ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

のりうつってしゃべりまくって最後号泣。~「トワイライト ささらさや」~

2014-10-21 01:18:12 | 映画
京都国際映画祭特別招待作品・・・でもって、この映画にも
英語字幕ががっつりついておりました。
残念ながら監督や大泉洋さんは来なかったけどね~。(^_^;)






予告編からこんな感じだったので、てっきり大泉洋のゴーストコメディだとばっか
思ってたんですよね。
メインは夫婦の話で
さやがどんどんお母さんらしくなっていって強くなったら
俺の役目は終わったぜって消えるのかなと思ってたんですわ。

あ、ちゃいましたね。

ユウタロウの父親。
クライマックスまで、ごっつやなオッサンなんですけど、
ユウタロウと同じ気持ちでここまできて
最後の最後におもいっきり泣かされます。実は涙腺決壊ポイントは
なんにも言い訳をしないこの人の半生。
ほんとの意味でユウタロウが成仏できたのはその愛に気がついたから。
さやのためにとどまっていたかに見えたこの猶予期間は
実はユウタロウ本人の心残りを解決するために神様がくれた時間だったようですね・・・。


のりうつることができるのは自分の姿が見えるごく一部のひとにだけ。
で、もうその人間がいなくなってしまってお別れのときがやってくる。
そのあと、ユウスケの誘拐事件がおきて・・・。このあともうひとつの奇跡がおきまする。
詳しくはウェブで・・・もとい、映画見てくださいね~(^_^;)

もちろんお腹で10ヶ月抱えてる間にも母になってくし覚悟もできてくけど
最初からしっかりしたオカンなぞいるわけはなくて
そのへんて子供によってお母さんとしてりっぱになってくとこってあるのよね。

でも、子供が大きくなるにつれて親と子供の間に距離ができてわからなくなって
離れていってしまうことも多々あって。
お互いがお互いを思っているのに気持ちすれ違ってってのはよくある話で。

でもだからこそ、家族って大事なんだよ、きっと分かり合えるもんなんだよって
その大切さを教えてもらったような映画でした。


正直、人の家にあがりこんできておせっかいをやいてくれるおばあちゃんたちってのは
核家族が当たり前の都会ではむしろこわかったりキモかったりするかもしれませんが
昔は家に鍵をかけなくても大丈夫だった時代ってあったのよね。
ご近所が当たり前に行き来しててもっと密接で。
他人だけど、自分のことのように心配してくれたり世話やいてくれたり。
・・・シングルマザーのさやにとってはささらの街はとても優しかったろうな。
こういうなんでもない人とのつながりも今の時代希薄ですもんね・・・。

うまく言えないんだけど、家族を大事にしようっておもう映画。
大泉洋はずっと喋ってるんだけど、いろんな人に「のりうつってる」ので
取り憑かれた方の俳優さんたちははいってるときとはいってないときのオンオフが大変だったかも?(爆)
・・・特に富司純子さん。べらんめえ口調であぐらかいて喋ってるとこまではええんだけど
ユウタロウが離脱する前になぜか宙返りを繰り返して塀を乗り越えてくシーンがあって
・・・そこまでイジラれるのかとそこはもう苦笑でした。(;´∀`)


お肌のきれいなオッサン。(^-^)~福福荘の福ちゃん~

2014-10-21 00:23:15 | 映画





イタリアでは絶賛されたって言うてたんだけどね~。
日本語のニュアンスがどこまでわかってるのか随分細かいとこで笑いが起きてたって
監督は言うてはったんですけどね~・・・。

予告の編集うま。ヾ(・∀・;)オイオイ

どう説明したらいいのかな~。
ワンシーン、ワンシーンを15秒CMとか30秒CMとかでみたら爆笑するんだろうけど、
なんでだろうな~、どっか間延びした感じが否めなかったのな。
水川あさみが大島さんと絡みだしたころから盛り上がる・・・のかと思いきや
レストランでカレー食べるシーンで
そこまでこの話題引っ張らなあかんかな~とか思っちゃうと
結局最後まで
どっかしらテンポの悪さが引っかかってしまいました・・・。

