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「SGIの日」記念提言の40年の軌跡

2022年01月28日 | 妙法

SGI(創価学会インタナショナル)の日

SGI運動の記念すべき第一歩

1月26日はSGIの日です。
1975(昭和50)年のこの日、世界51か国・地域158人のメンバーがグアムに集まって創価学会の世界平和会議が開かれました。
その席上、各国の創価学会の連合体であるSGI(創価学会インタナショナル)が結成されたのです。そして、 池田大作先生がSGI会長に就任し、ここに「平和」「文化」「教育」の旗を掲げたSGIの記念すべき第一歩が印されました。

世界平和会議の席上あいさつする
池田大作先生

 

池田先生は、第三代会長に就任した1960(昭和35)年の10月、25日間の北・南米指導の旅に出ました。翌61年1月には、インド、東南アジアへ。そして秋にはヨーロッパ指導に赴き、62年1月には中近東にも行きました。
こうした海外指導の積み重ねによって生まれたのがSGIでした。

「全世界に平和の種を」

世界平和会議の、席上池田先生は、「全世界に妙法という平和の種をまいて、その尊い一生を終わってください。私もそうします」と呼びかけました。
この池田先生のスピーチに、万雷の拍手が鳴り響きました。“全世界に妙法という平和の種をまく”。
この先生の誓いこそ、仏法の人間主義を広げゆくSGIの原点となったのです。

 

平和提言とSGI憲章

池田大作先生は1983(昭和58)年以来、1.26「SGIの日」を記念し、平和への提言を発表してきました。 冷戦期に「米ソ首脳会談」の開催を訴え、「教育国連」や「国連軍縮総会」「北東アジア共同体」を提唱するなど、地球的な諸問題への先見性あふれる考察と、解決への具体的アプローチに、世界の識者が注目しました。 SGIは1995(平成7)年、その目的と原則を「SGI憲章」として制定しました。前文と、それに続く10か条からなる「SGI憲章」には、仏法を基調として、全人類の幸福と平和・文化・教育の発展に貢献しゆくことがうたわれています。 この理念のままに、各国のSGIは災害支援や教育支援などの社会貢献活動にも取り組み、SGIのメンバーは、日々、信仰に励みながら、職場や地域で輝く“よき市民”であることを目指しています。 現在、192カ国・地域の“地球市民の連帯”へと発展したSGI。メンバー一人ひとりの胸に輝く“太陽の心”が、地域を社会を、希望の光で照らしています。

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「SGIの日」記念提言の40年の軌跡〈上〉2022年1月26日

