広場の前。


お店のひとつの、交尾をしているウサギの看板がおもしろかったので、写真を撮りました。


それほどユニークでもない、バッグやスカーフなどのファッションアクセサリーを売ってました。


その裏の広場、Praca Gomes Teixeira


噴水の右側、有名な教会 Igreja do Carmo


何が有名かというと横の壁いっぱいの青タイル。






大聖堂のクロイスターのタイル絵より、格段に絵が上手でした!!!聖母マリアをたたえる物語絵になっています。
100年ぐらい後で描かれたものだからでしょうか?

幾何学的、あるいは流線的な一枚ごとの模様が連続した小スケールの表通りの一般住宅の表壁をびっしり覆うタイルとちがって、教会や公共建築のタイルは並べたタイル全体に絵画作品が描かれているものがおおいみたいです。

ガイド本によると、この教会、18世紀の金ぴかロココ建築の典型的内装だそうです。
正面から見てもよくわかりませんがもうひとつ、女子修道院 Igreja das Carmelitaがくっついていてひとつの教会になっています。

残念、写真がありません。

左のカルメラ会のほうは、17世紀の建設で観光ウェッブサイトの写真を見たらやっぱりゴテゴテした内部ですね・・・。どちらも中に入ってみなかったのがちょっと悔やまれます。

青タイルの教会、別の例。偶然とおりかかったで、はいってみました。Igreja do Sto Ildefonso


側面は、地味。上のカルモ教会の横壁は公道に面していたので、はりきって絵タイルのありがたい図柄で埋めたみたいですがこっちは塀の内側、誰も通りません。


それでも側面の前のほうには、凝った装飾がちょっとあります。

前面も十字架や聖句などのデザインが並び、装飾性が高いデザイン。

おそらくいちばん完成されたタイル絵装飾は、有名なサン・ベントー駅 Estacao Sao Bento のコンコース。


ポルトガルの歴史が描かれている、19世紀の、絵画としての価値も高い、私の見たうちでいちばん「上手な」タイル絵。

壁いっぱいにはりこんだタイル・・・圧巻ですが、壁に直接、壁絵を描いたほうが手っ取り早いし効果的だと思うのですが、16世紀からのタイル壁の町、ポルトのこだわりなんでしょう・・・・


汚い水がじょぼじょぼ出ている、ポルトでいちばん古い給水泉。


14世紀のものだという小さな英語の立て札がありました。すごい!!ガイドブックにものってない、誰も見向きもしない、偶然見つけた歴史遺産。

この集合住宅(建てられて200年ぐらい?)のいちばん左はし、一階の奥にひとしれず、じょぼじょぼやってました。




この建物は何なのか知りませんが、左側のぼろい壁は古代ローマの城壁の一部



裏道で見かけた、「追いはぎ注意」のわかりやすい看板。


安全な場所にみえるのですが・・・ところで、イギリスでは一切見ませんね、この手の犯罪警告表示。ポスターはありますが。
道幅2.2メートルの警告も興味深い。

明日、あさってにつづきます。





一昨日までのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓

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ポルトガル北部の都市、ポルトに旅行2016年5月3日ブログ

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ポルトの名所、丘の上の修道院

2016年05月13日 09時27分28秒 | ヨーロッパ

ポルト Porto の観光名所特集、2回目。


丘の上の修道院 Mosteiro da Serra de Pilar



名産のポートワインの醸造所と蔵の並ぶ、河の向こう岸の丸い建物。

まんなかのクロイスター(回廊)が美しい。











入場に1ユーロ請求されました。安い!

他にほとんど誰もいない静かな観光名所。

前庭からの絶景。



今回、一挙にいくつかの名所写真を掲載して名所特集を終わりにする予定でしたが、都合で、これだけ・・・・。コンピューターの具合が悪く、写真の処理に時間がかかります。



明日に続きます。



一昨日までのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓



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ポルトの名所、大聖堂

2016年05月13日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
ポルト Porto の続きです。

いちおう旅行記なので、名所の写真も、載せることにしました。

大聖堂 Se Catedral





大聖堂下、裏通りから撮りました。


見上げれば絵になる構図がいっぱいです!

