Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

世紀の瞬間

2010-10-13 | Others
 何だか毎日いい陽気で、十月の夏日の日数を記録更新してしまうかも知れないとのこと。
地球の裏側では、チリ落盤事故の救助作業が午前中から始まったそうです。
気温36℃湿度80%はかなり過酷な状況に思えますが、チームワークで70日を乗り切って、ついにこの日を迎えました。



「今日の一枚」のタイトル曲は、家でやったお手伝いをリスト・アップしてお小遣いをねだりにやって来た息子に、母が我が子にそそぐ無償の愛について語り始めるというスタイルです。

テレビでは救助作業の進捗状況の他に、日々明らかになる周辺のネタや世界経済のしわ寄せを紹介していたので、映画のタイトルに引っかけた「コーフと泥棒、その妻と愛人」にしようかとおもいましたが、ニュース映像ではとてもそんな感じではありません。助かった時点で、もう十分ではという気になります。

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Clothes Coupling反応

2010-10-12 | Soul
 こなさん、みんばんは。今日はジャック・ザパンの二戦目で、韓国戦です。「?」あっ、ザック・ジャパンでした。
昨日すぽるとで、元韓国代表洪明甫を久々に見ました。若い頃のベッケンバウアーとならんでプレーもルックスも好きな選手です。
年月を経ても相変わらずいい男ですね。なんて話がなんだか、向こうのスターを追いかけるおばちゃんみたいになってしまいました。



ノーベル化学賞受賞記念で、今回は二着づつ載せました。
グリーン系・茶系と安直に秋を感じさせそうな色を持って来ましたが、ファンタジーアと申しますか、どちらも微妙なニュアンスを持っています。
クロス・カップリング反応の触媒にあたるのは、グリーンにはオレンジや生成りの糸、茶にはグレーのトーンにプラスして青のペインがかかっています。

しかし二つの画像には意図したほどの関連性は薄く、企画倒れに終わったようです。

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弁護だ、ヨコハマ。/ Vengo da Yokohama.

2010-10-11 | Soul
 体育の日だそうで、スポーツの話題。
金曜の夜、サッカーの日本×アルゼンチン戦を見ていると緊急速報のテロップに続いて「一時、一ドル81円台に」と流れました。内容より、緊急速報の信号音に驚いてしまいました。ちょっと話がズレてます。

他に先週末は、千葉ロッテマリーンズが何だか神がかってましたね。
球場にいた方はさぞかし興奮したんじゃないかと思います。

高校の同級生井上君が入学して間もない或る日、「おまえも巨人ファンだろ」と質しててきたので何故か聴き返すと、昔からテレビじゃほとんど巨人戦しかやってないんだから、みんな知らないうちに巨人ファンになって、よほど好きな人以外他チームの選手の名前だって知らないという答えでした。ナルヘソ。
横浜スタジアムで試合がある日は、昼間宣伝カーが「ゆくぞっ大洋、ゆくぞっ大洋ー!」
と成績に関係なく元気いっぱい流していた頃の話です。



午前中、新体操が放送されていたのでちょっと観ましたが、最もエレガントだとうちで意見が一致する、ベッソノワ選手が出ていないので消しました。もう引退してしまったのかも知れません。
しかしたまたま観た箇所でカナエワという選手がボールを扱っていて、サッカーでいうヒールリフトという技で床にあったボールを手元に寄せました。かなり滑らかで巧みです。
ブラジル代表でペレが活躍する前、ジジという選手が得意としていた、ジジのフェイントと呼ばれるのがあります。ご存知の方も多いかと思いますが、ドリブルで前進しながら前足と後ろ足でボールを挟むかたちになり、前足の踵にのせて背中越しにボールを浮かし、行く手を阻む相手の頭上をも越して抜き去るテクニックです。
カナエワ選手のは、それのコンパクトで洗練されたバージョンでした。







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ナポリ仕立て

2010-10-09 | Others
 ブラウン運動三日目は、茶に紺糸のジャカード・タイと色遣いの似たポケット・スクェアの取り合わせ。後者はクリーム色で抜いてあり、一応変化がついています。



このスーツはナポリの仕立て屋さんの手によるものです。
ホテルに常備の、街のブランド・ショップを中心とする店舗を紹介した一冊の中に偶然見つけて訪ねました。'90年代に行った初回は安心してもらう意味もあり、コンシェルジュに電話してもらったと思います。
挨拶や服に関しての遣り取りではそれほど破綻もなかったと思いますが、まだほとんど喋れなかったので、それ以外では魔法の解けた人みたいに無力化してしまいました。

採寸に入る前に私が着ていたミラノの仕立て屋のエチケットを見つけると、瞳に灯がともったように、全く傾向が違うがいいのかと尋ねてきます。
ホテルの冊子で見た印象をたよりに、相手の意図しているであろうスタイルを少ない語彙で表現するとそのとおりとのことで、後はスムーズに運びました。
着ていたようなリヴァース・プリーツを指定すると私もそうだと自分のを見せてくれたり、既製服では解消しづらい気になる部分の解決策を相談すると、出来上がりにきちんと反映されていました。
唯一、プリーツの裏に左右ともポケットを作るがいいかとの問いに、必要ないと伝えると便利だからと食い下がられ、OKしたのが一番食い違った所だったというのも可笑しかったです。