 1983年から池田先生が40年間にわたって発表してきた、毎年の「SGIの日」記念提言のタイトルと主な提案を、上・下2回に分けて紹介します。

  *  *  *  *  *

 ◆1983年
 「平和と軍縮への新たな提言」
 ◦「核戦争防止センター」の設置
 ◦軍事費を凍結するための国際会議を
 
 ◆1984年
 「『世界不戦』への広大なる流れを」
 ◦宇宙空間での武力行使などを禁止
 ◦「世界不戦宣言」を国連で決議
 
 ◆1985年 
 「世界へ世紀へ平和の波を」
 ◦米ソ首脳会談で核軍拡競争を停止
 ◦韓国と北朝鮮の首脳会談の開催
 
 ◆1986年
 「恒久平和へ対話の大道を」
 ◦核兵器の削減と核実験の全面禁止
 ◦アジア・太平洋平和文化機構の設置
 
 ◆1987年
 「『民衆の世紀』へ平和の光彩」
 ◦「国連世界市民教育の10年」の設定
 ◦「国際軍縮年」の制定
 
 ◆1988年
 「平和の鼓動 文化の虹」
 ◦「平和と軍縮の10年」の設定
 ◦「世界市民憲章」の制定
 
 ◆1989年
 「新たなるグローバリズムの曙」
 ◦国連に「紛争防止センター」を設置
 ◦NGO平和サミットの開催
 
 ◆1990年
 「希望の世紀へ 『民主』の凱歌」
 ◦国連で「世界不戦会議」を開催
 ◦「国連教育協力隊」の創設
 
 ◆1991年
 「大いなる人間世紀の夜明け」
 ◦「環境安全保障理事会」の新設
 ◦国連改革を巡る世界評議会の設置
 
 ◆1992年
 「希望と共生のルネサンスを」
 ◦「環境・開発国連」の新設
 ◦「国連軍縮基金」の創設
 
 ◆1993年
 「新世紀へヒューマニティーの旗」
 ◦国連改革のための世界首脳会議を
 ◦核問題に対処する国際機関の創設
 
 ◆1994年
 「人類史の朝 世界精神の大光」
 ◦「国連アジア本部」の設置
 ◦包括的核実験禁止条約の制定
 
 ◆1995年
 「不戦の世紀へ 人間共和の潮流」
 ◦国連経済社会理事会の権限強化
 ◦核廃絶に向けて「非核地帯」を拡大
 
 ◆1996年
 「『第三の千年』へ 世界市民の挑戦」
 ◦国連を軸に「人間開発」を推進
 ◦「人道的競争」を時代の潮流に
 
 ◆1997年
 「『地球文明』への新たなる地平」
 ◦「対人地雷禁止条約」の制定
 ◦民衆の手で「地球憲章」を制定
 
 ◆1998年
 「万年の遠征――カオスからコスモスへ」
 ◦サミットを責任国首脳会議に改編
 ◦小火器の削減へ国際的な枠組みを
 
 ◆1999年
 「平和の凱歌――コスモロジーの再興」
 ◦「子ども兵士禁止条約」の制定
 ◦民衆の連帯で核兵器禁止条約を制定
 
 ◆2000年
 「平和の文化 対話の大輪」
 ◦国連に「紛争予防委員会」を設置
 ◦「地球民衆評議会」を創設
 
 ◆2001年
 「生命の世紀へ 大いなる潮流」
 ◦「国連民衆ファンド」の創設
 ◦貧困問題を巡る地球フォーラムを
 
 ◆2002年
 「人間主義――地球文明の夜明け」
 ◦「包括的テロ防止条約」の制定
 ◦再生可能エネルギー促進条約の締結

池田先生が毎年発表してきた「SGIの日」記念提言。英語、中国語、スペイン語などに翻訳され、仏法を基調とした「平和」と「生命尊厳」の思想を世界に広げてきた
池田先生が毎年発表してきた「SGIの日」記念提言。英語、中国語、スペイン語などに翻訳され、仏法を基調とした「平和」と「生命尊厳」の思想を世界に広げてきた
 

 

 

「SGIの日」記念提言の40年の軌跡 〈下〉2022年1月27日

 1983年から池田先生が40年間にわたって発表してきた、毎年の「SGIの日」記念提言のタイトルと主な提案を、上・下2回に分けて紹介します。

  *  *  *  *  *

 ◆2003年
 「時代精神の波 世界精神の光」
 ◦「核廃絶のための特別総会」の開催
 ◦貧困や飢餓などを巡る世界サミットを
 
 ◆2004年
 「内なる精神革命の万波を」
 ◦国連に「平和復興理事会」を設置
 ◦「グローバル初等教育基金」の創設
 
 ◆2005年 
 「世紀の空へ 人間主義の旗」
 ◦「国連アジア太平洋本部」の設置
 ◦「武器取引制限条約」の早期締結
 
 ◆2006年
 「新民衆の時代へ 平和の大道」
 ◦国連総会と市民社会との連携強化
 ◦軍縮教育で「平和の文化」を拡大
 
 ◆2007年
 「生命の変革 地球平和への道標」
 ◦「国際核軍縮機構」を創設
 ◦「宇宙の非軍事化」へ規制を強化
 
 ◆2008年
 「平和の天地 人間の凱歌」
 ◦人権教育と訓練に関する国際会議を
 ◦「命のための水」世界基金の創設
 
 ◆2009年
 「人道的競争へ 新たな潮流」
 ◦国際持続可能エネルギー機関の創設
 ◦核兵器禁止条約の交渉開始
 
 ◆2010年
 「新たなる価値創造の時代へ」
 ◦広島と長崎で核廃絶サミットを開催
 ◦「女性のための未来基金」の創設
 
 ◆2011年
 「轟け! 創造的生命の凱歌」
 ◦北東アジアと中東での非核化を推進
 ◦「国連人権教育計画」の設置
 
 ◆2012年
 「生命尊厳の絆輝く世紀を」
 ◦持続可能な未来を築く共通目標の制定
 ◦放射性廃棄物の管理に関する協力強化
 
 ◆2013年
 「2030年へ 平和と共生の大潮流」
 ◦社会的保護のための制度を各国で整備
 ◦「東アジア環境協力機構」の設立
 
 ◆2014年
 「地球革命へ価値創造の万波を」
 ◦国連で世界市民教育プログラムを新設
 ◦アジア復興レジリエンス協定の締結
 
 ◆2015年
 「人道の世紀へ 誓いの連帯」
 ◦「NPT核軍縮委員会」の新設
 ◦日本と中国と韓国で青年交流を拡大
 
 ◆2016年
 「万人の尊厳 平和への大道」
 ◦難民の子どもたちを守る対策の強化
 ◦「武器貿易条約」の批准を促進
 
 ◆2017年
 「希望の暁鐘 青年の大連帯」
 ◦米ロ首脳会談の開催で核軍縮を促進
 ◦「人権教育と研修に関する条約」の制定
 
 ◆2018年
 「人権の世紀へ 民衆の大河」
 ◦「高齢者人権条約」の交渉開始
 ◦女性のエンパワーメントの国際10年を
 
 ◆2019年
 「平和と軍縮の新しき世紀を」
 ◦自律型致死兵器システムの禁止条約を
 ◦世界の大学をSDGsの推進拠点に
 
 ◆2020年
 「人類共生の時代へ 建設の鼓動」
 ◦気候変動と防災を巡る国連会合の開催
 ◦「教育のための国際連帯税」の創設
 
 ◆2021年
 「危機の時代に価値創造の光を」
 ◦パンデミックに関する国際指針の採択
 ◦核兵器の不使用と核開発凍結の誓約を
 
 ◆2022年
 「人類史の転換へ 平和と尊厳の大光」
 ◦国連ユース理事会の創設で環境保全を
 ◦核兵器禁止条約の常設事務局を設置

池田先生が毎年発表してきた「SGIの日」記念提言。英語、中国語、スペイン語などに翻訳され、仏法を基調とした「平和」と「生命尊厳」の思想を世界に広げてきた
池田先生が毎年発表してきた「SGIの日」記念提言。英語、中国語、スペイン語などに翻訳され、仏法を基調とした「平和」と「生命尊厳」の思想を世界に広げてきた
 
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