内部、静謐なロマネスク様式。


祭壇は金ぴかゴテゴテ、バロック様式、修復中。




横手の、回廊(クロイスター)とその上階の入場には、1人3ユーロ請求されます。
上から2番目の前景写真の、右手に張り出している横長の建物です。

17世紀の建て増しです。




回廊の壁際は、ずらああああっと、ポルト名物の青い絵タイルで覆い尽くされています。


夫の、魚図鑑が青でプリントしてあるシャツは、ポルト観光にうってつけ。


アーチにぴったりフィットする手の込んだ構成ですが、いかんせん絵がへたです。



回廊の小部屋の、ゴテゴテバロック様式の聖人の遺品、レリックが飾ってあるガラスケースの後ろ、アルコーブもタイルで覆われています。


ガラスケースの中には、17世紀の衣装を着た、聖人に見立てた人形が寝転がっています。
へんです。

夫が写真を撮れと言うから、撮りました。


最後の晩餐のテーブルに載ってるのは犬の丸焼き・・・・にしか見えませんが、子羊です。

回廊の上階、屋外ギャラリー部分もずらっと青タイル。


写真が大嫌いな夫が撮った、たった2枚の写真のうちのひとつがタイルのこの部分。


ケープを着た男と少年と、犬まで!左側を指し示しています。
スクロール(渦巻き模様)に囲われた独立した絵柄で、彼らが指差しているものは描かれていません。

夫は、場面すべての意味が知りたい、と言いましたが、私は意味なんてないと思います。


17世紀のタイル画家は隙間を埋めようと必死だったんじゃないかと思うんですが。

ポルトガルにダチョウがいた?


いない。

見たこともないダチョウを想像で一生懸命描いたら、こんなかんじ・・・・?


当時、ダチョウのお尻の羽で帽子や女性の頭髪を飾るのがはやっていたはずです。

ダチョウのお尻の羽で体をおおっただけ!


揚げ足をとっていたらきりがないんですけど、絵の稚拙さに驚く。


釣竿の下、もぐってるアヒルの絵のわけのわからなさに注目。
心無い人に目を潰されています。


上階屋内のタイル絵。不快!ブタ狩りの残酷さ。


イノシシではなく、どうみてもブタですよね・・・?


一階のタイル絵は、ギリシャ神話風のモチーフ(キリスト教会の大聖堂なのにいいのかなあ)
が多いように見受けられましたが、上の雨ざらしタイルは、17世紀の日常生活を画家が勝手に描いたみたいに思えます。

上階ギャラリーから見た、身廊外側。


上階屋内の美しい、踊るチュラブ(天童)2体。


口に蛇口をつっこまれて怒っている水盤の顔



大聖堂前の広場の眺望は素晴らしい。





半円陣を組んでいる観光客のいる所は、大聖堂を背景に記念撮影する人気スポット。
青タイルシャツのうちの夫を見つけてください。




明日は、一日で残りの名所スポットをざっとおみせしますね。



一昨日までのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓

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ポルトの人物彫像、やたらにある

2016年05月12日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

まだポルト Porto・・・・。

今日は人物彫像をとりあげます。

それほど大きくない町なのにやたらにたくさんあるような気がします。

まるで、日本みたい・・・・。


私はどこへいっても古い建物の表面装飾に夢中になります!!!

国立劇場 Teatro National


ファサードを飾る、喜怒哀楽の女性寓意像群。国立劇場ですから、感情の表現が芝居がかってるのも納得です。








あら、楽、哀、喜、怒になっちゃいましたね。

望遠で撮ってコンピュータ・スクリーンで見て気がついたのですが、「哀」の慟哭する女性寓意像が自分の乳首をつまんでいるの、おかしくありませんか。いくら悲しいといったってねえ?


私の好きなテーマ。建築を支えるギリシア神話風フィギャー「おもそう」


市庁舎 Camara Municipal do Polto 銀行、公共の建物の数々、Aliados駅などのあるエリアの、これは高級紳士服店だった・・・と思います。



女性がコロネードを支えるのは見たことないように思います。おもそうじゃないですね。
人柱を連想・・・。


市庁舎です。



市庁舎の前の広場、Placa da Liberdade にはまんなかに等間隔で、時代もスタイルもちがう彫像がいくつか設置してありました。


そのひとつ。


なんか、へんです。1930年代風、アール・デコ様式、はいいんですが、アール・デコ風のポーズ、膝をついて片手を優美にあげたりとか、じゃなく、ただ座ってる。


気分の悪そうな表情のブロンズ面の薄く横に開いた口からじょぼじょぼ水が落ちるのも、優美でも力強くもなく、へんです。

歯を見せてにぃっと笑ってるのもへん。健康美の表現なんでしょうか。品がない。


1930年代風、断髪(ショートカット)なのも、今見ると、へん。



もうひとつ。

同じ広場のこれはバッカス神の侍童、なんだと思います・・・


「思います」って、調べたらいいんですけど、私は観光客なので、すべて「思います」でおしきります。調べないで想像で、あるいは読めもしないポルトガル語の座銘からてきとーに想像していい加減なことを書いてます。間違ってたら指摘してください。

