Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Better Days + 足るを知る

2009-12-28 | Rock
  今回のはアルバムの内容よりもデザインで有名かとも思います。これを初めて聴いたのは、ブルースを聴き始めた後だったので味の薄い印象でした。

ロバート・ジョンソン、ビッグ・ジョー・ウィリアムズ、少しひねってパーシー・メイフィールドの曲などを演ってます。
メンバーは、ポール・バターフィールド、エイモス・ギャレット、ジェフ・マルダー、クリス・パーカー、ビリー・リッチ、前回のドクター・ジョンとも演っていたロニー・バロン。曲によって関係のあるマリア・マルダー、ボビー・チャールズ、デヴィッド・サンボーンなんかが加わります。



前回のTV番組の話の中で、我が家もたまに行く寺にある「足るを知る」の話が出ました。

映画「孔雀夫人」でも、回転の速い新世界の人から見ると旧世界はゆるく見えてしまいます。
ご存じの方も多いと思いますが、イタリアで例えば土曜の晩に予約なしでレストランの空席を尋ねると、まったく埋まってない時間でも「残念ながら予約でいっぱいなのです」と断られたりします。他の土曜、予約を入れてから同じ店を訪れると、やはり予約なしのお客さんが断られるところに遭遇します。土地の人には、「十時半頃だったら空きが出るかも知れない」と答えたりします。

店の格にもよるのでしょうが、何回転もさせようという考えがないんですね。
並のレベルの店でも予約の時間を尋ねない所もありますし、来るまでずっと空席のまま取って置いてくれます。

稲盛和夫さんも以前「足るを知る」を引いてグローバルに語っておられたように思います。
しかし現実は、今年加速したファスト・ファッションのように、使い捨てを煽って購買へ結びつける方向へ進んでいたりします。実際には購入者が来年以降もそれを着続けるかもしれませんが。

そんな中で先日お目にかかったアパレルの方が、「取引先からコストを抑える為にブランド毎に素材を変えないよう注文があったが、そんなことをしていたら商品に面白味がなくなって、ブランド自体ダメになってしまう」という見識あるお話を伺って、救われる思いがしました。

先ほどの飲食店の話ですが、現今の日本の状況下では参考になりませんので、なんとか乗り切って美味しい物を出し続けていただきたいです。



シャツはクリーム地に、青二色・茶・紫のグラフ・チェック。タイはシルクで、グレー地にクリームと茶の糸。タイが珍しいグレー・ベースだったので、トラウザースはハウンド・トゥース。
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