空気と水との身体を冷やす力の違い。
体は、冷やす力の大きいものに接すると、冷たく感じ、冷やす力の小さいものに接すると、熱く感じます。
水は熱を伝える力が大きいので、36度の水は、からだの表面か ら、どんどん熱を奪っていきます。だから冷たく感じるのです。
この冷やす力は空気の600倍も強いのです。
ところが、空気は熱を伝える力が小さいので、36度の空気は体からあまり熱を奪えません。だから暑く感じるのです。
でも、空気の場合は、風が吹いたり、乾いたりしていると、風がなかったりしめっているときに比べて冷やす力が大きくなります。
空気が動いて風が吹いていると、熱を遠くへ運んでいってくれるので、冷やす 力が大きくなって、涼しく感じます。
また、空気は乾いていると、身体から汗が出て、どんどん身体を冷やすので、冷やす力が大きくなって涼しく感じるのです。
同じ36度の空気でも、アメリカの内陸などでは、とても乾いているので、 日本の湿った空気で感じる36度ほど暑くは感じないこともあるのです。
熱いとか冷たいとかは、体を冷やす力に大きく関係しているのです
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