写真嫌いな夫がポルトで撮った、たった2枚のうちの1枚がこのブロンズ像。異常なほど気にいったそうです。


誰だか知らないナポレオン戦争時代の人らしい軍人の騎馬像、他にも何か人物像がありました。



携帯電話で撮ったので、残念、顔のクローズ・アップができません。これが、ギリシャ神話のワインの神、バッカス。


ものすごく切なそうなうれしそうな顔の表現が傑作です。
ポートワインの産地ポートの守り本尊のようなそんざいなんでしょう。手にした杯にワインの空瓶をのせたいたずらものがいます。

ポートワインのびんだったらいいですね。

私たちが滞在した、町のはずれにあるホテルの前にある公園広場、Praca da Republica にあります。



この広場にある、偉人と、彼がいつくしむ子供たちの像。


このやしの木が記念に植樹されているんだと思います。南欧らしい。
で、これ、誰?

カトリック教会にお供えしてあるろうそくがいくつも灯っているので、聖人かと思ったら、どうやらお医者さんらしいです。Drの称号がありました。
何した人だろう?



この同じ、小さな広場にもうひとつ。


共和制をたたえる女性の寓話像・・・でしょうか。
この広場の名前の由来は、共和制成立の由来と関係ありそうです。

力強い表現が1920~30年代っぽいと思ったら、2012年ってかいてありました。



中心近く、有名な展望台のある尖塔のある教会、Igreja Dos Clerigos の向かいにたっている司教らしい像。


張り切った現代美術表現、地元の名士の像には絶対に向きません!断言します。張り切りすぎ。



すぐ斜め向かいの、これはなんだろう。クラシックな表現の堕落アートでしょうか。
こんな神聖な公共の場所で・・・?


不謹慎。



海辺の、現代アート。


現代アートなのに古典的、写実的な表現の若い女性が正座してこの巨大な角材?を支えています。

意図は?




大聖堂前のブロンズ像、中世の頃の王様だと思います。


英語で説明が書いてありましたが、どうでもいいので読みませんでした。

イギリスでも騎馬象は数限りなく見ていますが、馬は絶対と言っていいほどオス。




とにかく、フォローしきれないほどの数です。ポルトの人物像。

最後に。


どこの観光地にもいる、人間彫刻。

人通りの多い、ドゥーロ河岸で。
あまり芸がない。毎日同じネタで、靴の鋲を打っていました。

現場で石のメーキャップをしていました。プロ意識がたりない。

まだ、ポルトの写真はあるんですけど、あの・・・・観光写真もお見せしましょうか?ちょっとは名所もまわったんですけど・・・・おもしろくないかもしれません。




きのうまでのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓

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ポルトの動物

2016年05月11日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
ポルトガル北部の都市、ポルトの旅行記、もう7回目。

ポルトで見た動物特集。



滞在した安ホテルのすぐそばの、地元民行きつけの庶民的カフェに入ってきたよその犬。




客のテーブルからおこぼれを頂戴していました。
お店の人は私たちのテーブルには来ないように手で追い払うしぐさをしていましたが、なじみ客におねだりするのは黙認。

イギリスではお店や職場に犬がいるのは珍しくないんですが、さすがに飲食店では、目にしませんねえ・・・

ドゥーロ河の河口から、少し町の中心に向かって歩いた川沿いにある、新鮮な魚をめのまえで炭火焼にしてくれる超格安レストランで。


黒い犬、見えますか。レストランの飼い犬で、ウェイター青年にくっついて歩いていますが、レストランの仕事を手伝っているわけではありません。
店内にトイレに入るため入ったら、狭い通路のまんなかにどっかりと寝転がっていました。

つま先でそっと押しても動く気配がないので、トイレには犬をまたいではいりました。他のお客も犬またぎをしていたようです。

ホテルそばのカフェと、新鮮な魚レストランについては、ポルトの食べ物特集で、いずれ、また。

河に下りる坂のとちゅうであった、ポルトの地元の人にしてはぽっちゃり目の女性と、ダルメシアン犬。


裏通りで窓から覗く悲しげなハスキー犬。




同じくうら通り。これはチワワ?