こんなひといそうだなっていうリアリティと
見るからにふくふくしいオッチャンのドキュメンタリー映画だと思えばありなんですけども。(え)

森三中の大島さんて24時間テレビのマラソンに挑戦するためにものすご絞って筋肉つけて
走るための体作りをしたんですよね。で、この映画のクランクインがそのすぐあとで
太ってることが絶対条件だったんで、せっかく健康的になったはずなんだけども
太りにくいからだをせっかく作ったのに今度はおもいっきし食べて8kg増量したらしいです。
大島デ・ニーロとかスリムクラブは尊敬しとりましたね~。(あ、映画祭でこの作品の応援芸人で登場して
監督と3人で上映前の舞台挨拶しとったんですわ~)


コントでオッサンを演じることはあっても、今回は映画。
ホントに大島さん頑張ってましたよ~♪こんな肌のキメ細かいオッサンはいないと思うけど。(;´∀`)
そゆとこ女子ですが、みごとにどっからみてもオッサン。(そこ重要なのでリピートしました(^-^)/)
なりきり度はすごかったですね。荒川良々と兄弟や言われても納得しちゃうほどに。(え)


映画の話からちょっとだけそれますけど
小学校の頃、大好きだった男の子にいわゆる体型でもってからかわれてひどく傷ついて
それをネタに人を笑わせられるほどまだまだ強くはなくて、
冗談ぬきで当時1年間で15kgも減らしたことがありました。(!)
結局2年ほどで元通りのふくふくしいバディに戻っちゃいましたけど(爆)
別に太ってたって友達がおって美味しいもんたべてカラカラ笑ってたらええやんってとこへいくまで
やっぱこれでもいろいろあったわけで。
体型でいじめられた・・・ことはないですが、
福ちゃんもそうだけど、いじめられてたことよりも、「自分の大好きだった女の子が
そのいじめに加わってた」ことのほうがトラウマになって女性恐怖症にまでなっちゃったわけで
思春期のそういうのってほんと残酷なんですよね。そこんとこはガラスのハートなわけです。
とくに相手に思いを寄せていた場合は”あの子がそんなことするはずあらへんもん”でもって
余計にグサグサくるわけですから。

で、話を戻しまして。
そのトラウマの相手がいきなり訪ねてくるところからお?恋愛モードかとおもいきや

彼女は”過去にひどいことをしたからそのしっぺ返しが来てて
その相手になんかええことをしないと自分が幸せになれない”・・・みたいなことを言われてやってきたわけで。

え、まだ利用すんの?っていう実にやなやつで。・・・いや、罪の償いはそれに気がついたときからでもいいですけども。


福ちゃんを被写体に写真撮りまくってるシーンはデート以外の何物でもなく。
でも、その気まったくない彼女に対してどんどん好きになっちゃってく福ちゃんてめちゃかわいそうで・・・。

ええひとはどこまでもええひと。
彼女が引っ越してきたところで話が福ちゃんに都合よく転がるとは思えないのですが
人の世話ばっかやいてる福ちゃんにも福がきますようにって思わずにはいられない映画でございました。



大島さんのオッサン度はばっちり。んで、凧揚げが趣味のオッサンの日常て
そないにもりあがるもんでもないから、日々は淡々とすぎていきます。

だもんだから「旅立ちの歌」が流れてるあいだの映像はやたらハッピー。

(・・・なぜそこで上条恒彦なんだろうという素朴な疑問もあったのですが
そのへんもオッサンぽい選曲だったのでしょうか・・・)

PS:京都国際映画祭の特別招待作品。・・のせいか、
邦画なのに英語字幕がバッチリついていて、
しまいには「あ、そのセリフ、英語ではそういうのか~」ってそっちへ気持ちが・・・ヾ(・∀・;)オイオイ