しかし服の話もさることながら、最も面白かったのは旧世界の優雅さに憧憬をいだく職人が家内に接する態度でした。日本ではついぞ目にする事がない女性に対する丁重な接し方が、ナポリ仕立てにまつわる一番の思い出かも知れません。

ミラノやパリのような洗練された都会が生み出すインターナショナルなスタイルとは比べるべくもありませんが、ドーナツ・ショップのCMみたいに憶えてなければ新商品と同じというのと似た観点から、新鮮に見る向きがあっても不思議ありません。

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Patchi

2010-10-08 | Blues
 何日か前までの寒さに、このまま冬に突入しないことを祈るなんて書きましたが、嬉しい方に裏切られて秋らしい快適な陽気、というより少々逆戻り的なくらいの暖かさを喜んだりいぶかしんだり。



今日の画像はチョコレート色のサニーランド・スリムです。
だからと言うのでもないと思いますが、ドバイ経由で帰ってきたという恵さんがPatchiというチョコレートをお土産にくれました。
パッチと言う名が、なんだかお父さんのみたいなあるいはクラレンス・カーターやクラプトン関係みたいな感じですが、早速ヘーゼルナッツやアーモンド等のアソートを一通りいただきます。
微妙な塩分が特徴なのかなと思いながら美味しくいただきました。

ドイツでは夏があっという間に終わり既にかなり寒いというのを聞いて、想像だけで体がこわばるのを感じます。やはり暖かいのが好きとSunnylandも申しております。


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ブラウン運動

2010-10-07 | Soul
 こんにちは、車 栗子(名字を幼児っぽく読むとフランス風になります)です。
もう今シーズンは栗ご飯召し上がりましたか。
何となく、周りでは男性よりは女性の方が好きな方が多いような印象があります。

ところでイタリアで栗の実はカスターニャ、茶色はマッローネやカスターノと言うそうですね。



中学校の頃だったか理科の時間にブラウン運動というのを習いましたが、名前以外何だったかよく思い出せないものの一つです。
ここまで下書きしておいたら、ノーベル賞受賞のニュースが入ってきました。
でも、これでは有機化学のクロスカップリング反応は解からないか。

私が作る画像を構成するアイテムには、比較的茶が多いかもしれません。
今回の三日分は意識的に茶を使いましたが、上記のように一般的なイメージの茶や栗色等など、人生だけでなく茶も色々あります。
この三回分にはめずらしくスウェード靴が出て来ませんが、最近気になっている茶はタバコ・ブラウン。
色が気になるだけなら、値上げ対象にされる事もないでしょう。


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周辺の甘き香り

2010-10-06 | Soul
 先週の土曜日から近所の金木犀が一斉にほころび始めました。
特徴的な甘い匂いが辺りに漂います。子供の頃は今より嗅覚が冴えていたのか、その香りが強過ぎてこの時期はちょっと苦手でした。
いつから好ましいと感じたのか思い出せませんが、季節を感じさせる事の一つです。



甘い香りと言えば「成功」ですが、我が家では最近「小豆」でした。
新物の豆が出回っているので、やわらかく煮て数回楽しみました。
外でいただくドルチェ等はもちろん、家で作る菓子も楽しみますが、小豆のシンプルな味わいには何だかほっとするものがあります。
これも昔は感じなかった事で、いつから好むようになったのか思い出せません。


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The Best Things in Life

2010-10-05 | Others
 何処かの空港で足止めさせられて乗客のイライラがつのる機内で、乗り合わせたアムステルダムの楽団がモーツァルトを演奏した様子が動画で配信されているとのこと。
よくドラマなんかで機内での急患に、お客様の中にお医者さんはいらっしゃいませんかと呼ばわるのは見ますが、機転を働かして能力を活かしたという何だか良い話です。
日頃から何か心構えがあったのでしょうか。



十週間以上旅をして先月届いた「The Best Things in Life」が本日の付け合わせです。
内容を象徴するような画が、カバーを飾ります。

海外から通販で本を買うことはそれほどありませんが、昔の本などは正確な内容が分からずヤマを張って買う場合がありました。
先日書いた飲食店選びと同様、こちらも負けが込んでいそうです。
内容自体は間違っていませんが、詳しさとか内容の濃さが想像したものに及ばず、隔靴掻痒というか、その分野の良い書き手になかなか巡り合わないと言う現実に突きあたります。

この本は辻さんの本に出て来たので、心配していませんでした。
内容は期待に違わず、やはり昔の人しか知り得ない話も多く楽しんでいます。


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We're getting older now.