ストリート・ミュージシャンの飼い犬




ネコ

ギリシャの観光地の島々ほどではありませんが、ネコをよく見かけました。

ポルトの町の風景とネコの題材が 絵葉書やポスターに多く使われています。観光資源になっているようです。

東京の下町のようにネコにえさをやる人達も何人か見かけました。屋外カフェの客寄せにもなっているようです。










壊れかけた空き家に住んでいるノラネコも多いようです。

木の扉にあいた小さな穴からぞろぞろ3匹が列になって中に入っていくところを目撃しました。

イギリスでは、ノラネコがいません。

イギリスでは迷いネコは直ちに保護され、去勢、避妊手術をされたうえで、飼ネコであれば必ず施術してあることになっているマイクロ・チップスをもとに飼い主に連絡が行きますし、万一捨て猫であると判明したら、引き取り手がさがされます。



かもめ

街なかに数え切れない数のかもめが空をとぶ、うろつく、徒党を組む、、青空カフェのテーブルから残飯をあさる・・・・・イギリスの海岸の観光地でも、よく見かける光景ですが、ポルトでは、かもめによるノラネコにやったえさの横取りが横行していました。

イギリスでは見ない光景です。ノラネコへのえさやりをしませんから・・・・

この態度のでかいかもめは、カフェの人に何回追い払われても、一回りしてネコのえさ目当てにもどってきていました。




大聖堂の回廊屋上。


ポルト大学の卒業生が記念写真を撮るために集まっていた広場をうろつくかもめ。



大空を大きく旋回して飛ぶかもめ、優雅です。イギリスで、荒れた海の上を強い風に向かって羽ばたくかもめの姿を見て力強さに心打たれたことがあります。

だけど、地上におりて、ひょこひょこ歩くかもめの姿はこっけいで、卑しくもあります。

ゴミ箱に首を突っ込んで残飯をあさったり、道に吐き散らされたゲロをつついてたり・・・・


ポルト旅行記、長くなりますが、もうちょっとお付き合いください。名所の写真もお目にかけます。あまりいかなかったけど。




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ポルトのストリート・アート

2016年05月10日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
ポルト、6日目。

昨日は都合で休刊しました。

古い建物が数多く残る、ポルトガル北部の都市、ポルト Porto




修復、保存に莫大な財力を要する古い建物を無尽蔵に抱えた世界遺産、ポルト。


不況と、国家的財政削減策のせいか、個人所有の建物(家屋、店舗)の修復、保存の援助には財政的な限りがありそうです。


あまり裕福ではなさそうな人がたくさん住んでいるようにも見受けられました。

いたるところに老朽化した、取り壊し費用さえ捻出できないようなボロ建築がみられます。


しかし、ポルトの雰囲気は、暗くない!!

私の大好きなストリート・アートがいっぱい!!


誰かの提案なのか、自然発生したムーブメントなのか、ボロ壁や空き家、空き店舗の壁やシャッターを、発表の場の限られている無名のアーティストが思い思いの意匠で飾る、ストリート・アートとのコラボレーションがすすんでいます。

ぼろい建物をもてあますことなく、ポルトの町全体が活気のあるストリート・アートの発表の場として昇華しています。


ストリート・アートとは!?

「ストリート・アートなんて存在しない。ただの落書きだ」という人もいて、定義が難しい。


これなんか、手がかかってるけど、線路沿いの壁などにスプレーで名前や主張をかきなぐってある、〈タギング〉と同類といえるでしょう・・・


これも。


ところで、このアーモンド目の世界共通のエイリアンのイメージ、ポルトで実にたくさんみかけました。同じ人の手になるものかは、不明です。

ポルトの車止め。


イギリスでは、舗道に車が入らないように並んでいる「ボラード(車止め)」は、上をまるくした、1・3メートルぐらいの金属の柱がおなじみですが、ポルトではどこもこの、床の玉コロ。(日本のガードレイルのかわりです)

足元に気をつけてあるかないと、つまづいて転ぶ!


これも、ゲリラ的創作ですね。


ええと、これは・・・?


手の込んだ「タギング」か「落書き」といっていいでしょうが、このニコニコしたキリンさんの絵、にくめません。ポルトのいろいろな場所で目にしました。

繁盛している小さなカフェ(外でビールとオレンジジュースを飲みました。店内は扇形)と隣のポート・ワイン店は、店の外壁の落書きを気にしていないようですねぇ。

一部残る中世の城壁の横に赤いキツネ。いいんでしょうか・・・・?



