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本部幹部会への池田先生のメッセージ 2020年8月27日

2020年08月27日 | 妙法

本部幹部会への池田先生のメッセージ 本部幹部会への池田先生のメッセージ 2020年8月27日

2007年8月の本部幹部会でスピーチする池田先生(八王子市の東京牧口記念会館で)
2007年8月の本部幹部会でスピーチする池田先生(八王子市の東京牧口記念会館で)
 
我らは「だいほうつう」のせいがんで結ばれた家族

 一、初めて「広宣流布大誓堂」を会場とする本部幹部会の開催、おめでとうございます。
 「霊山一会、儼然として未だ散らず」(「霊山一会儼然未散」<御書757ページ>)――この仰せさながら、「大法弘通慈折広宣流布」の大願で結ばれた我ら創価家族の集いは、なんと壮大にして、なんと自在な会座でしょうか!
 
 なかんずく従藍而青の青年部の勇気光る成長と前進を、初代・牧口常三郎先生と二代・戸田城聖先生も、うなずき合って見守っておられることでしょう。

 

後継の青年を先頭に希望の新出発――広宣流布大誓堂の「三代会長記念会議場」で開かれた本部幹部会
後継の青年を先頭に希望の新出発――広宣流布大誓堂の「三代会長記念会議場」で開かれた本部幹部会
 

 一、創立満90年の秋を前に、今再び、命に刻みたい師弟の原点があります。
 それは第2次世界大戦の渦中にあった1944年の11月、先師・牧口先生の「死身弘法」の殉教と時を同じくして、恩師・戸田先生が「不惜身命」の獄中闘争を貫き、「われ地涌の菩薩なり」と悟達された事実であります。
 
 この荘厳なる生死不二の師弟の一念によって呼び出された地涌の菩薩の陣列こそ、創価学会にほかなりません。
 学会員の一人一人が久遠元初からの「広宣流布」「立正安国」の誓願を抱き、この世の悲惨と不幸をなくすため、大変な時に大変な場所を自ら願い求めて、地よりか涌きたる菩薩なのであります。

 

りきゆうは宇宙大

 一、妙法を唱え弘めゆく地涌の菩薩が、どれほど無限の力を持っているのか。
 御本仏・日蓮大聖人は「生死一大事血脈抄」等の諸御抄で、地涌の菩薩は大宇宙に満ちあふれる本源的な慈悲の力用を発揮して、必ずや全民衆と地球社会を救い切っていけると、大きく五つの次元から示してくださっております。
 
 すなわち、地涌の菩薩は妙法蓮華経の五字の力を体現して――
 
 第一に、火が物を燃やして熱と光をもたらす如く、苦しみや悩みを燃焼させて幸福前進の智慧に変え、生老病死の闇を常楽我浄の光明で照らし晴らせる。
 
 第二に、水がもろもろの穢れを浄める如く、宿業の垢も時代の濁りも浄化できる。
 
 第三に、風が塵や埃を払うが如く、一切の障魔を打ち払うとともに、人々の魂に生き生きと活力を吹き込むことができる。
 
 第四に、大地が草木を生み育む如く、揺るがぬ境涯で命を慈しみ、桜梅桃李の平和と共生と安心・安定の社会を築いていける。
 
 第五に、天が万物に慈雨を注ぐ如く、生命を平等に潤し蘇生させてゆく価値創造ができる。
 
 大聖人は、まさに宇宙大のスケールで励ましてくださっているのであります。
 
 初代・二代に連なる三代の私は、信ずる正義・共戦の師子たちと自行化他の題目を唱え抜き、この妙法の尽きることのない大功力を涌現して、あらゆる三障四魔を勝ち越え、世界広宣流布の大道を創り開いてきました。

 

遠大な広布の旅へ希望の出発 ふうどうどうと「き友」のスクラム広げ

 一、創立90周年から100周年への10年は、一人一人が「人間革命」の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる「大悪」も「大善」に転じて、いよいよ人類の「宿命転換」を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります。
 来る「世界青年部総会」は、その遠大な師弟旅の希望の出発であります。
 
 さあ、愛する若き創価の世界市民を先頭に、皆が地涌の大生命力を出して、善き友のスクラムを広げながら、師弟の誓いを威風堂々と果たし切っていこう!
 かけがえのない、わが宝の同志に一人ももれなく健康あれ、安穏あれ、幸福あれ、和楽あれ、栄光あれ!と祈りに祈って、私のメッセージといたします(大拍手)。

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