2010-10-04 | Others
 こんにちは。植田ろーはーデス。為替介入から二週間強、そろそろまた82円台を狙っています。今回はユーロとポンドがあまり付き合いがよくありません。それを喜ぶ方もいらっしゃるので、これも政義、いぇまた良しでしょうか。



画像の本はトスカーナの風物を紹介したもので、オレンジ色のCasentinoのコートが載っていました。
Casentinoはトスカーナ州の一地方で、毛織物でも知られています。

森での狩りに際して間違って撃たれないようにする為か、紅葉した森に同調させる為か解かりませんが、オリジナルはこのオレンジとかグリーンとかが多いようです。しかし街着としては紺や茶の方を多く見かけます。

細かくカールした毛先を持つここの毛織物は、見慣れない人には着古して全体に毛玉が出来た服のように見えるかも知れません。
シルクにも勝るような光沢を施されたPiacenzaのカシミヤ生地なんかとは、対極の素材に見えます。
けっして洗練されてはいませんが、その鄙びた味わいがスローフードみたいに人をほっとさせるのでしょうか。

健ちゃんが貸してくれたので「Blues Brothers 2000」を初めて観ました。
一作目に出ていた人の多くが同じ役を演じていて懐かしいですが、もちろんジョン・ベルーシや高齢だったキャブ・キャロウェイは前作からの18年の間に亡くなっています。

特にバンドのメンバーにあたる人達は一人も欠けず揃っていて嬉しいものの、ベースのダック・ダンが1998年のこの時点で少し元気がなく、十年以上たった今少し心配です。
逆に昔から心臓が悪いと言われるDr.ジョンは若々しく、メイキング映像で語る姿などダンディーなのに驚かされました。

先日書いたB・B・キングはこの頃まだ元気にステージに立ち、やたら多くのゲストと一緒に十八番の「How blue can you get」を歌います。
この後、座って歌うようになりますが、みんな少しづつ熟成しているのですね。


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アッシジ

2010-10-02 | Blues
 何度目かの登場になるSonny Boy WilliamsonⅡ。
白いシャツで立っているのがそうで、フェルナン・ポワンほどじゃないですがやはり大きかったそうです。 



フランコ・ゼフィレッリ監督の「ブラザー・サン シスター・ムーン」という映画が、アッシジのフランチェスコの話だと知ったのはここ数年の話です。
子供の頃、家の本棚にその映画のパンフレットを見つけても、将来その舞台となった土地を訪れようとは思いもよりませんでした。
昨日初めて観ていると、「君自身も石になれ、そして心に神殿を築くのだ」という字幕があって、どこかで読んだようだと思い出しました。


「建築成った伽藍内の堂守や貸椅子係の職に就こうと考えるような人間は、すでにその瞬間から敗北者であると。それに反して、何人にあれ、その胸中に建造すべき伽藍を抱いている者は、すでに勝利者なのである。勝利は愛情の結実だ。......知能は愛情に奉仕する場合にだけ役立つのである」
 自分が、いまも大聖堂を建てつづけているか、それとも中にちゃっかり座りこんでいるか、いや、もっとひどいかも知れない。座ることに気をとられるあまり、席が空かないかときょろきょろしているのではないか。パリ、シャルトル、ランスとはじめはゴシックの、それからはロマニックの大聖堂をたずね歩いた留学生のころ、寄贈者の名を彫った小さな真鍮の札のついた聖堂のなかの椅子を見るたびに、また、自分がこうと思って歩きはじめた道が、ふいに壁につきあたって先が見えなくなるたびに私はサンテグジュペリを思い出し、これを羅針盤のようにして、自分がいま立っている地点を確かめた。


須賀敦子さんが「遠い朝の本たち」の中で引用した、サンテグジュペリの「戦う操縦士」の一節でした。

他にも須賀さんは、フランスからミラノに遊びに来た友人を案内してアッシジまで行き、夕暮れの光の中で刻々と色を変える教会や街を眺めながら、「私は、そしてたぶん、フランスの友人も、ああ、アッシジに住みたいと思って、ものもいわずに、ただ、見ていた。」と書いています。


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スワンプ系の華

2010-10-01 | Rock
 この盤のリタ・クーリッジが誰かに似てるように思うのですが、すっきり出てきません。
1971年の作品でクラレンス・ホワイト、ボビー・ウーマック、ジム・ケルトナー、ジェリー・マギー、ライ・クーダー、ブッカー・T、ダック・ダン、スプーナー・オールダムそしてコーラスがブラックベリーズ等、ある時期よく重なったメンバーの他にリオン・ラッセル、スティルス&ナッシュがバックを固めています。スタックス関連や、ニール・ヤング、V・モリソンの「Crazy Love」なんかをやっています。



猛暑の中、真っ青な空を背景に狂ったように咲いていたサルスベリやノウゼンカズラにかわって、萩が勢いを増す季節になっています。
アシタバの花というのも今年初めて見ました。

家で買ってくる花を見ると、以前は見た事のない花や見たことのない色のものを発見します。
綺麗なのでブートニエールに一輪もらおうと思うこともありますが、他のアイテムと一緒で、何もない時に物足りなく感じてしまうといけないので、とりわけ気が向いた時をとらえて挿しています。


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