表通り、ドゥーロ河畔に出る直前の賑やかなとおりに、この無残な老朽化した空き店舗があるのが驚きですが、おそらくは、建物の持ち主か、自治体に依頼されて描かれたと思われる、一般受けする素朴で可愛らしい表現。


これも。




歯抜け。


まんなかにウンコ。プリミティブな主題ですがかわいくて洗練されてる。

ちなみに、このとぐろ巻きウンコは、いまや世界共通の「エモジ」から広まったもともと日本の、おなじみイメージです。

歯抜けとまんなかウンコは、驚くべきことに、ギャラリーや、工芸ギフトショップのならぶこのちょっと高級感のある通りにあります。


ストリート・アートから話がそれますがこの通りには・・・・

造花で飾られた建物。


壁から突き出て、歩道にはみ出た真性現代アート。〈美術館)


鳥かごに入った、陶製巨大卵のオブジェ (個人アーギャラリー) 


・・・・もあります。


表通りにいくつもある、この金属の箱、何なのか誰かに聞こうと思ってきけませんでした。ごぞんじの方がいたら、教えてください!
電話のケーブルかなんかが詰まっているんでしょうか。



世界遺産の高級ショッピング・エリアには場違いな無機質なこの箱がすべて、プロのアーティストによって思い思いにペイントされています。
表現方法はさまざまですが、目的はひとつ、町をアートで彩る、公的な企画のように思われます。

日本の「マンガー」風の作風が圧倒的に多かったです。(写真を撮ればよかったですね!失敗。気に入ったのがなかったんです)

上のネコのは、一見陳腐に見えて、実は傑作。
ポルトの名物、ネコと白地に青の表壁タイル、実は、これもポルトガル名産のイワシの連続模様。お見事!

同様に、市庁舎や銀行、劇場などが立ち並ぶ立派なオフィス街にいくつも並ぶ、公衆電話ボックスを利用した、アート表現もおそらく市の後押しと思われます。





上の聖母さま(?)のようなイメージもたびたび目にしました。

上殻3番目の、縦長の写真を見て下さい。


私の選んだ特賞。


外壁のペンキをはがして陰影のある肖像がえがかれています。

ボロボロ建築、取り壊し跡、開き直って、アート!


ポルト、まだまだつづきます。



昨日までの記事をよんでください。
リンクを下に添付しました。↓

ポルトガルの古い町、ポルトのボロ建築2016年5月8日ブログ
ポルトガル北部の都市、ポルトに旅行2016年5月3日ブログ
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ポルトガルの古い町、ポルトのボロ建築

2016年05月08日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
4月の終りから3泊4日、格安の航空券とホテルがとれたので、ポルトガル北部の古い坂の町、ポルト Porto に旅行してきました。


一昨日までの記事もあわせてお読みください。一部写真を入れ替えたり加えたり、加筆、訂正もありますので、一度読んだ方もよかったらもう一度読んでくださいな。

リンクを下に添付しました。↓
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ポルトガルの坂の町、ポルトのうら通り、その22016年5月6日ブログ

前述のようにポルトは、世界遺産の、国際観光都市です。

古い保存された景観を世界中の人達が見に来る観光の名所にもかかわらず、住人の生活感たっぷり、観光客に古い町を見せる工夫がほとんど感じられないところに、私は強い魅力をかんじたのですが・・・・

不況と経費削減の影響でしょうか、老朽化した多くの建物が修復もされず、取り壊しを待つ状態で、ボロロさを観光客さらしています。


ごく一例、


つっかえ棒が痛々しい。


左にちょっと見えているのは、ポルトの大聖堂。


ドゥーロ河 Rio Douroにかかる、ルイスI世橋 Ponte de Don Louis I から見下ろした写真です。

名産のポートワインの醸造所の蔵、屋根がはがれて、床板がはがれちゃってますね。


緑のオアシス・・・崩れて風化した建物跡に豊かな自然がそだっちゃってます。


これはびっくり。


屋根が消失した廃屋で展開する家庭菜園。

河畔から、名物の橋に上がるための、くねくねした坂道、険しい階段からみおろせるので、観光客の注目の的。

老夫婦が菜園の手入れをしてました!


さすがにそばで写真を撮るのははばかられましたが、イギリスでは盛夏に咲くナスターチウムが花盛り、茎が私の身長ほどあるお化けキャベツなどが育っている、素晴らしく丹精されたなかなかの菜園でした。

これは橋の向こう岸の名所、丘の上に建つ17世紀の修道院 Serra do Pillar のふもとの、ワインボトルがのったコンクリートの廃屋。



行き場のない階段。


ドゥーロ河畔、ポートワインの醸造所と蔵、大聖堂のあるエリアと、それを取り巻く中世から17世紀にかけて建設された迷路のような坂道沿いの古い住宅群は、世界遺産の指定物件なんですけどね・・・・

他にも、でこぼこ金属のトタン板で補修した壁や屋根、南欧の情緒をそそるテラコッタの瓦屋根が消失した部分にうすいアルミ片をうちつけて雨漏りから家屋を守るにわか修理も多数!展望ポイントの名所、ルイスI世橋からみかけました。


そういえば、ポルト名物の、青、黄、ワインレッドのタイルを貼りこんだ表通りの建物の写真をほとんど撮っていません!
残念・・・

数少ない例・・・ボロッちい。


同じタイルが見つからなかったのか、ありあわせの修復。






やっただけまし・・・・・ほとんどがはがれたまま歯抜け状態で石壁をさらしていました。

さて、いくつか侘しげな写真をおみせしましたが、これからが、ポルトの本当の魅力です。

世界遺産。修復、保存に莫大な財力を要する古い建物を無尽蔵に抱えた町。

住民と自治体の財力に限りあり。

誰かの提案なのか、自然発生したムーブメントなのか、修復不能なボロ壁を、発表の場の限られている無名のアーティストが思い思いの意匠で飾る、ストリート・アートとのコラボレーションがすすんでいます。

ぼろい建物をもてあますことなく、ポルトの町全体が活気のあるストリート・アートの発表の場として昇華しています。

明日に続きます。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




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ポルトガルの坂の町、ポルトのうらどおり、その2

2016年05月06日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

今日で4日目、ポルトガル北部の都市、ポルト Porto

昨日までの記事は、左側のカレンダーの日付をクリックして見て下さい。

町全体が、急な斜面の上に建設されています。









3泊4日の滞在で、歩いてみて回れる規模の、それでも大聖堂のある、れっきとしたシティー、リスボンに次ぐポルトガル第二の都市です。

狭い坂道の両側に、17世紀から19世紀にかけて無秩序にぎっしり建てられた裏通りの住宅群を中心に、生活感あふれる町の景観を昨日に引き続き、またお見せしますね。


お気楽な街見物の間に垣間見た、ポルトガルの庶民の生活に関する感想をちょっと書いてみます。



夫の父が30年以上前、仕事でポルトガルに来た際、一泊だけしたポルトの印象は「びんぼったらしくて、汚くて陰気な場所」だそうです。


1996年 にポルトがユネスコ世界遺産に登録される前のことですね。
今ほど観光地としての賑わいがなかったころでしょう。しかも冬。


私たち好奇心旺盛な夫婦が訪れた初夏のポルトは日差しが強く、観光客と住人が渾然と混ざり合って賑やかで、気どらない、陽気な印象でした。


あくまで、たった3泊の滞在で、ポルトガル人と個人的に会って話したわけでもなんでもない、駆け足で見て回った観光客の私たちにとっての印象ですが・・・・

貧しげな立て込んだ家並みに人がぎゅうぎゅう詰めになって住んでいる印象ですが、つながれずに飼われている人なつこい近所の雑種犬に声をかけたり、ノラネコにえさをやる人がたくさんいたりする、やさしい人達の多い街のようにみうけられました。


窓から顔を出した人どうしがタバコをすいながら大きな声で話をしていたり、住人同士が親しくコミュニケートしている街です。



窓辺につるされた鳥かごでカナリアを飼っている人も、驚くほどたくさんいて、狭い通りに美しい鳥のさえずりがひびきわたっていました。

庭の一切ない通りの多くの家々の、バルコニーや軒先に並べた植木鉢に濃い緑の観葉植物が元気に育っていました。



物価の安さも観光客の私たちにとっては大きな魅力のひとつです。
反面、不況、失業、政府の経費削減などで、ポルトガル国民の生活は傍から見たほど安楽ではないように思われます。

世界遺産の観光地なのに、多くの老朽化した古い建物がそのまま取り壊しを待つ状態で放置されていることが経費削減を物語っているようだし、物価の安さも、最低賃金、1時間3ユーロという驚きの低さと無関係ではなく、痛ましい思いです・・・・

調べたら、ポルトガルには1時間あたりの法定最低賃金というのがなく、最低年収入を時間給に換算すると、3ユーロ(日本円で366円)ということです。
イギリスは4月1日から7ポンド20ペンス(1120円)、日本は693円ということですが、どうでしょうか・・・?


消費税が23%。(イギリスは20%)両国とも日本にくらべると福祉が格段に充実しているので、国民の不満はほとんどきかれないようですが・・・



夫はイギリス人にしても、185センチと高身長ですが、ポルトガルでは背丈が頭ひとつ分ぐらい抜きん出て見えました。



 





ポルトガル人は、概していえば、男女とも小さい人が多いようです。




イギリスでは小さいほうに分類される161センチの私と同じぐらいの背丈の同年輩の人が、ポルトガルにはけっこういました。

夫は、食生活の貧しさの故の体格差だと強く主張します。

一般にヨーロッパは南にいくほど身長が低くなる傾向があるといいますが、夫は「魚や野菜を多く摂る地中海ダイエット地域では、イギリスやアメリカのように肥満が社会問題になるほど蔓延することもないかわり身長もイギリス人やアメリカ人のようにのびない」という説を強く信じています。

どうなんでしょうか。
私は、体重はともかく、身長は民族や家系の遺伝子によるところが多いはずだと思うのですが、食生活も無関係だとは思えません。



裏通りではありませんが、隙間を埋めるように建てられた、奇妙な形の建物の例をいくつか。

店内は、三角。



ドゥーロ河畔の、ポートワインの蔵と、その周りの建物・・・・ルイスI世橋から撮りました。(5月4日の日報参照)




壁表面の段差に注目・・・・




ほとんどの集合住宅の一階には、通りに面した扉がずらっと横に並んでいます。


間口が狭く、奥行きの深い店舗になってる物件も多いのですが、ドアがあいている住宅の一階をチラッと覗くチャンスがありました。入ったらすぐ、上階に上がる階段がありました。

間取りのアレンジは、バリエーションがあるようです。

表通りです。滞在したホテルのそば。

通りの両側には、間口が狭くて奥行きの深い、電気系統の部品を売る、小売店舗がずらーっと続きます。

夫は「ローテク・アキハバラ」と命名しました。
専門性の高い小商いの店が、観光地にしては驚くほどおおいです。



急な坂の頂上に当たる場所の、公園広場沿いに、私たちが泊まったホテルがあります。


もと一戸建ての邸宅だったそうです。1830年代の建物だそうで、ポルトでは比較的、新しい。


夫が写真を撮るように言った、ホテルの前の公園広場、Praca da Republica のずば抜けて高い棕櫚の木と、その向こうに立つ現代建築と古い住宅のサンドウィッチ。



ポルトの話題、まだ続きます。



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ポルトガルの古い町、ポルトのうら通り、その1

2016年05月05日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
今日で3日目、ポルトガル北部の都市、ポルト Porto

町全体が、急な斜面の上に建設されています。

3泊4日の滞在で、歩いてみて回れる規模の、それでも大聖堂のあるれっきとした「シティー」、リスボンに次ぐポルトガル第二の都市です。

人口密度が高く、狭い坂道の両側に、17世紀から19世紀にかけて無秩序にぎっしり建てられた住宅群が非常に興味深く、私たちは連日見て回りました。


国際的な観光都市なんですよね、しかも、ユネスコ世界遺産。

それなのに「景観条例」なんてものがないようです。

バルコニーのない家の窓から下げられた洗濯物、壮観です。ヨーロッパの裏町の旅情を感じますね・・・・



裏町じゃなくても下がってました。



サティライト・ディスク、クーラー、古い街並みがセールス・ポイントの観光地の街並みにあってはいけないモノのようにおもえるのですが・・・・ 

イギリスでは、省エネ推奨で大人気の「UPVCウィンドー」(白いプラスチック窓枠の二重窓)は、保存指定の古い建築物や街並み、景観保存条例の適用されている地区では厳しい使用規制があります。
けっこうみっともないですから。モダンだし。

日本でおなじみの金属色まるだしの「アルミサッシ」よりは、はるかにマシ!!ですが。

ポルトでは、UPVCウィンドーはもちろん、イギリスではみたことのない、「アルミサッシ」まで、見かけました。









ヨーロッパ大陸の古い家並み、といえばおなじみ、色あせた木製のよろい戸と、レンガの瓦屋根。

それとポルトの17世紀のスタイルの古い集合住宅の特徴的な美しいタイルに覆われた外壁、重要な観光資源のはずなのですが・・・・



古いタイルが剥がれ落ちて、歯抜け状態になった外壁が多かったです。

建物の持ち主に余裕がなかったり、集合住宅の共有部分などの修復費用の分担の折り合いがつかなかったりすると、老朽化するにまかせる、あるいはせいぜいアルミサッシや 金属シャッター、アルミ材の屋根瓦で代用してとりあえずみっともなく修復するのもポルトでは OK みたいです。

世界遺産なんだけど・・・・

トタン材で、取壊された建物跡とのさかいの壁を覆ってあるのも数多く目にしました。

ポルトの建物のボロボロさ加減はそのうち、特集するとして・・・・・


ポルトは17世紀の都市計画のまま、今も住人が住みたいように住んでいる稀有な町です!

狭い迷路のような坂道を上がったり下がったり、通りを抜けるとまったく思いがけない景観が目の前に広がっていたり興味の尽きない街並みですが、住人はどうもお構いなし、他に住むところもないから住んでるような印象です。



日本人観光客のために、石灰で塗り固めた白い外壁、茅葺屋根のコテージが美しく保存修復されたイギリスの、例えばコッツウォードの田舎町や湖水地方の古い町などに行って美しさとプレゼンテーション、徹底した規制に度肝を抜かれることがあります。

テレビのアンテナも、電信柱もなく、車の乗りいれも禁止。

日本人や中国人に人気の、イギリスの観光地・・・「ちーがーう~!!そんなのは人が住む町じゃない!」と水を差したくなることが多々あります。

あれは、ディズニーランドや、ハウステンボス、ユニバーサル・スタジオなんかと同様、訪れる人が見たいものを見せるための場所が演出されてるんですよね。

あれはあれで、観光地としての機能をはたしているのですが、日本からわざわざ来た方が「イギリスの典型的な田舎を見てきた」と思われると、不満に思ってしまいます。



で、ポルト。同じく観光地です。

遠くから大勢の人が、古い、美しく整った、伝統的な、保存された街並みを見に来るはずなのですが・・・・


私が見たのは、ごく普通に人の住む、人が住むための古い町並みのポルトです。

美しく整っていない、雑然とした17世紀以来変わっていない裏通りに夢中になりました。


続きはあした・・・・写真がたくさんあります。










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ポルトガル北部の古い町、ポルト、ドゥーロ河周辺

2016年05月04日 09時00分00秒 | ヨーロッパ
ポルト Porto、昨日の続きです。

町全体が、急な斜面。

ひな壇のようにいくつもの段になった平らな場所に、大聖堂、数々の教会、堂々とした公共の建物、公園、駅、広場などがあります。

その段々を縫うようにつなぐ、無数の隘路、急な坂道の両側に、17世紀から19世紀にかけて無計画に所狭しとたてられた住宅群が特別魅力的です。


今回は、町のいちばん低いところ、ドゥーロ河 Rio Douro の周辺で撮った写真をお見せします。


坂を下へ降りていくと一番下にあるのが河です。


1886年に完成したルイス一世橋 Ponte de Luis I



地下鉄 が上層部を走っています。両側が歩行者用の歩道です。


上の、橋の全景写真を見てくださいな。
下の部分は車両用の道路です。

上からの眺めは絶景です。




地下鉄の線路を横切って、橋の反対側を見下ろすと、ロープウェイ Funicula dos Guindais があがりおりしています。


むこうぎしまで、もうすぐ。


橋を渡った向こう岸には、ポルト名産の、ポートワインの醸造所と蔵がたくさんあります。
私たちは訪ねませんでしたが、ゆうめいな観光スポットです。








丘の上に立つ円形の建物は17世紀の修道院 Serra do Pilar 。



前庭からの眺め。



夕景...





ポルト、まだまだ続きます。





 
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ポルトガル北部の都市、ポルトに旅行

2016年05月03日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

4日間、ポルトガル北部の都市、ポルト Porto を旅行していました。



ポルトはポート・ワインの産地として、世界的に有名です。

急な坂道沿いに古い古い建物が無秩序に密集して見事に残る美しいまちです。

世界遺産の国際的観光地なのに、あまり英語が通じません。

裕福ではない、たくさんの地元の人達が外壁や屋根瓦のおちかかった、築300年の風情あるぼろ家に住んでます。

物価が安く、気どらない楽しい町です。

マンチェスター空港から約2時間。






晴天続きでした。



格安の航空券と、宿がとれたので思い切って週日旅行。

イギリスと比較しながら、明日から、テーマごとに写真をお見せします。







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